とろみんです!

七夕といえば織姫と彦星が1年に一度だけ出会う伝説が有名ですね。

このお話、海をこえて中国からきた伝説というのはご存じでしょうか?

今回は「ご当地」中国の七夕についてみてみましょう。

 

七夕の由来についてはこちらの記事をどうぞ!
七夕の由来・ルーツとは?

 

 

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七夕行事をはじめたのは楊貴妃?

 

 

古代中国では織姫と彦星の伝説を元に

「乞巧奠(きこうでん)」という行事が行われていたそうです。

その行事は、女性が手芸の上達を祈るものでした。

 

女性たちは夜になると7本の針に5色の糸を通し、

瓜などのお供え物を庭に並べて針仕事や織物の上達を祈りました。

 

織姫は、はたおりの名手だったので
女性の手芸の上達を祈る象徴として祀られていたんですね。

 

この針に糸を通す行事ですが、夜の月明かりのもとで行われました。

旧暦の七夕は太陰暦というお月様の満ち欠けを基準にしているので、

七夕のお月様は半月くらいの大きさです。

 

 

 

 

 

そんなうす暗闇の中で針に糸を通そうとするなんて、

簡単ではなかったにちがいありません。

日本でも神社などで「小石や賽銭を投げて穴に入れば願い事が叶う」
なんていうジンクスがありますが
昔の中国の人々も、願い事を叶えるためにジンクスに挑戦していたのでしょうね。

 

織姫と彦星が1年に1回だけ会えた七夕の日。

そんなハッピーな七夕の日なら

女性たちの願い事を叶えてくれると考え、始まったとされる七夕行事。

 

 

実はこの行事を宮中ではじめて行ったのは
楊貴妃とその夫、玄宗皇帝だそうです。

 

 

 

楊貴妃も織姫様に願い事をしながら針の糸通しに挑戦したのでしょうか?

この行事はその後
機織りだけでなく歌や踊り、詩や学問の上達も願うものへと変化していきました。

 

 

 

 

 

民間の七夕行事「乞巧節」

 

かつては中国でも各地域でいろいろな七夕行事が行われていました。

 

旧暦7月6日と7日の二晩にかけて行われる行事です。

 

伝統的な儀式としては

女性たちは玄関前や広間にテーブルを置き、

花や果物などのお供え物や飾りつけをしていきます。

その後、女性たちは美しい伝統衣装に身を包み

線香やろうそくに火をつけて星空に向かってひざまずくのです。

 

 

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この儀式は「仙女様(織姫)」をお迎えし、手先の器用さや良縁をお祈りするためだそうです。

実際に昔はこの行事でカップルができることもあったといいますから、

昔は婚活のような側面もあったのでしょうね。

 

広州市や香港では七夕行事を今でも「乞巧節(きこうせつ)」といい
イベントごとが催されているんですよ。

 

こちらは広州乞巧節の様子。
踊りが終わった後、動画の7:00辺りから実際に針に糸を通す様なパフォーマンスを見る事が出来ます。

 

 

 

 

七夕の日に食べるお菓子

 

七夕の日に食べる伝統的なお菓子もあります。

「巧果」または「乞巧果子」と呼ばれます。

このお菓子は様々な種類があり、七夕の日には凝ったものを作ったりします。
こちらの動画は一番シンプルな巧果の例。
結構手軽に作れそうです。


実際はこのお菓子、バリエーション豊かで
月餅の様に型抜きされたお饅頭タイプ、ドーナツに似たものから
動画の様にパリパリしたせんべいのようなものまで色々あります。
現在は星の形をした「巧果」もあるようですよ。

 

 

 

 

 

 

現在の中国の七夕は「バレンタイン」?!

 

残念ながら現在中国では、七夕を伝統的に祝う習慣はほとんどなくなってしまいました。

そのかわり、七夕はなんと!バレンタインのような
恋人たちのイベントへと変化しているのです。

 

中国の都市部では旧暦の七夕は「七夕情人節」と呼ばれ、

主に男性が女性に贈り物をする日。

 

この日の中国人男性は大変です。

女性にプレゼントをし、素敵なレストランを予約するなどムードのある演出をこころがけないといけません。

七夕の日が近づくと「LOVE」やハートで飾られた七夕用のプレゼントが
デパートなどにずらりと並べられます。

 

 

 

 

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プレゼントとしてもっとも人気なのは赤いバラの花束なのだとか。

 

そのためこの時期はバラ1本の値段が

通常の1.5倍から2倍近くまで値上がりするというから驚き。

 

この「七夕商戦」は数年前から始まったようですが、年々盛大になっています。

英語でもChinese Valentine’s Day(チャイニーズバレンタイン)と呼ばれて

今や世界的に有名な行事なんですよ。

 


 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

七夕伝説の「ご当地」中国。

ところが今は恋人同士のイベントが盛んになっているようですね。

日本とは違う「熱い」七夕行事、所変われば形変わる。

今日は中国の七夕について書いてみました。

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