母の日、イギリスではイースターの時期に祝われている

こんにちは。とろみんです。

日本では母の日は5月ですよね。

ところがイギリスでは日本と違い

3月から4月下旬頃までの間に行われています。

イギリスでは何故日本と違う日が母の日なんでしょうか?

 

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目次

 

母の日・父の日まとめ記事はこちら

 

マザーリングサンデー(Mothering Sunday)とは?

 

イギリスの母の日はマザーリングサンデーと呼ばれます。

元々はキリスト教のお祭りにちなんだものです。

 

毎年開催される期間が違うのは

春分の日の一番最初に来る満月の次の日曜日。

と定められている為です。

 

その、キリスト教のお祭をイースター(復活祭)と呼びます。

日本でも最近、だんだんメジャーになってきていますが

聞いたことありますか?

 

もしかしたら東京ディズニーランドのイベントで知った。

という方がいらっしゃるかもしれません。

 

数年前から
東京ディズニーランドでもイベントとして、イースターを取り上げています。

カラフルな卵やウサギのモチーフが飾られているのが印象的なイベントです。

 

日本ではまだまだマイナーなお祝い事ですが

世界的にみると、西ヨーロッパ、カナダやアメリカなどの北米では

大々的に祝われるお祭です。

さて、

 

マザーリングサンデーは、元々はイースター(復活祭)の一環で祝われていたものの1つです。

イースター(復活祭)の当日から遡って40日間の期間を「レント」と言います。

で、

そのレント期間の4回目の日曜日が

(イースターの日の3週間前)

マザーリングサンデー(Mothering Sunday)と呼ばれる日でした。

17世紀ごろから続く歴史ある祭事です。

 

マザーリングサンデー(Mothering Sunday)起源

 

マザーリングサンデーは

その日には自分たちが生まれ育った土地の教会、

または洗礼を受けた教会に戻るという日でした。

 

これらの教会をマザーチャーチ(Mother church)と呼ぶ事から

マザーリングサンデーと呼ばれるようになったのが始まりです。

お母さん。と言う意味のマザーじゃなかったんですね。

 

その頃は10歳位から丁稚奉公で家を離れて暮らしていた子供が多かったそうなのですが

マザーリングサンデーは

奉公している若者達に帰省するのが許された日でした。

家族水入らずでゆっくり過ごす日。

だったんですね。

 

また、帰省する際は

食べ物を土産として持ち帰ったり、

奉公してる家から頂いたお下がりの服を母親へのプレゼントとして持ち帰ったそうですよ。

 

家族で過ごす日。そして教会に行って礼拝をする日。

これが本来のマザーリングサンデーですが

帰省して一緒に過ごす時に、母親へ花を贈ったり、プレゼントを贈ったりしたのが始まりで

段々母の日。のような祭事になってきたそうです。

 

現代のマザーリングサンデー どんな事をしている?

 

現代ではそのマザーリングサンデーの日が

いわゆる母の日。

となっているわけですが

イギリスではどんな事をするんでしょうか?

 

イギリスではマザーリングサンデーには

母の日にお母さんを労う様に

同様におばあちゃんや義理の母親もねぎらいます。
具体的には

カードを贈る

花などのプレゼントを贈る

シムネルケーキを食べる

ベッドまで朝ごはんを運ぶ

 

カードを贈る

 

イギリスではカードを贈るのが今でも一般的!

文化的に昔から何かの行事があるとカードを贈りあいますが、

今でもその文化は継続されているので

母の日にも「ありがとう」と感謝をこめたメッセージを書いて贈ります。

 

花束を贈る

 

花束も一般的なプレゼントとして贈られます。

花束の種類は

日本とは違い、受取る側が好きな花をプレゼントするのが一般的です。

 

ガーデニングも盛んなイギリス。

お母さんたちもフラワーアレンジメントが上手な方が多いため

茎を短くしたブーケよりも、ある程度長さを残して

好みの活け方が出来る様にしておいてあげるほうが喜ばれる。と言われています。

 

ケーキのプレゼント

 

イギリスではシムネルケーキ。というケーキがこの時期に売り出されます。

これは元々イースターのお祝いで食べられていたので

特に母の日様のお菓子ではないのですが

時期が同じということもあり、母の日のプレゼントとしても贈られているスイーツです。

 

シムネルケーキという名前、あまり耳慣れない方も多いと思いますが

ベースはフルーツケーキ。

これが地方によって

スパイスたっぷりのフルーツケーキだったり

フルーツケーキの上にマジパンが一枚乗っているタイプだったり

スコーンのような少し小さめのものだったりと

特徴が違うケーキです。

 

その他、ベットまで朝ごはんを運ぶサプライズも

 

一般的に行われている母の日のプレゼントです。

とにかくその日は母親に何もしないというプレゼントを与えるのですが

これはヨーロッパで結構見られるサプライズですね。

 

 

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まとめ

 

さて、今日は

日本とはお祝いする時期も違えば

歴史的背景も違うイギリスの母の日である

マザーリングサンデー(Mothering Sunday)について書いてみました。

 

背景が違うにせよ、

世界共通で母親に感謝するという習慣があるのは

ステキですよね。

 

個人的には母の日ではなくとも

たまには花束をプレゼントしたいな。なんて思ってしまいました。

 

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