アラフォーになり初めて「本当の愛」に触れ涙腺が崩壊した話

こんにちは。とろみんです。

皆さんは人の成し遂げた姿に感動して、人目もはばからず泣いてしまった事ってありますか?

「ドライな性格。」「人をバッサバサ切る。」と周りから思われている私が

ある人の決断と行動に感動して子どもの様にボロボロ涙を流し

周りに驚かれてしまった話です。

 

スポンサーリンク

 

 

評判、実績共にアジアno1のラテンダンスイベント

 

それは私の趣味である、ダンスイベントで起きたことです。

そのダンスイベントは年に1度台湾で開催しており

私は毎年の様に通っていました。

 

毎年同じイベントに行っていると、大抵はマンネリ化して飽きちゃったりしますが

そのイベントは年を追うごとに

「今年はどんなアーティストを紹介してくれるんだろう」

「今年はどんな人と出会えるかな」

と、わくわくを与えてくれており、

毎年イベント自体の成長も著しかったし、地元のダンサー達が着実に成長する様子も見れるようなイベントでした。

 

パフォーマンス出演兼ねて行った時も

純粋にお客さんとして行った時も

どちらのパターンで行っても毎年知り合いを増やして帰ってこれる。

そんな温かい雰囲気のイベントでした。

 

まるでおもちゃを与えられた子供たちがはしゃぐように

全力で遊んだり、ワークショップで学んだり、

そしてプロダンサーの素晴らしいソーシャルダンス(即興ダンス)を間近にみる事も出来ました。

 

というか、プロ達がプロ同士本気で踊るソーシャルダンス(即興ダンス)が

繰り広げられる場は、

アジアだとそのイベント位だったので

それを見るのも、大きな目的の1つだったと思います。

 

皆が真剣だったからこそ、楽しさが倍増して笑顔が絶えなかったのだと思います。

 

国籍・国境なんて関係ない!主催者の熱い想い

 

実はこのイベント、主催者さんの「夢」がきっかけで始まったものでした。

元々長きに渡りサンフランシスコに住んでいた主催者さん。

 

そこでダンサーとして活躍するのは大抵ラテン系の国の方々。

世界で活躍するトップチームでアジア人が活躍するのは本当にまれな事でした。

 

「アジア人だって良いダンサー沢山いるのにな。」

「アジアの良いダンサーを埋もれさせたくない。」

そう思っていたそうです。

 

その後、台湾に帰化し、サンフランシスコで感じた想いを抱えて

「アジア人が活躍し、アジア全体が1つの国みたいに皆で繋がれるイベント」

を作るんだ。と開催したのが始まりです。

 

毎年、主催者自身が見て感動した、アジア各国のダンサー達を呼び

そこにいるお客さん達に紹介して

「こんなダンサーがいるんだよ」という事を実際に見せてくれ、

 

そしてイベント開催に対する想いをこんな風に語っていました。

 

「私達ダンサーは ”ステップ” という共通言語を皆持っています。

なので同じ言語をしゃべるのと同様、踊る事でお互いに会話できますよね。

その共通言語(ステップ)さえ知っていれば

出身国が違えど、育ってきた背景が違えど、国同士の関係が良くなくとも

そんなこと関係なく心と心が繋がることが出来ると僕は信じてます。」

 

こんな真正面切って、アジアをつなげたい。という人は今までいなかったので

私たちはこの主催者による熱い想い。

そしてこの大きなプロジェクトに共感し毎年通っていたんだと思います。

 

宴の最高潮で突然終了したアジア最高のイベントに頭が真っ白

 

しかし、終わりは突然やってきました。

今年もいつもの様にそのダンスイベントに参加し、楽しんでいた私達。

 

ところが祭も最高潮に盛り上がっているメインの日のショーが終わった時、

主催者は「このイベントは来年の開催はしない。今年で最後です。」

と発表したのです。

 

「今日は皆さんに重要な報告があります。」

と、少し言い辛そうに。でも真剣に説明してくれた主催者。

開催打ち切りの1番の理由は

「最初に掲げた自分の目標と使命を果たしたと思ったから」

 

潔過ぎる突然の発表に一瞬シーンとなった会場でしたが

 

次の瞬間。

どこからともなく拍手が沸き起こり

主催者の名前を呼ぶ声。

気が付くと温かい空気で会場全体が包まれてました。

 

私はそんな中、自分でもビックリするくらいに

次から次へと溢れ出る涙が頬を伝っていました。

 

悲しいのと、ありがとう。という気持ちと、

終わっちゃうのが嫌。という駄々っ子の様な気持ちと色んな思いが

ぐちゃぐちゃになって出た感情だと思います。

 

それに加え、

毎年楽しかったイベントでの思い出。

出演者として参加した際の、乗り越えてきた壁やチャレンジ。

主催者が与えてくれたものの大きさ。ひたむきな様子。

主催者を支える人達のチーム力の強さ。

 

これらが頭を駆け巡り、しばらく放心状態だったと思います。

 

スポンサーリンク

 

あれ。皆は悲しくないのかな?私だけ?

 

その発表を聞いた日、私はイベントが終わるのが本当に悲しかったけど

 

「イベントが終わる」という事をあまり口に出す人はいなかったし

facebookのようなSNSに投稿する人もいませんでした。

 

その静寂っぷりに

「私にとっては思い入れのあるイベントだけど、意外と皆は1つのイベントが終わるね。くらいにしか思ってないのかな?」

とも思い始めました。

 

でも次の日皆としゃべると、このイベント終了する。に対して

それぞれがそれなりに思いを抱えてたみたいです。

 

主催者の古い友人で、たまたま今回旅行兼ねてアメリカからやってきてた人は

「こんなステキなイベント無くなるの嫌だと思って早速メッセージ送ったよ。

もう一回やって欲しいと。」

 

毎年パフォーマンス出演してた知人は

「SNSに書くと本当に無くなっちゃう気がするから書かない!

来年もあるもんっ」

 

主催者に近い立ち位置で運営の手伝いしてた人は

「このイベントには本当に御世話になったし、勉強させてもらった。

これがなくなるからと言ってほかのイベントに行けばいい。というわけじゃないんだよね。。。。。ハァ。。。。」

 

そして私の様に毎年参加していた人達は口々に

「このイベントがキッカケでこの国にはじめて来た」

「ここに来ればいろんな国の知り合いと一気に再開出来る場所だった」

「一人で遊びに来ても寂しさを感じる事のない唯一のイベントだった」

「ここで知り合ったほかの国の人達が自分の国に来てくれた」

「言葉が通じないのに友達が沢山出来る不思議な場所だった」

 

そして最後に皆、主催者に対する思いをこう表現しました。

「人生色んなステージあるから、一回休んでまた戻ってきて欲しい 」

 

様々な人と話して

このイベントは皆から愛されていて、応援されていたこと。

そしてそれが毎年沢山のお客さんを呼んでいたんだな。

という事を改めて実感しました。

 

愛と信念を持って突き進むと、そこから更なる愛が生まれるんだね

 

取り留めなくなってしまいましたが

人ってすごいな。という事を今回学ばせてもらいました。

 

元々は主催者の「アジア人が活躍できるラテンダンスの舞台を作りたい」

という夢。から始まったわけですが

 

それを実現していく過程で

アジアのダンサーの為に。とか

はたまたそこから世界に羽ばたいて行くダンサーのキッカケになれば。

そして

来てくれるお客さんの為に楽しい場を提供したい。

 

と、物事や人に対して深い愛情で取組むと

こんなにも多くの人々を巻き込んで大きくなるんだな。

という事を主催者に見せてもらいました。

 

今回イベントがなくなる事が分かってから皆と話したときに

先生や、DJさん達など、何かしらお客さんに提供する側の人達が

口々に言っていたのが

 

「今度は私たちがこのバトンをつなげて行く番だ」

という事。

アジアのラテンカルチャーを元気にする為に私たちも出来る事あるよね。

頑張ろう。

みたいな事を話していました。

 

愛って、人から人に伝わってそれが派生していくものなんだ。

愛ってすごいパワーを持っているんだな。

と恥ずかしながら初めて体感した気がしました。

 

 

最後に感謝

 

今回の出来事を通して

ラテンダンスやってて良かったな。と心底思いました。

やってなかったら経験することなかったであろう感動を与えてもらいました。

 

今まで結構しれっと生きてきた私としては

自分の感情が溢れちゃった。というのは結構な衝撃的な事件でした。

決して感情がないわけじゃないけど、泣く。という形で表現しない方だったので

周りも驚いたみたいです。

 

さて。このダンスイベントを通して

人と人とのつながりや、交わり。というアナログでのつながりの素晴らしさ。

ってのを大人になった今更ながら学ばせてもらった気がします。

 

廃れる寸前だったアジアのラテンダンスカルチャーが復活し、

ここ数年さまざまな地域で大きなラテンダンスイベントが

開催されるようになったのは、この台湾の影響が少なくないと思います。

 

そしてそのアジアのラテンダンスイベントに、西洋から遊びに来る

お客さんがポツポツ出始めたのも

「アジアの素晴らしいダンサーを埋もれさせたくない」

という熱き想いで台湾イベントを始めた当初のキッカケが影響していることは間違いないと思います。

 

台湾イベントの主催者さん、そして彼を支えていたご家族。

運営側としてサポートしていた方々。

そしてこのイベントを通して知り合った皆々様に感謝です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

関連記事:クアラルンプール旅行記 Salsa,Bachataが踊れるお店

 

スポンサーリンク