壮絶ですが効きます!人生トータルプロデュースで堅気の世界に返り咲き

こんにちは。マグロのとろみんです。

人生、出会いがあれば別れもありますよね。

今日は、私を夜の世界から引っ張り出し、昼の世界で働けるように育ててくれた「人生の師」との別れ。

そしてそれこそが今の私の仕事、経理を目指すターニングポイントだった。という話をしようと思います。

 

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人生の師にキレられる「今から荷物まとめて出てけ!明日から来んじゃねぇっ」

 

夜の仕事から足を洗い、1年が経とうとしていた頃の話です。

 

夜の仕事を辞め、拾ってもらった事務所で電話番を始めた当時は

電話応対すら出来なかった私でしたが、

事務所の代表。滝澤さんという人にしごかれているうちに、小さな仕事を時々取って来れるまでになってました。

関連記事:あばよキャバ嬢の私。人生立て直し闘魂塾「滝澤事務所」へようこそ

 

その一方、事務所内では空回りする日が続くようになっていました。

 

「え。。。そうじゃないんだけど。勘違いだよ」と私が思うのをよそに

何しても裏目に出て怒られる。というケースが増えていました。

 

なんかおかしい。

何だろう。どうしたんだろう。と、思っていた矢先。

 

私が何かやらかし、滝澤さんに怒られてる途中で

突然ブチ切れられます。

 

「今から荷物まとめて出てけ!明日から来んじゃねぇっ」

 

ぎゃーキレた!と思いましたが

私の” やる気 ”を試してるのかなぁ…とも思い、こう答えました

 

「私、辞めません。」

 

いつもなら、その様に意思を伝えれば、

滝澤さんは怒りながらも納まっていくのですが

なぜかその日は

「辞めちまえ」 「辞めません」の交戦が何度となく続きました。

2人ともそもそもの原因なんて関係なくなっている状態です。

 

結局二人ともいつまでも折れないので

半ば滝澤さんが折れる形で

「とりあえず今日はもう帰れ」となりました。

 

私は次の日、出社して外回りに出かけるも、

滝澤さんとの前日のやり取りが頭から離れず

全く身が入らずボーっと街を半ばほっつき歩くような感じで

亡霊の様に歩き、考えてもまとまらない気持ちを巡って

ぐるぐる堂々巡りしてました。

 

 

育ててくれた恩師の元を去るだなんて選択したくなかった

 

その頃の私って、色んな出来事に引っ張られて気持ちが落ちちゃうタイプだったんですよね。

ま、今もその傾向はありますが、

当時は周りに影響与えるくらいドーンと落ちてしまってたと思います。

 

そんな状態で仕事してるので

当然、滝澤さんに怒られます。

「葬式みてーな顔してんじゃねぇ」と。

 

さらに物事引きづらない性格の滝澤さんが

何故か前日の続きのよう感じで「事務所から出てけ」発言をし、

また「辞めろ」 「辞めません」の争いが繰り広げられました。

 

最終的にそのやり取り合戦は数日続いたと思います。

怒られすぎて気持ちの整理がつかなく、どうしていいのか分からず、

私は心を完全に閉ざした状態。「無」に近い状態になっていました。

現実から逃げちゃってたんですね。

 

私は心を閉ざし、感情がない人形みたいになっていましたが、

周りにいるのは人間です。

今から思うと、周りにいた同じ事務所のスタッフの方が辛かっただろうな。と思います。

 

戦いが繰り広げられていた数日間の中で、

滝澤さんが「俺が帰って来るまでにお前は出て行け!」と捨て台詞を吐き

その辺にあった書類をビリッビリに破き、私の方にぶん投げてから事務所を出てった事がありました。

 

その時、私はもうギリギリの精神だったので、

「怒られる時間が終わった」位にしか感じてませんでしたが、

当時事務所で働いていたもう一人のスタッフは

「なんでこんな事するんだろう?なんで?ねぇ、なんで?」

って床に散りばめられた書類を拾いながら泣いてました。

 

そんな戦いの末、最終的に私が「辞めます」と言ったのは

書類をばら撒かれた次の日の夜中でした。

業界的に遅くなる現場などが入ると夜中になる仕事だったので

多分その日もそんな感じで遅くなり、そっから争い始めたのだと思います。

 

夜中とはいえ、辞める。と言ったので

当然事務所をそのまま追い出されるのかと思いましたが

滝澤さんは「朝までここにいろ。」と言ってくれました。

 

さらに、滝澤さんは事務所近場に住んでいたので、

夜中でも帰れるし、普段だったら帰るはずが、なぜか一緒に朝まで居てくれました。

ありえないくらい雰囲気悪かったですが笑

 

で、朝になり滝澤さんが事務所を後にし、

事務所に居るのはもう一人のスタッフと私だけという状態に。

 

そのスタッフとは性格が全く違った為、ぶつかる事もあったけど

一緒に前を向いて歩いてきた相手でした。

ケンカしながらも、学びあい、笑いあった戦友です。

 

そんな相手になんと言って良いか分からず

「じゃぁ。」とだけ言い、去ろうとすると

 

彼女は強い口調で

「本当に辞めるんだ。」

と聞いてきました。

 

完全に気持ちが弱っていた私は何も考える事が出来ず

 

「うん。」

 

とだけ答えました。

もしかしたら自分が情けなさ過ぎてヘラヘラしながら言ってたかもしれません。

 

すると「・・・。早く出て行きなよ。…帰んなよ!!」

と、最終通告的な言い方をしてきました。

 

多分それを合図にふらふらっと事務所を退室したと思います。

 

ふらふらっとエレベーターホールまで進み、大きくため息をつく私。

「ここで辞めるのは逃げてるだけ」なんてことが頭をよぎります。

しばしじっと立ちつくしてから、エレベーターのボタンを押しました。

 

その瞬間。

 

廊下に響き渡るほどの泣き声が部屋の中から聞こえてきました。

私が今、後にしたばかりの部屋から聞こえてくる声でした。

 

そのスタッフは気も強いですが、いつも明るく温かい人で、

相手の気持ちを考えて行動出来る人でした。

そんな人が嗚咽をあげて泣いている・・・・。

 

私はその泣き声を突っ立ったまま聞く事しか出来ませんでした。

 

あまりにも衝撃的な一夜だったからか、それとも

朝まで張り詰めた空気の中にいて疲れたのか。

間もなく私はエレベーターに乗り込みますがその後どうやって家に帰ったか覚えてません。

 

どんな出会いにも別れって来るんだけど、こんな壮絶な感じ求めてませんでした。

 

 

これからの人生、前向いてがんばれよ。と電話してくれた

 

私は、折角夜の世界から引っ張り出してくれた恩師の元を

最低な感じで去ってしまいましたが、

最後の方はどうしたらいいかわからず正直きつかったので

ちょっとホッとしている私もいました。

 

ただ、こんな劣等感もふつふつと湧いてきてました。

所詮私。中途半端なんだ。。。。結局水商売上がりなんだと。

 

もやっとしたままの日々を過ごし

3日位経ったある日。滝澤さんから電話がありました。

 

恐いので、電話の表示を見て無視しようかとも思いましたが(笑

出てみたところ、あんなに怒られまくった理由が判明しました。

 

滝澤さんは、

私の将来を考えて、あえて事務所を辞めさせた様です。

(その辞めさせ方が極端。という問題は別問題として)

滝澤さんは私にこんな事を話しました。

 

「あのさ。実は俺、この数週間考えてたんだよ。

色々厳しい事を言ったけど

アナタは真面目だから、どっかの会社の経理にでもなったほうがいいと思って。

外回りするような仕事よりそっちの方が向いてると思うんだよ。

 

だからさ、まずは”高卒認定試験(旧:大検)”取ってさ、そっから仕事探したらいいんじゃないかな。

高卒という認定はあって損しないし

あんたの母ちゃんも安心すると思うんだよな。」

 

なるほど。

数日間に渡り、まるで突き放す様に怒ってたのは、そうしないと私が事務所を去る決意しないから。

それにしても、そんな全力で辞めさせなくてもいいじゃないかー。と思いつつも

 

多分当時の私は、人生の目標設定を変更。とかやんわり話されても

受け入れるまでにかなり時間を要しただろうから、あぁするしかなかったんだろうな。

と半ば納得しました。

 

当時私は必死で突っ込んで行ってる状態で、物事俯瞰的に見ることが出来てなかったんですよね。

 

さらに滝澤さんは、私にこう言いました。

「俺に1年、ギャーギャー言われながらやってこれたんだから大丈夫。
どんな所に行ってもやっていけるから自信持てよ」

「あんた、自分が思ってるより根性あるから大丈夫だよ。」

と。

 

なんか。。。

毎日が嵐みたいで厳しい1年だったけど

滝澤さんは本当に私の事を育てるつもりだったし、

私にとって将来どうするのが最善か。を考えてくれてたのかも。

と、この出来事を思い出してみて、今更ですが心から感謝です。

 

さらに。

後日談として

 

それから私は実際に”高卒認定試験(旧大検)”の勉強を始め、

1年後。無事合格した為、

滝澤さんに報告がてら会いに行きました。

 

滝澤さんは、

「おめでとうございます。」

「とろみんちゃん良かったね~。 あー。本当に良かった。安心した。」

と喜んでくれました。

 

しばらくして一息つくと、滝澤さんが皆の前で

私が辞めた日の話を笑い話にして話してくれました。

 

”俺さ、こいつに根性付けすぎちゃったみたいで、

俺が「荷物まとめて帰れ!辞めろ!」って怒鳴っても

すんごい勢いで「辞めませんっっ!」って言ってまた次の日事務所来るわけ。

 

で、またその日も「辞めろー!」「辞めません」みたいな言い争いになって

それが3日続いたから俺が疲れちゃったよ。” と。

 

そしてチラッと私を見ながら口をとんがらせて

「分かってる?怒る方も疲れるんだよね」とも言いました。

 

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恩師からのご機嫌伺いのメッセージはいつも温かい

 

それ以来、滝澤さんと連絡を時々取るようになりました。

 

ここ数年は以前ほどは連絡取り合わなくなったけど

年賀状のやりとりと、それ以外に年に一度位の頻度でハガキや電話をいただいています。

 

最近は電話いただいても仕事中で出れない事が多いのですが、

そうすると留守電を入れてくれていて、

 

時には心が暖かくなるような言葉をくれるし、

その場で吹き出しちゃうような面白い事が入っている時もあります。

 

 

そういえば2年位前の誕生日の時も面白かったっけ。

まるで「運動会の選手宣誓」の様な元気いっぱいの留守電が入っていました。

 

「とろみんちゃんっ!お誕生日!おめでとぉ~ございます!

お元気にやってますか。

お前何歳になったんだよ?

お前のかぁちゃんも元気かよ。」と。

 

そこからしばし滝澤さんの近況が語られた後、こう続きました。

 

「変な男にだけは引っかからない様に。

人生何があるか分からないから。

あなたはそういう危なっかしいところがあるから気をつけて。

じゃ、良いお誕生日をお過ごし下さい。」

 

変な男にひっかからないように。

のところでは吹き出しちゃいました。

大真面目なメッセージなのは分かってます。

 

でも。滝澤さんにとって私はいつまで経っても

水商売から抜け出したものの、危うさを持つ子。というイメージがあるのかなぁ。

なんて思ったらなんかおかしかったです。

 

 

人生変えてくれた滝澤さん。あなたに出会って20年が経とうとしてます。

 

実はつい先日も滝澤さんから留守電が入っていました。

その留守電は 下町人情節 を感じるタッチだったせいか、

ご本人のしゃべっている情景が映像になって頭に浮かび上がりました。

 

「こんにちは。わたくしは滝澤と申します。

とろみんさんの携帯でしょうか。

あ。結婚してたらとろみんさんじゃなくて別の名前になってますね。

そのときにはごめんなさい。

 

元気かよ。

残暑見舞い出すんだと喋れないので電話してみました。

たまには声も聞きたかったので電話しました。

こちらは先月目標にしていた仕事も形になり、頑張っています。」

 

などと、しばらくメッセージが続いた後
急に「バンザイ!バンザーイ!」
みたいな口調に変わり留守電が締めくくられました。

 

「とろみんさんへ!

”残暑!” お見舞い申し上げます!

”残暑!” お見舞い申し上げます!

まぐろのとろみん様へ!

滝澤でした。」

 

実はその電話をいただく数日前、

滝澤さんと出会ってからなんと。約20年が経とうとしている。

という事に気がつき

そうだ。いい機会だから手紙でも出そうかな。と思っていたんですね。

 

そんなタイミングで電話いただいたのでびっくりしましたが

仕事中にちょっと抜け出して電話を折り返すと

滝澤さんの方から

「20年前、あなたが事務所に居る頃、俺の夢も語ったりしたけど、

俺はあれから20年。夢を叶えてきてるよ。頑張ってるよ。だからとろみん、お前も頑張れよ!」

と言ってくれました。

 

「20年」の話は先を越された~。

と思ったけどそんな事もちゃんと覚えてくれていて電話くれるなんて

もう家族愛に近いんじゃなかろうか。

 

19歳のあの時、滝澤さんに出会い訳分からないまま付いていってよかった。

と。心からこみ上げてくる想いを感じました。

 

最後に一言

 

さて。今日は私の自分史において忘れる事の出来ないターニングポイントについて書きました。

 

15歳から4年間水商売しかした事がなかったのに、

滝澤さんという人にアドバイスされた事がきっかけで

私は高卒認定試験(旧大検)をとり、

そこから簿記や英語等を勉強し、

最終的にとある会社の経理部員として正社員採用されることになります。

 

あの時。

滝澤さんに言われた事を素直に受け取って一歩踏み出して良かったと思います。

 

人生って誰とどんなタイミングで出会うか。も大きく影響すると思いますが

自分を信じてあげる。という事も大事だな。と振り返ってみて思います。

 

当時は周りに「完全に回り道してる」と言われるくらい

ド直球で、不器用だったので

周りの人間よりは時間が掛かったと思いますが

焦るよりは、自分のペースで取組んだからこそゴールに到達できたのかな。と思います。

 

あなたも、何か目指してるものがあるなら。

是非、ご自分の気持ちを大事にしてあげてください。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

今日は以上です。

 

 

滝澤さんに出会う前の私。15歳家出少女の歌舞伎町「底辺生活」特集はこちら

 

 

 

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