【かくかくしかじか】日高先生よりスパルタな恩師。ジャイアニズム全開

画像出典元:集英社

こんにちは。マグロのとろみんです。

東村アキコさんの漫画【かくかくしかじか】の世界観が本当にすごい。読んでいるうちに登場人物が自分の知り合いかの様に思えてしまいます。

あ。私の場合は日高先生そっくりの恩師のせいで余計そう思うのか。。。

 

今日の【かくかくしかじか】体験は「日高先生並みに極端な私の恩師の教えに実直に従ったら

時に人を悲しませてしまった。」という内容です。

では行ってみましょー。

 

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「嘘つくんじゃねぇ。大人なめんな!!」って、逆にこんな怖い大人なめられるかっ

 

漫画【かくかくしかじか】の中で

びっくりする程、人の事を疑う事をしない日高先生。

 

第2話のエピソードで、主人公の明子(東村アキコ)が

「お腹痛いから帰ります」と、嘘を付き

日高先生の絵画教室から、そそくさと帰ろうとした時がありましたが

 

疑うどころか、わざわざ追いかけてきて

「大丈夫か」と心配し、バス停までおぶって送ってくれる。

なんて事をしてくれたりします。

その間、他の生徒を教室に置いたまま。

 

ただひたすらに人を信じるんですよね。

その日高先生の様子に、おぉ。まさに職人気質。と思ってしまいました。

 

 

かくいう私の規格外すぎる恩師も、日高先生みたいに

真っすぐに人を信じる。という面がありました。

 

ただ日高先生とちょっと違ったのは

真っすぐに人を信じるけど、相手が裏切ったりした際はバッサリ関係を切る。という考えだったという事。

 

バッサリ切る理由としては、許す、許さない。というレベルの話ではなく、

信じている相手に対して嘘つく様な人とは、将来仕事出来ない。

という考えだったからみたいです。

 

 

私の師匠はフリーのキャスティング業やプロデュース関連をやっている方だったので

 

契約結んだタレントさんに大きい仕事入れた瞬間、

「私、やっぱりできません」

って事になったら信用失ってしまい、その後師匠の仕事自体に支障が出てしまうんですね。

 

将来、大きなお金が動く仕事をすることになってから何か起きると困るので

その人が信用できない。ってなったら将来のリスクを背負うよりも

その場で対処する。という事を徹底していた様です。

 

 

 

そんな背景から

私が師匠の事務所でお世話になりたての頃は

本当に毎日の様に

 

「嘘つくな」

 

と教え続けられました。

自分が嘘つかない人間にならないと、相手のウソも分からない。

という意味を兼ねて教えてくれていたんだと思います。

 

 

しかし本当に毎日の様に

「嘘ついても分かるからな。一生嘘突き通せる様な嘘以外つくんじゃねぇ」

 

と、生きるか死ぬか論みたいな勢いで指導されていました。

とにかく追い込みっぷりが激しかったです。

 

「てめぇ!嘘つくな。大人なめんじゃねーぞ」

とも言われていましたが

その迫る勢いが凄すぎて、

 

実は心の中では

 

「地獄の底まで追いかけてきそうな勢いで追い込みかける人に対して

嘘ついてなんの得になるんだろうか。」

 

「こんな人に嘘つく位なら正直に生きた方が得だ。。。。」

とすら思っていました。

 

19歳の私には本当に怖かったな~。

 

でもそのお陰で適当な事言わない子になれたから

本当にありがたい限りです。

若い頃ってなんであんなに適当なその場のウソ付いてしまいがちなんですかね。

 

関連記事:【かくかくしかじか名言】描け!が元ホステスの私の人生を変えた

 

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私忘れていただけです。え!それも嘘?ひぃぃーーー

 

さて。

そんな「嘘つくな」との教えを受けていた私。

 

怖すぎる師匠に嘘付いたら、とんでもない怒りを買うのは確実だったので

当然嘘付かない様にしてました。

 

ところが普通の人にとってそれは「ウソ」と捉えられなくとも

白黒はっきりし過ぎの師匠の元では「ウソ」となってしまいとんでもないことに発展してしまった。

という事件がありました。

 

 

それはある日の事。

 

事務所内で女の子達の宣材写真(プロフィール写真)を撮影していました。

撮影がほぼ終了し、

師匠が面白がって私に「お前も撮ってもらえば。」なんて言ったんですよね。

 

カメラお願いしている方も、ノリで「記念に撮ってあげるよ~」

とフワっと撮って終わったんだと思います。

 

 

問題は次の日ですよ。次の日。

あー。思い出すだけで恐ろしい。

 

師匠は私に向かって質問をしたんですね。

「あのさ。お前、今までに何かで撮影したことあるだろ。」って。

 

 

最初、そんな経験ないし。

と思って「いやいや、ないです。」と言ってたんですが

 

「いや、おかしいだろ。初めてカメラの前に立つ人間だったらあんな自然には立ち振る舞えない。」

と鋭い眼光を私に向け迫るんですよ。

 

 

なんか空気に押され、考え始める私。

 

本当にアホだと思うんですが私もそこで

「ありません。」って言い切り、しれっとしてれば良かったものを

 

 

「あ!」

って言っちゃたんですね。

 

「あ!」なんて言ったらもう最後ですよ。

 

本当に忘れてた事を思い出しただけなのに

「てめぇっっ!あれだけ俺には嘘付くなって言っただろ!!」ブチィィィィィッ

とキレ始めてしまった師匠。

 

 

はぁ・・・・。そうなるともう止められない。1時間説教コース確定~。

 

 

あぁ、手のひら返すというか、恩を仇で返すって。きつ過ぎる。ごめんなさい

 

 

ちなみに私が忘れてた

「あ!」 は、

キャバクラ時代、私のお客さんでプロのカメラマンさんが居て、

 

たまたま撮ってくれてた事があるというだけの事。

以上。って感じです。

 

 

なのに。

なぜかその説明をした私に師匠はめっちゃ怒り

「今からそのカメラマンの事務所行ってその写真全部燃やして来いっっ」

 

と叫ぶじゃないですか。

えー!まじか。うそやん。

いやいや、さすがにそれはないでしょー。と心の中で叫ぶ私。

 

多分私の説明の仕方も悪かったんだと思います。

そして、「嘘付かれた」と思い、怒り狂う師匠を前に

私は途中で説明するのをあきらめたんだと思います。

 

私が説明を諦めた事で、

既に怒っていた師匠の頭の中では何かおかしな変換されてしまったらしく

なぜか、そのカメラマンは悪い奴。って事になっちゃったんです。

 

あー。。。人に物事説明するの、

焦るほどに出来なくなるんですよね私。どんだけ不器用・・・。

 

 

とにかく

変な事された覚えもないし、そんな説明していないから

私の説明が拙すぎて、勘違いさせてしまったとしか思えないのですが、

 

「俺がルールだ!」とまるでジャイアンの様に怒り狂う師匠の指示の元、

私はしぶしぶその「元お客さん」にわざわざ連絡をし

写真をなんとかしに行く。という事になってしまいました。

 

写真を撮ってくれた相手の気持ちを考えたらとんでもないことだ・・・。

 

 

そんな流れで

その元お客さんだった方の事務所にひとりお邪魔することになった私。

 

その方の具体的な仕事ってチラっとしか知らなかったのですが

それは本当に立派な事務所で、

「ほら。ちゃんとしてる人じゃん。師匠勘違いし過ぎだよ。」

とすら思いました。

 

普段は人物を撮る仕事は少ないと言っていましたが

そういえばその後、

CM撮影の現場で、偶然ご一緒させていただいた事もあったなぁ。

 

師匠もそのカメラマンさんの噂位

聞こうと思ったら誰かに聞けたんじゃないだろうか。

業界的に狭いから知り合いなんてすぐ見つかりそうなものだし。

 

なんて思ったけど

考えてみたら当時私は、

「夜の世界から堅気の世界へ向けて絶賛更生中」

という身だったから

師匠はホステス時代の私の全過去を断ち切ろうと考えてくれていただけなのかもしれません。

 

 

さて。

そのカメラマンさんが撮ってくれた写真。

結果としてはフィルム自体にハサミ入れて捨てる。って事したんですが

 

切ってる間、

そのカメラマンさんが写真撮ってくれた際

「こういうライティングだとこんな雰囲気になるよ」とか

「同じライティングでも1つフィルター付けるだけでこんなに変わるんだよ。」

とか丁寧に試し撮りしたポラ写真を見せてくれたことを思い出しました。

 

 

そしてハサミを入れる私を見て

そのカメラマンさんが見せた悲しそうな顔。今でも思い出せてしまうのですが

 

その顔を思い出すと、

師匠には「写真は捨てた」と嘘つき持って帰ってくれば良かったなー。

なんて思ってしまいます。

そうすればカメラマンさんにもあんな悲しい顔させなくて済んだし。

 

ま、当時そうやってのらりくらり出来る位の立ち回り能力と、したたかさがあったならば。

逆に私は夜の商売から足を洗う事はなかったかもしれないし

そんだけの事出来る位ならば、そもそも歌舞伎町生活に転落する過去すらなかったかも。

 

なんて思うので、当時の私のあの行動は必然的だったのかもしれません。

 

 

馬鹿正直というか。

前しかみないアホというか。

一言で言えば不器用なんでしょうね。

 

 

カメラマンさん。せっかく撮ってくれてたのにごめんなさい。

 

その後、家で発見した試し撮りのポラ写真。

撮影してくれた日にくれたやつかな。

ほんの2、3枚だけど

それは今でも持ってます。

 

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目的を果たす事ばかりに目を向けて、人の気持ちを考える事がおざなりになっていた

 

 

全身全霊で「人には嘘付くな」と教える師匠のその教えを

真っすぐに受け取り過ぎて人を傷つけてしまった私。

 

今振り返ってみると、

人から言われたことに対して実直に行動する事しかできなかったなぁ。

実直なんだか愚直なんだか・・・。

 

恩師を信じて、そのまま行動してみる。という事はとても良い事だったと思うし、

そうしなかったら

またフラフラっと夜の世界に戻ってしまい、会社員として働く今の私はいなかったと思います。

 

なので結果的には良かったと思うけど

もう少し自分の頭でも考えて行動したら、より良かったのかもなー。と思います。

 

今でもあまり得意な方ではないけど

当時私は、1つの事をする。となると

 

他の事には目もくれず

目的を果たす事だけに注目してしまうタイプだったので

人の気持ち。を同時に考える。

という事が結構難しかったです。

 

今回の事で言えば

「写真切ってくる」という目的にだけ着目してしまい

 

相手のカメラマンさんの気持ちを考えてあげられなかった。という事。

 

 

ちなみに、目的を果たそうと注力している間

周りの事を考えたり、人の気持ちに寄り添う事が下手。ってのは

その後師匠にも色んな局面で

 

「お前に心はないのか」

と、幾度もなく怒られていました。

 

その辺の事はまた別の記事で書いてみようと思います。

 

では。本日も読んでいただきありがとうございました。

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