胸糞回だが目を背けるな【ザ・ノンフィクション】結愛ちゃん虐待事件

画像出典元:ザ・ノンフィクション公式サイト

こんにちは。マグロのとろみんです。

今日は、2019年10月27日放送フジテレビ系【ザ・ノンフィクション】

~親になろうとしてごめんなさい 目黒・結愛ちゃん虐待死事件~

を観て感じた事を私なりにつづってみたいと思います。

 

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【ザ・ノンフィクション】~目黒・結愛ちゃん虐待死事件について番組が伝えたかった事

 

今回【ザ・ノンフィクション】が取り上げたのは2018年に起きた目黒・結愛ちゃん虐待死事件。

 

この事件に関しては、その衝撃度から真実を知りたくて

私も裁判記録を読んだりしてました。

 

私が読んだのは結愛ちゃんのお母さんであった

船戸優里側に対する公判のものです。

 

ただ、どうしても文字になっていると読み進めるには辛い程重く、

当時、全ては読むことが出来なかったんですね。

 

そんな折、番組で取り上げてくれ

全貌を把握するいい機会になりました。

 

特に【ザ・ノンフィクション】はいつも淡々と時間軸に沿って語ってくれるから

重めのテーマでも、最後まで観ることが出来るのかな。と思います。

 

テレビって切り口により重要な事が伝わって来ない事もあるけど

文字だと読み進めるのがキツイものはテレビの方が良いのかもですね。

 

そして、【ザ・ノンフィクション】はニュースとは違うので

毎回メッセージを投げかけつつ事実を語ってくれているのも良いなと思います。

 

今回であれば、

「被害者・結愛ちゃん」の父親であった加害者・船戸雄大に対する描写が

そのメッセージだったかと思います。

 

番組が投げかけてたのはきっと

「DVや虐待って、周りから見たら

まさかあの人が。という人が起こすケースがあり、

だからこそ世間の理解が得づらいし

解決どころか、発覚が遅れて最悪なことが起こり得る。」

 

という強いメッセージ。

 

 

番組内で何度か触れられる

船戸雄大の光の部分があります。

 

それは、世間から「鬼畜」とまで表現されるほど凄惨な事件を起こした

船戸雄大に対し、かつての知人たちの口から語られる

雄大の「鬼畜」とは真逆の姿。

 

 

「まさかあいつはそんな事しないだろう」

という学生時代からの友人の言葉。

 

「すごくいいお父さんに見えましたよ。娘さんの事大事にしているんだと感じましたが」

という近所の方の声。

 

 

社交的で、世話焼き。面倒見すぎる事もある。

まさか子供を殺めてしまうなんてあり得ない。という周りからの評価。

 

近所からの印象も悪くなかったという夫・雄大。

 

そんな状況で、妻・優里がどんな訴えを周りにしても

聞いてくれなかったんじゃないだろうか。

 

しかもそれは四国から東京に引っ越して来て間もなく。

もしかしたら妻の優里には話す知人すらあまりいなかったかもしれない。

 

もし妻であった優里の声が世間に届かないのだとしたら、

優里一人で頑張れるはずもなく、いずれにしても事件化していたんじゃないか。

 

なんて思ってしまい

DVや児童虐待のむごさ。難しさに絶望感さえ感じました。

 

 

「母じゃなく女になる事を取った・船戸優里」という批判。本当にそうなのかな

 

【ザ・ノンフィクション】で受け取った

「DVや虐待の発覚と、周りの人の理解を得る難しさ」というメッセージ。

 

それは私の心に結構グサッと刺さり、

やっぱり事件についてもっと深く知りたくなったので

 

以前は痛ましくて読めなかった

結愛ちゃんのお母さんだった船戸優里側に対する裁判記録が掲載されている記事を

もう一回読んでみる。という事をしました。

 

 

そしてその裁判記録を読みながら思い出した一つの批判。

実は事件後、一部の方がこんな批判をしているのを聞いたことがあります。

 

「母じゃなく女になる事を取ったんじゃないか。」

 

 

確かに、世の中には「母」以上に「女」を取ってしまい

家庭を顧みなくなる人もいると思います。

そういう人も一定数いるとは思います。

 

そして、現実として、虐待を受けていた子供を

助けられなかったのも事実。

悲しいけど事実です。

 

ただ、今回の事件が「母じゃなく女になる事を取ったのか。」

に該当するかどうかは裁判記録の掲載記事だけだと分からなかったので

(全文記録じゃないので)

それに関する判断は出来ませんが

 

 

今回の事件に限らず、一般論として

「母じゃなく女になる事を取ったんじゃないか」

という批判に対して私はどうしても疑問を感じてしまいます。

 

 

なんでシングルマザーがnew夫や、新たにお付き合いする相手がいる状態で

痛ましい事件が起こると

まだ原因も分からないうちから

必ず一部の人達はそんな叩き方するんだろう。

 

 

そういう視点で語る方がいること自体悲しいな。と思ってしまうんですよね。

 

そんなにシングルマザーになった人は幸せになっちゃいかんのですかね?

お母さんが笑っててくれるならばパートナーいて良いと思うんですが。

 

ちなみに私の家庭は、私が大人になってから両親離婚しています。

 

離婚後、結構なダメージ受けた母親が体調崩して辛そうにしている姿を見て

「早く元気になって、他に良い人と出会って楽しくなってくれたらいいな」

と思っていました。

 

家の中が暗い雰囲気って結構重いし、

家族として一緒に暮らしているとそれなりに気を遣うので。

 

私その頃20歳位だったと思いますが

大人になってもそう感じるんだから、子供だったら

さらに親との距離も近いだろうから、幸せで笑っていてくれた方がいいな。

なんて思うんじゃないかな。

と私は個人的にそう思ってしまいます。

 

 

ちなみに。

パートナー居ない方が楽。とか、

経済的にも精神的にも今の方が安定しているから

しばらく居なくてもいいかな。

 

という方はもちろん、それも立派な選択肢の1つだと思います。

両親そろっている事だけが家族ではないし

私もパートナーがいれば良いという訳ではない。という考えなので。

 

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DVとかモラハラって、男女差なく思考停止させられるやばいものと思う

 

さて。

以前私がどこぞのメディアで目にした

船戸優里に対しての

「母じゃなく女になる事を取ったんじゃないか」

という批判に違和感を覚えたもう一つの理由に

 

この事件で船戸優里が、夫である船戸雄大からDVとモラハラを受けていた。

という事を挙げたいと思います。

 

 

DVやモラハラ被害。に関しても、

やっぱりそれに対しての悲しい批判もあって、

「自分がDV受けたくないから、子供への虐待を見て見ぬふりしたんじゃないか」

という人もいます。

 

まぁ。世の中の事件にはそういうケースもあるとは思います。

信じられないことを自分の子にしてしまう人も世間にはいるからね。

 

ただここで私が言いたいのは

船戸優里は子を助けてあげられない程に精神をぶっ壊されてた。

と考えられないのか?という事。

 

 

今回の事件は、夫の船戸雄大が加害者で

船戸優里は夫から被害を受けていた立場です。

 

それに対して、こんな風に感じる方もいると思います。

 

「抵抗しようにも体力では勝てない。

体力で勝てないうえに子供をかばうと自分がやられてしまう。

だから子供への虐待している夫に対して見て見ぬふりをしたのでは。」

 

確かに。

あまりにもひどい被害だったら恐怖感も強いだろうし

その恐怖感から体が動かない。という事。大いにあると思います。

 

私だったらどうだろう。

分からないけど、

精神までめちゃくちゃにされた後だったら正直怖さが先に立ってしまうかも。

そんな感じで男女間の体力の差から起こる恐怖はあると思います。

 

ただね、

正直、DVとかモラハラ(モラスハラスメント)の被害って

性別関係ないと思います。

 

 

男性だって虐待受けて、毎日毎日抵抗できない状態で殴られたり、

精神状態ぐちゃぐちゃになるまで

責められたりすれば病むでしょ。

 

現に新興宗教の事件でよくあるじゃないですか。

X-JAPANもそういう事件に巻き込まれてしまい苦しんでた時期があるじゃないですか。

 

男とか女とか関係なくて、

人間って心身共にボロボロになるくらいやられてしまうと

考える事辞めちゃうんだろうな・・・。なんて思います。

 

考える事辞めないと多分、本当にどうにかなってしまうから。

 

 

そして男性に対するDVとかモラハラって

女性に対するそれ以上に精神的に拘束され

けちょんけちょんに傷つけられているケースもあったりするそうです。

 

だから、世の中で時々起こる

「母じゃなく女になる事を取ったんじゃないか」的な批判。

この批判ってよく考えてからしないといかんよなーって思ってしまいます。

女だからどうの。というだけの問題じゃないから。

 

ただ。今回の場合、現実として事件はおきてしまっているわけで。

罪は償うべき。と思います。

 

でもやった本人達もそうだし、周りもなんでそうなったかの仕組みをきちんと理解出来ない限り

こういうのってなくならないよね。

と思ってしまうんですよね。

 

 

被害者たちの自尊心・自己評価の低さが気になる

 

ところで。

歌舞伎町時代、私の周りの人達で

デートDV受けてた女性が何人かいたんですね。

 

彼女たちは

意味不明な事を罵られる事から始まり

3日間家にいなきゃいけないくらいの暴力受けたり

人によっては望まない妊娠を1度ならずしたりして。

 

彼女たちは状況的に辛かったはずなんですが

それでもその後もDVしてくる人と別れずに付き合っていたんです。

 

その様子を見て正直

当時は全く理解出来なかったので

被害者側、加害者側、どちらの気持ちにも寄り添う事は出来ませんでした。

 

 

その後私はそういう被害者が出した本読んだり

当時、被害を受けてた知り合いの言ってた事を思い出したりしてるうちに

1つの共通点に気が付きました。

 

被害にあった人々に共通するのが

「自己肯定感」「自己評価」そういうものが非常に低くなっている。という事。

 

「私なんて」「私が悪いから」「あの人は私より頭がいいから」

とかしょっちゅう言うんですよね。

 

もう少し正しく言うと

モラハラ・DVなどの影響で自分は価値が低い。

と思いこまされてしまっている。という状態。

 

目黒・結愛ちゃん虐待死事件の

船戸優里の裁判記録でもその自尊心の低さは気になりました。

 

「私がばかだから〇〇した」という陳述。

これが何度も繰り返し出てくるんです。

 

その被害者の自尊心の低さという共通点に気が付いた時

 

もっと早くそれを知っていれば

周りにいたデートDV受けてた人達の気持ちを少しは理解して

何かできたのかな?

なんて思ってしまわずにはいられませんでした。

 

*歌舞伎町時代についてはこちらの特集記事をどうぞ

 

ところで

加害を加える人は、被害者が抵抗できないような弱い立場になった時。

それを巧妙に狙って攻撃を始め

あっという間に支配と服従の関係を作ってしまうらしいです。

 

例えば子供が生まれたてで育児で疲れているのに夜通し説教し続けるとか。

そんな風に追いやられたら

誰だっておかしくもなりますよね。

 

DVや虐待、モラハラの被害が減らないその裏にある

根本的な問題を世間がきちんと見ない限り

一生こういう事件、なくならないんじゃないのだろうか。なんて思ってしまいました。

 

事件が起きてしまったときに

「なんて残忍な事件だ」 「ひどい」

などと世の中の人達は言うけれど

 

でもそれって結果何の解決にもならない。

本当は、加害者は何でそういう事しなきゃいけなかったのか。

何が背景にありそれをしてしまったか。を考えなきゃいけないんじゃないかな。

 

と思いました。

 

とはいえ、私は専門家でもないし

こういう問題って様々な事情や環境が複雑に絡み合っているから

私の周りでそういう事が起きていても私が解決出来る事とは思わないですが

 

せめて被害者が相談してきたら聞いてあげられる自分でいたいな。と思います。

 

2019年10月27日放送フジテレビ系【ザ・ノンフィクション】

~親になろうとしてごめんなさい 目黒・結愛ちゃん虐待死事件~

感想第一弾でした。

 

感じた事は他にもあるので次回に続きます。

今日は以上です。

読んでいただきありがとうございました。

 

現在「お局経理」の、15歳家出・歌舞伎町「底辺生活」特集はこちら

 

 

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