【ザノンフィクション】被害者遺族の草刈社長が元受刑者雇う理由が壮絶過ぎて絶句

写真出典元:ザ・ノンフィクション
こんにちは。マグロのとろみんです。

どんな人間でも二面性ってあるものだと思っているけど。

人が誰かの命を奪ってしまう程、理性を失うって一体どういう状況なんだろう。でも。

 

極論言うとそれって誰にでも起こり得ること。

今日の【ザ・ノンフィクション】はそんな事を考えせられました。

2020年9月27日放送 【ザ・ノンフィクション】

あの日 妹を殺されて 前編 ~罪を憎む男が選んだ道~ 感想です。

 

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目 次

 

 

草刈さんが再犯防止活動を始めた深い理由

 

もし。あなたにとって大切な人が犯罪に巻き込まれてしまい

命を落とす事になってしまったら。どう思いますか?

 

そしてその命を落とす原因を作った相手を知っていたら。

 

今回は不幸にも、妹さんが殺害されてしまった

大阪の建設業社長である草刈健太郎さんを追った回です。

 

草刈さんの妹さんは今から15年前

ロサンゼルスで結婚相手の夫により殺められてしまいました。

死因は刃物で刺された事。刺し傷は26か所にも及んだそう。

 

その夫は現在禁固刑が言い渡されて服役中。

 

裁判中、一言も反省や謝罪の言葉もなかったそうだし

裁判が終了するまで発言しなかったそうなので原因不明。

 

突然仲の良かった妹さんを失った事もショックなのに

さらにその事件の背景が全く見えない状態って

どんだけの苦しさが襲ってくるのか私には想像すら出来ません。

 

さて。

草刈さんは現在、被害者遺族と言う立場でありながら

ご自身の経営する会社に元受刑者を雇用するという形で、

再犯防止活動を行っています。

 

草刈さんがその活動を開始した理由は

犯罪に巻き込まれる被害者を一人でも減らしたいから。

 

「被害者遺族としては、加害者に対し仕返ししたいという事を考え続けたけど

守るべき大事な物があったらでけへん。」

 

それだったら加害者を1人でも多く減らせば結果的に被害者は減るはず。

そしてそれをする事で亡くなってしまった妹も、

少しは喜んでくれるのではないか。

 

その想いで草刈さんは再犯防止の為に

元受刑者たちを受け入れ、出所者達が更生してくれる様に手助けをします。

 

そんな草刈さんの様子を追ったのが今回の放送内容でした。

 

 

親になったるで~!絶対見捨てない草刈さんの愛が深すぎ

 

草刈さんの経営しているカンサイ建装工業が

参加している再犯防止活動とは

「職親プロジェクト」という物です。

 

元受刑者を従業員として雇い

出所後の最初の受け皿として迎い入れ

更生するチャンスを与える。

という事をしています。

 

仕事を教えるだけではなく、

社会で生きていける様に、集団生活の仕方を教えたり

ある程度慣れてきたら、教育の機会も設けたりして

一人の大人として社会復帰してやっていける様に支援してあげる。

というプロジェクトです。

 

 

そうそう。職親プロジェクトといえば。

2020年4月にザ・ノンフィクションでも取り上げられた

元受刑者従業員を雇用している北海道の北洋建設も

このプロジェクトの参加企業なんですよね。

 

 

こういう支援をしている企業の社長さんは

強い使命感を持っているとはいえ

 

その北海道の北洋建設社長も

今回のカンサイ建装工業の草刈社長も

共通して言っている事が

 

「雇ってみなきゃ分からない。面接だけではどんな人かまでは分かない。」

 

そして

「誰かがやらなきゃいけない。見捨てる訳にはいかない。」

という事。

 

2人とも、

刑期を終えた人を戦力と思って雇うのではなく

まず身受人として受け入れる。

 

受け入れた後に向き合って、どんな特性があるのかを見ていく。

その上で初めて仕事が出来るか。出来ないか。が分かる。

そんな事を言ってました。

 

 

懐深すぎませんか?

 

いやいや。

中々出来る事じゃないでしょ。

 

 

そして塀の中から1日でも早く出る事を目的として

就職希望してくる人もいるそうで、そういう人に対しても

 

「ビックリするけど騙されるかどうかは雇ってみないと分からないからねー。」

ってカラっと社長は話してたけど

 

雇ったのにすぐ居なくなられたりしたら

それまで掛けた労力とか、時間とかの事考えると

人間がっくり来ると思う訳。

 

そういうの

繰り返したら嫌になると思うんだよね。

 

それなのに草刈社長、

へこむどころか

 

「加害者になる人を1人でも減らしたい」

との想いを胸に

元受刑者一人一人に向き合いながら

 

膝と膝を突合せ未来についてじっくり話をしたり、

やらかしてしまった人が居た時にも

怒鳴るのではなく、

 

分かってくれるまで目を見て切々と説明する。

 

その様子見てたら

強い想いがあって再犯防止支援をしているとはいえ。

 

いわゆる赤の他人に対して

こんなにも愛情もって色々やってあげられるってどんだけ

器の大きい人なんだろう・・・。

 

って思ってしまった。

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現実から逃げて再犯する人の闇考えるとこっちが鬱になるわ

 

そんな草刈社長と

元受刑者従業員たちの様子を観てて思ったんだけど。

犯罪繰り返す人って。

 

心の拠り所がないが故に

悪い事に手を染めてしまう人達が結構いるんじゃないかな。

って思ったんです。

 

特に、目先の利益に目がくらみ

人から物とかお金を取ってしまったりするような人達。

 

そういう後先考えずに行動にしてしまう人って、

本気でぶつかって来る人や

本気で悲しんでくれる人が周りにいなくて

 

今までの人生の中で人の事信用して来れなかったから

 

どうせ自分なんて。って考えて刹那的に生きてしまうのだろうし

刹那的だからこそ

「今この瞬間だけ良ければいいやー。」

って考えに陥るのかな。って。

 

だからと言って

信用出来そうな人が目の前に現れたとしても

 

今までの人間関係でそういう事を経験してきてないから

「本当にこの人信用していいのかな?」

と不安になり、わざとその人が困るような事するのかな。

とも思いました。

 

元受刑者従業員。で例えるならば、

 

この社長信用出来そうだけど

どうせ今まで周りにいた大人達と一緒で

自分の事なんて認めないんだろうから適当でいいだろー。

って

 

仕事さぼっちゃうとか、他の従業員のお金に手をだしちゃうとか。

そういう事に繋がっていくのかな。

と思ったんです。

 

当然ながら

大抵はそんな事してしまったら

信頼を失ってしまって、職場に居られなくなってしまうし、

 

そういう人が1人でもいたら

他の元受刑者従業員にだって

悪い影響及ぼすから

 

 

なんか・・・。

思っている以上に更生するって大変だし

手のかかる事なんだね。

って感じたし、

 

心が形成されていく年齢の時に

どんな人とどんな関係性を築いて

自分はこの世に必要なんだ。とか

大切に思われているんだ。

 

っていう経験をすることが

いかに大切か。なんて事を考えていたら

 

軽く私が刹那的な気分になりそうになったし

その闇に飲み込まれそうな感覚になりました。

 

 

子供の時に人と人との繋がりみたいなの

経験せずにきてしまって、大人になってから学ぶのってめっちゃ時間掛かるし

 

周りからしたら「なんで出来ないの?」と

理解してもらえない事も多いにあると思うから

そりゃー心折れてしまう人。

 

わんさか出るし、もう嫌ってなっちゃう人沢山いるんだろうね。って

変に納得してしまいました。

 

とはいえ、嫌になったからと言って

犯罪に走って良いわけじゃないから

立ち直って更生してもらう必要があるんだけど

 

ただ、更生するまでには

底なし沼的な抜け出しづらさを感じるから

 

1回過ち犯してしまう事がどんだけ取返しのつかない事か。

と考えてしまった。

 

そういう事踏まえての

元受刑者従業員が心折れそうになる時に

何度も何度も雇い入れ側がフォローしながら

 

絶対に見捨てない。

っていう姿勢を見せながら関係性を作る必要があるんだろうな。

と思いました。

 

簡単には出来ないよね。

マジすごいっす。

 

 

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次回が気になる・・・リチャードって誰やっ

 

急にトピックスは変わりますが。

私としては、

 

草刈社長の妹さんが刺殺されてしまった

真相が暴かれそうな

次回の放送が気になってしょうがないです。

 

番組の最後の部分で

チラっと次回放送内容が流れたけど

 

その内容からすると

ちょっと私のモヤモヤの点と点。これが繋がる気がしました。

 

私のモヤモヤというのが

妹さんが亡くなった時の状態。

26か所もの刺し傷があったという事実。書くのも痛々しい・・・。

 

その事実だけでも加害者である夫の

相当の憎しみ。そして強い殺意を感じるんですね。

 

なのに加害者である夫は裁判で何もしゃべらず口を閉ざした。

 

けど。

禁固刑16年が言い渡されると

途端に自分の頭を机にものすごい勢いで何度もぶつけるという

自傷行為を始めた(周りに押さえつけられて止められました)

 

それ見てなんっかモヤっとしてたんですよね。

一体何が原因でそんな事件に発展してしまったんだろう?って。

 

なんで夫は裁判中黙ってたんだろうって。

番組中その部分が気になっていました。

 

 

もう一点気になっていた事はあって。

 

実は加害者である夫は、2019年仮釈放の審議を受けていて。

その際に

 

今まで「精神障害がある」と言っていたのを覆し

「自分はまともだった。好きな人がいる。と妻に言われたのでやった。」

と、全く違う証言をし始めたんです。

 

最初、その覆し証言聞いた時、

加害者が適当に嘘付いている。

と私は思って

とんでもない奴だ。位に思っていたのですが

 

加害者である夫が証言覆した事に対して

草刈社長がふと思ったことを言っているシーンを見た時に

あれ?もしかしたら覆したのは嘘じゃないのかな?

と思った部分がありました。

 

それは草刈社長のこんな発言でした。

 

「精神障害って言ってから15年薬飲まされてきたと思うけど、最終的にしんどかったんちゃう?」

「・・・だから。 嘘付いたらアカンって事ですよ。」

 

 

すっごいこれ、

私引っかかってて。なんでそんな事言うんだろう?

って思ってたんだけど。

 

 

けど。番組の最後で次回予告的な物が流れた時。

腑に落ちた感があったかも。

 

あくまで私の勝手な想像でしかないけども、

加害者である夫は妹さんの事が大好きだったんだと思うんです。

 

その仮定の上で予想しますが

 

妹さんはもしかしたら

夫に対して離婚を切り出したのかなぁと。

 

で。その時に別の男性の影がちらついたから

夫は冷静さを失い事件に至ってしまったのかなぁと。

 

 

なんでこの考えに至ったかと言うと。

 

番組の最後で

妹さん夫婦の事を知っている方と、

草刈さんのメッセージやりとり画面がテレビに映し出されたんです。

 

それは

妹さんと、加害者である夫が働いていた会社の

上司とのメッセージ画面でした。

 

それに書かれていた内容は以下の通り。

「私がお役に立てる事も少ないと存じますが、

リチャードと共に仕事をしていたので少しはお話出来る事があるかもしれません。」

 

夫の名前はチェイスです。

リチャードという、今回は登場しなかった男性の名前が書かれていたんですね。

 

誰?と思ったのと同時に

 

あれ?

もしかしたら本当に男性の影ちらついた?

って思ったんですよね。

 

そしたら何となく・・・。

全部繋がるかも。

 

と思ってしまいました。

不謹慎すぎるとは思いますが

 

あの意味深な終わり方を見たら私はそう思ってしまいました。

 

もし。

私の予想な感じでストーリーが展開していくとするならば。

 

来週はご家族の葛藤部分がかなり放送されるんじゃないかな。

と思います。

 

だとすると観るのかなりきついなー。

ご家族の気持ちを考えると今から気が重いし

 

それ想像しただけで頭が痛いし気分が滅入ります。

 

私観れるかな?。。。

 

今日は以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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