【アラフォー独女FP】ヤバすぎ愕然!!老後のお金2千万円じゃ全然足りない

こんにちは。踊るファイナンシャルプランナー マグロのとろみんです。

突然ですが、あなたは引退後に使うお金。総額いくらになるかご存知ですか?

 

2千万円問題。という名前で世の話題をかっさらった事がある老後のお金問題。

正直、何が二千万円なの?と言う位、それだけじゃ足りません。

 

今日は老後に必要なお金。第2段。

引退後に生活していくための

総額の計算方法についてお話します。

 

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目 次

 

 

「老後のお金」計画をする前に明らかにすべき3つのこと

 

では。

前回記事の復習も兼ねてですが

 

大事な事なので

「老後のお金」計画をする前に明らかにすべき3つのこと。

もう一度ここに記しておきます。

 

その3つの事とはこんな事でした。

 

1 将来もらえるべきお金(退職金・年金等)を把握する

2 老後、どんな事でお金が必要になのか想定してみる。

3 もらえる額と必要な額の差額を出していくら用意すべきか具体的に計算してみる

 

関連記事:女性の為の老後のお金その1 はこちら

 

このうち今回は、3つのうち2と3。

引退生活をしてから「使うお金」

 

すなわち、生活費がいくら必要か。

これを明らかにしていく方法をお話します。

 

 

具体的に必要な金額を見るのって

怖い。と思うかもしれませんが

 

ここ明らかにしないと

自分の老後に向けてお金を用意しなきゃいけないのか。

それとも意外といけそうなのかすら分からんので

 

勇気を出して一緒に見ていきましょう。

 

というか、

自分がどの方向に向かって何をしたら分からないのって

そっちの方が恐ろしいというか。

真夜中、山の中を何も持たずに歩いてるのと同じ状態であり

すっごい危険です。

 

 

ステップ1:誰でも1分で出来る「老後25年」生活費 計算方法

 

では。

引退後の生活費を計算しましょう。

 

引退後。

なんて言い方するとどうやって計算したら良いんだろう??

 

ふわっとし過ぎて

どう考えて良いの?

と、迷ってしまうと思いますが

 

これ。めっちゃ簡単に算出できます。

その算式は以下の通り

 

現在の毎月の生活費×12か月×年数。

 

 

仮に65歳で引退して25年間が老後の生活だったとします。

その場合、

 

今の毎月の生活費×12か月×25年。

 

今の生活費がすぐ思いつかない。という方は

給料から「貯蓄に回している金額」を引いた額。を式に入れてください。

 

 

なので、

もし現在毎月 手取りが25万円で5万円を貯蓄関連にまわして

残り20万円全部使っている。

というのであれば

 

25年で必要な生活費は

20万円×12か月×25年

=6000万円。

 

と言う事になります。

 

え???

老後でしょ?現在の生活費なんでそのまま使った算出方法なの?

と思われるかと思いますが

 

それは、

引退したからと言って、人の生活水準はそうそう変わらないからです。

 

どういうことかというと、

 

老後の生活。

というと慎ましく生活するというか。

あまり贅沢をせずに細々と生きるイメージを抱く方もいると思います。

 

が。

慎ましく生活できるのは

現役時代からそれを意識して生活していた方だけ。

 

現役時代、食べ歩きが好きで出歩くのが習慣になっていたり

人付き合いが広く毎週どこか出かけてた様な人が

引退後。

果たして急に質素に生活できるでしょうか?

 

はたまた、食材だけは良いものを。

と気遣い、良質オーガニック素材の食材を好んで食していた人が

定年退職後、

 

「節約しなきゃ」といい

急に激安スーパーで買い物しだしたりするんでしょうか?

 

 

個人的な見解ですけど

「それはない。」

と思います。

 

引退したからといって、人は急に引き締めは出来ないんですね。

というか。

逆だと思います。

 

セカンドライフスタートですよ。

 

どちらかというと

ゆとり持って美味しいもの食べたり、ノンビリどこか出かけたい。

なんて夢を描いている人が多いのではないでしょうか。

 

実際、

私の会社を定年退職していく方は

「ちょっとのんびり旅行でもしてから、パートでも探して少しペース落として働く予定。」

 

なんて事を言う方が多いです。

 

 

とはいっても

「いやいや。そんな事してたら破綻しちゃうから。」

と言い

 

途中で節約を始めたとします。

 

 

けど。

毎日の事だし、切り詰めた生活をその後ずっと出来るか?

と想像して

 

それが苦でなければ出来ると思うけど

 

老後ずっとそれが続く。って考えた時。

「なんで老後にこんな切り詰めた生活しなきゃいけないんだろう。」

 

と思うならば

続かないと思います。

 

一時的に節約したり切り詰めた生活が出来たとしても

結局元の水準に戻ると思います。

 

要は生活って毎日の習慣なので

収入が減ったからといって急には変えられないものなんですよね。

 

 

そういうことから

老後に必要な生活費も

現役時代の生活費とそんなに変わらない。と思った方が良いです。

 

逆にそれじゃ困る。

という方は今から少し削れるもの削る。とかして

希望の生活水準になるように準備が必要。と言う事ですね。

 

 

ステップ2:準備すべきお金の正味額を把握する

 

では。

25年分の生活費の金額が出たところで。

 

この生活費のうち

一体いくら自分で用意しなければならないのかを

計算していきましょう。

 

先ほどの例では月に20万円使っている人の場合

25年で6000万円生活費が必要。

という計算になりました。

 

 

生活費が計算出来たら

次にすることは

前回記事で紹介した「老後もらえるお金」の総額を差し引くこと。

 

必要な生活費 - 老後もらえるお金= 自分で用意する金額

です。

 

 

例えば

国民年金と厚生年金合わせて年間144万円(25年で3600万円)

退職金が800万円

あったとします。

 

そしたら25年間でもらえるであろう金額は4400万円。

 

という事は。

引退後、今の水準で生活を続ける場合は

1600万円の生活費を用意しておく。

 

ザックリですがこんな感じで予定を立てる事が出来ます。

 

 

ここで大事な点としては

 

もし。

将来用意すべき生活を計算した時に

今のままじゃ老後の生活が破綻する。と思ったり

キツイわー。

と思ったならば。

 

 

生活費落とす。

という事を今からしておくのも選択肢の1つ。

という事です。

 

どういう事かと言うと

毎月使うお金少なくしておけば

 

老後、貯めた貯金が減るスピードも遅くなりますし

 

そもそも「老後もらえるお金」で賄える可能性も高まりますよね。

 

仮に月に20万円かかるところを

引越しなどして月に17万円にした。

 

として先ほどの例を使うと

生活費は 17万円×12か月×25年=5100万円。

 

対する貰えるお金は先ほどと同じ4400万円でも

自分で用意すべき金額は700万円にまで減ります。

 

 

ちなみに老後もらえるお金。とは

ここでは

 

公的年金(国民年金 や 厚生年金)

確定拠出型年金(iDeCoや401k)

退職金

個人年金

老齢保険類

 

といった年金とか保険の性質が強い物を指します。

株式投資などの投資資産系は今回は省いてお話してます。

 

 

まじか。生活費に加えて老後さらに1800万円必要なの?

 

どうですか?

老後25年で生活していくのに用意しないといけないお金。

あなたはいくら位あったでしょうか。

 

人によっては

退職金+公的年金、そして

確定拠出年金と

養老保険という備えがあったりすれば

 

「必要な生活費意外と賄える予定なんだ!」

 

という計算結果になった方もいると思います。

 

 

が。

老後に出ていくお金は実は生活費外にも、

もう少し考えておくべきものがあります。

 

それは

介護費用などの老齢に伴う物や

 

持ち家の方の場合は

家の修繕費。ですね。

 

ざっとあげるとお1人様の場合25年の目安はこんな感じになるかと。

 

修繕等や家具買い替え 600万円

介護費用 880~2000万円

葬式代 50万円~150万円(規模による。直葬の場合20万円程度)

交際費 人による。年間どの位旅行や人付き合いしたいか

年間10万円でも25年間で250万円。

 

その人により

どんな健康状態かや、周りに頼れる人が居るかが全く違うので

なかなか予想が難しいんだけど

+1850万円~3050万円かなぁと試算しました。

 

 

金額の幅が広いのは

お1人様の場合。

 

ちょっとしたこと頼れる家族が居ない。

親戚とも疎遠。

となったら

 

健康状態悪くなった場合

お金を払って人にお願いする場面が増える可能性があるから。

状態によっては

実際もっとかかる場合もあります。

 

つーか。

生活費以外にそんなに備えなきゃいかんのか。

先程計算した、自分で用意しなきゃいかん老後の生活費に足したら

余裕で2千万円超えるぞ。

 

まじか………。

 

 

※介護関係の内訳は以下に書いておきます。

 

◆修繕や家具買換え(持ち家の場合)

修繕:屋根・壁・雨どいとベランダ周り300万円

バリアフリー化:お風呂場とドア数枚、玄関スロープと手すり取付で250万円

家電50万円

*水漏れ防止策として最低限で計算しました。

 

 

◆介護費用

特別養護老人ホーム入居平均期間3.8年

平均介護期間女性12.34年を元に算出

 

 

要介護2までの介護費内訳:(7年分と想定)

家事代行サービスや食事の宅配サービスを利用。

必要に応じて通所サービスやヘルパーさんに来てもらう。

 

最初は月数千円負担だけど、利用の度合いにより最終的に月5万位まで

負担が増える。と考えて計算。

費用負担平準化すると月3万とする。

3万円×12か月×7年=252万円

 

 

要介護3以上は、特別養護老人ホームに入居(4年入居すると仮定)

諸経費を入れて月々13万円とする。

13万円×12か月×4年=624万円

 

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正しい知識を付けて取捨選択出来るようになるための向き合いだよ

 

という感じで。

生きてると、お金ってとめどなく必要です。

 

だからと言って

将来の為にMAXで備えれば良いのか。

というと、そういうことではありません。

 

将来心配だから。

と心配し過ぎて切り詰め過ぎて普段の生活がつまらないものになるのは

私は意図してませんし

 

なにしろ自分の人生、

「我慢」するってなんか違うと思うんですよね。

 

我慢した末に病気になり

寝たきりになったら

貯金したお金はあるかもだけど

何の為に貯めたんだろう・・・。自分の人生つまらなかった。

ってなったら元も子もないと思うんです。

 

だからこそ。

 

知識を付けて取捨選択する必要がある。

 

という事を私は思います。

 

 

前回、今回と

老後、お金がどの位必要で

それに対してどの位の受け取れる年金などがあるのか。

をお話させていただきました。

 

それにより将来このままでいくと

どんな状況が待ち構えているか。という事を把握できたかと思います。

 

でもそれは

あなたを脅かすつもりではなく

逆に

現状把握して、必要なお金と向き合った上で

 

じゃぁ、どうやっていこうか。

私はもっと残したいから節約する。

 

いやいや。私は我慢するの嫌だから収入アップするわ。

いや、私は80歳まで働くの目指す。でもいいし

 

はたまた、

節約も収入UPも限界あるっしょ。

私はお金運用するわー。

 

と、いう感じで

あなたの性格や生活スタイルに合った方法で

将来に向けてどうするか。を決めていくツールとして

 

この2回でお話した

 

1 将来もらえるべきお金(退職金・年金等)を把握する

2 老後、どんな事でお金が必要になのか想定してみる。

3 もらえる額と必要な額の差額を出していくら用意すべきか具体的に計算してみる

 

この老後のお金との向き合い方3ステップ

を使ってもらえたら。

と思っています。

 

 

私も老後は倹しい生活より

優雅な和食レストランでランチして過ごしたいなー。

と思うので

 

今後もお金との向き合いと

学習。引き続き頑張ります。

 

今日は以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

ご不明点、ご質問等は下部のお問い合わせフォームからお願いします♪

 

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