とろみんです!

現代では正月の準備も簡易的に済ます家が増えていますが

江戸時代は正月準備をいつからしていたのでしょうか?
今日はその事について書いていこうと思います!

 

旧暦の12月13日から

結論から言ってしまうと旧暦の12月13日からです。

ただ、江戸の初期のころは12月の8日からだったようです。

そもそも、江戸初期の頃都内だと江戸城で年末の大掃除を12月初旬頃からやっていた習慣を
町民が真似て町中で掃除をするようになっていったところから広まった風習だそうです。

 

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旧暦の12月13日というのは吉凶を判断する二十八宿カレンダーでは

結婚式をする以外には何をするにも吉日な

「鬼宿日」(きしゅくにち)にあたります。

ちなみに七五三も江戸時代に11月15日に行う。と決められたそうですが
この日も鬼宿日にあたる日なんだそうです。

 

 

本来いつから正月準備する。というのは特に決まっておらずなんとなく中旬頃始める。と言う感じでしたが

縁起もいいし!

という事でだんだん12月13日に始めるのが慣例になっていったようです。

 

江戸の下町あたりでは西暦を使うようになって、
さらには昭和に入ってもしばらく

「12月13日といえば正月の準備始めの日」として、町中で掃除を始めていたそうです。

 

 

ただ、

江後迪子(1999)「隠居大名の江戸暮らし」 吉川弘文館刊行
の、江戸末期の1866年の12月、臼杵城 (九州) の大掃除に関する文献を読むと

大体毎年12月11日には掃除を終えて、12月13日には掃除の仕上げと、
その日はお疲れ様会(納会?)の様な感じでご馳走を食べる日。

そして正月準備はそれが終わった後。という様な記載があるので

地域により正月準備をする日は様々だったようです。

 

 

日本の旧暦正月についてご興味持った方、
江戸時代の初詣について。良かったらこちらもどうぞ

旧暦の新年(旧正月)、江戸時代の初詣はどんな風習だった?

 

準備は何をするの?

 

 

まず、煤払いをします。

昔は電気暖房器具や、電気の灯りなどない時代。
囲炉裏やろうそく、あんどんを使用していて

それを使用することにより薪や炭を燃やしますから天井や壁に真っ黒な煤が沢山付いたんですね。

それを落す事をしました。

 

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現代ではこれと同じ様な作業を形式的に(煤もついてないでしょうから)
神社や老舗旅館等で行っている様子がみられます。

 

TOKYO MXさんご提供 神社の煤払いの様子

 

竹の棒に笹の葉をくくりつけて作ったハタキを使っていたんですね。

年末になると、ハタキ売りやほうき売りが町に登場したようです。

 

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江戸の事を調べていると本当に色んな職業があって、
個人事業主だらけ。

そして専門店が多かったようですね。

ここの店は扇子。ここは唐辛子。ここは米。ここはてぬぐい。と言ったように。

私はその状況に何故かベトナムを思い出してしまう事があります。

 

ベトナムを訪れた際現地の人が
「ベトナム人は小さくても自分の事業を持ちたいと考える人が多く、
そのせいか仕事の種類がとても多いです」

と教えてくれたのですが、
(細分化されてますとか専門性が高いですの意味かな?)

 

街の勢いや活性化。また、ガンガン時代が流れていく中
その様を楽しむのんびりした人がいる。

その様子もなんとなく江戸時代後期とマッチするなぁと
思ってしまう事があります。

 

 

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さて、新年準備ですが、煤払いが終わるとまず、家中の畳を外に出し
バンバン叩いてほこりをだし、家の中も掃き掃除。

他拭き掃除などをして綺麗にしてから障子の張替えを行いました。

 

 

京都の12月13日といえば

江戸時代の正月準備をする日の事を
正月事始め。と呼びました。

 

京都では12月13日を
同じ「事始め」と呼びますがこの日は

芸妓さん、舞妓さん達にとって重要な日です。

 

一年御世話になった人達に感謝とお礼をしに行き、正月に向けての準備を始める日です。

ニュースでも取り上げられているので耳にした事がある方も多いのではないでしょうか。

 

こちらは京舞の井上流家元、五代目井上八千代さんに挨拶に行く芸妓さん、舞妓さん達
産経新聞社さんご提供動画

 

京舞の井上流家元、五代目 井上八千代さんが
芸妓さん、舞妓さん達に渡している細長いものは舞扇です。

 

彼女たちは他にも御世話になった御茶屋さん、ご指導してくれている方々、お店等々に挨拶をしに行きます。

花街界隈はにわかに慌しく行きかう芸妓さん、舞妓さんで賑わいます。

 

また、ご挨拶の直後にお座敷が入っている舞妓さんは
お座敷にすぐ向かえる様にお仕事姿(ひきずり姿。と言われます)

で挨拶に行く姿も見られます。