まるでボス猿【ザノンフィクション】日光さる軍団の太郎社長マジ怖い

写真出典元:ザ・ノンフィクション
こんにちは。マグロのとろみんです。

うわー。ドン引きー。でもこんなおじさん昭和に時代は結構いたよね。

という感じで鑑賞した本日のザ・ノンフィクション。

令和の時代に、昭和の勢いを思い出してみるのはいかがでしょう。

 

2020年3月22日放送【ザ・ノンフィクション】

就職先はさる軍団 ~師匠と弟子と新入社員~の感想です。

 

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目 次

 

おサルじゃなくて「さる軍団」の新人が主人公

 

 

「日光さる軍団」ってご存じですか?

「反省ポーズ」で90年代、一世風靡したおサル「次郎」で有名になった会社であり、

多くの素晴らしい猿まわし師を輩出し続けている会社です。

 

 

今回はその「日光さる軍団」に入りたての新人が主人公。

 

猿まわし芸といえば1000年続くと言われている伝統芸。

 

現在「日光さる軍団」には19人の猿まわし芸人が所属しています。

そのうち2019年入社は7人。

 

動物の専門学校で動物のお勉強をした上での入社した方や

保育関係の勉強からの方向転換をして

「日光さる軍団」を選んだ方までバックグラウンドは様々。

 

 

けど、猿まわし芸は皆未経験。

全員1からのスタート。

 

「日光さる軍団」入社1年目。

新人として、ステージのサポートやおサルのお世話などの仕事を覚え、

それに加えて猿まわし芸の稽古に励む

いわゆる下積み時代。

 

その新人が猿まわし芸人として

育っていく様子を追ったのが

今回の放送内容でした。

 

 

「さる軍団」社長さんの熱血ぶりに、恐怖だった私の新人時代を思い出した

 

さて。

猿まわし師として「反省サル」次郎を育て、

大活躍されていたのが

「日光さる軍団」の社長、村﨑太郎さんです。

 

しっかし

村﨑太郎社長。

 

強烈過ぎるキャラです。

テレビみてびっくりしました。

 

この令和の世の中に昭和スタイル貫いています。

 

「日光さる軍団」では、週に2回

社員全員で食卓を囲む

食事会が開催されているのですが

 

そこで大演説開始。

演説だか怒鳴っているのだか分からない勢いで

熱を込めてくだを巻く。

 

まるでジャイアンみたいな勢いで

「好きな様に生きろ!」

「好きな様に生きようとすると世間がとやかく言うが、自分の好きな様にやれ!!」

と。

 

途中くだを巻きすぎて

聞き取れない勢い笑

 

こんな大演説会、食事会の度にやってるのかなぁ?

 

私的に、大ドン引き。

あり得ない・・・。

 

 

20年位前だったら場末の大衆居酒屋で

そんな感じの立ち回りをするおじさんいたけど

 

その当時だってそういう人に対して

周りは「時代遅れ」みたいな顔していたよー。

 

うける。

こんな人、久しぶりに見ました。

太郎社長、完全に昭和です。

30年時代が逆行。

 

かなりなレアキャラ。

 

しかし週に2回も演説聞くのは結構辛い。

誰か止めてあげて・・・。

 

 

そんな昭和スタイル、熱血漢な社長に

ドン引きしていた私。

 

 

が。

しばし考えてみたら

 

 

私が20歳の時に仕事していた場所の師匠は、

正に、村﨑太郎社長ばりの勢いで指導するタイプの方だった。

という事を思い出しました。

 

 

それこそ怒っている途中に泣こうものなら

「てめー!何泣いてんだよ。泣いて解決するのかよっっ」

と引っ叩かれたし

 

悔しいなら結果だせ!

と、師匠が叫ぶ風圧で吹っ飛ぶんじゃないか。

位の勢いで毎日怒鳴られていたし

 

バンバン物投げられてましたね。

 

私の師匠は私の為に必至で向き合ってくれていた。

という事が今となって分かりますが

当時は恐怖そのものでした。

 

 

「日光さる軍団」の方達も

あの社長の勢いで怒られたら

当然だけど恐怖だと思う。

 

そりゃ新人さん達は社長と目合わせられないわ。

怖いもん。

 

あの勢いで怒っていたら

おサル達だって

太郎社長の事をボス猿とすら思っている可能性があると思います。

 

社長さん、そのくらい怖いの。

 

関連記事:【かくかくしかじか】日高先生の竹刀並の攻撃力!恩師の怒涛の鬼ビンタ

 

 

「日光さる軍団」村崎太郎社長がボスキャラな理由

 

「日光さる軍団」太郎社長の驚きの

昭和時代・くだまきスタイルに

ドン引きしたものの、

 

それにより

自分が新人だった頃、太郎社長ばりに

全力でぶつかり、指導してくれた師匠の事を思い出した私。

 

 

いやー当時は怖かったなー。

実際毎日相当ビクビクしていました。

 

 

けど。

何故、そこまでして小娘だった私を追い込む必要があったのかは

今だからこそ分かります。

 

 

それは

「本気でやる気があるのか。腹くくる覚悟があるのか」

 

これを問うていたんだと思います。

 

 

「日光さる軍団」の場合でいうと、

パートナーは動物であるおサルですよね。

 

対人間とは違い、

動物のおサルにとって、

人間の都合なんて関係ないです。

 

人間の都合で去った場合

おサルが混乱を起こしかねない。

 

今まで築いてきた信頼関係

がなくなってしまい、

 

バランスを崩しかねないのだと思います。

 

 

なので

極端な事言うと、

途中でやる気がなくなるなら

今去れ。

 

逆にこの位で辛くなってしまうなら

ムリ。

 

という意味もあって

厳しい指導をしているのではないかな。と思いました。

 

 

私の場合は、

その熱血師匠の元では

グラビアページなどに出演する子をキャスティングする仕事してました。

 

でも、こっちが本気で女性に向き合わない限り

その子達は恐ろしい事に

平気で撮影前日に

「やっぱりやめますー」とか言ってくるんですね。

 

 

そうなったら私たちと出版社の間の信頼関係が壊れてしまうんですが

 

そうならない為に

「お前どうすんだよ。厳しい世界なんだぞ。本気でやる気あるんのか」

という事を

 

当時の私の師匠は叩き込む為に

厳しい指導をしていたんだろうな。と思います。

 

 

でも。

幾ら腹くくる必要あるからって

怒鳴るのは怖いからやめて欲しい。

 

怒鳴られたら頭真っ白になるし。

 

 

若いから乗り越えられるのであり

多分今の私ならムリーーーー。

 

 

多分逃亡するわ。笑

 

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ザ・ノンフィクションの名作「平成の金の卵たち」を思い出す

 

さて。

私の熱血師匠が当時、

「あのさ、日曜日家でザ・ノンフィクションを見たんだよ」

 

と言った事があったのを思い出しました。

 

 

それは

中学卒業と同時に、板前を目指して修行する。という内容の物で

 

1998~2003年の間に数回に渡ってシリーズ化された

「平成の金の卵たち」という放送でした。

 

 

日本料理屋で下積みをしている子の中に

不器用な子がいたんですが

その子が何度も何度も挑戦している姿をみて

 

「あぁ。結果、こういう子の方が残っていくのかな。」って

師匠は思ったそう。

 

「器用な子って最初は良いけど結構簡単に辞めちゃうじゃん。」

って言ってました。

 

 

今回の【ザ・ノンフィクション】でも

「日光さる軍団」の新人の中で

群を抜き、上手だった子が

 

途中辛くなり、突如荷物を全部持って逃亡。

という場面がありました。

 

そして逃亡した子は一時「日光さる軍団」に戻るものの

ほどなくして退社を選択します。

 

どこの業界もそういう傾向は変わらないんですかね。

 

 

ところで

私はかなり不器用な方だなーと自分を見て思いますが

 

実は不器用で得する事ってあるよな。

と思う事もあります。

その1つが長期戦で取り組む事。

 

 

不器用が故に私は普段から

何か取り組む際、苦労する方です。

 

でも普段から苦労しているし

それが普通だからあまり辛くならない。

 

むしろやっているうちにそのうち

自分の能力が向上して

なんとか形になるんじゃない?位で取り組めています。

 

 

でも

最初からパッと上手に出来る様な方って

 

スルスルーって

進めちゃう分、

突然大きな壁が目の前に現れた時に

びっくりして対応できないんじゃないかな。と思うんですね。

 

 

なので順調に言っていた風に見えても

突然離脱してしまったりする。

という事が起きるんじゃないかな。って思います。

 

不器用って意外と使い勝手によっては

良いのかもしれない笑

 

 

最終的に、新人さん達を応援しながら泣いていた私


写真出典元:ザ・ノンフィクション

さて。今回の【ザ・ノンフィクション】

就職先はさる軍団 ~師匠と弟子と新入社員~を観て

 

最初は熱すぎる社長にドン引きしていた私ですが

 

最終的にその社長に感動する形で終わりました。

 

 

それは、「新人発表会」の場面でした。

新人にとって、初の大舞台となる「お披露目会」。

 

練習に練習を重ねた新人さん達。

 

緊張が最高潮に高まる中

幕が開く。

 

すると。

2歳のおサルが

大勢のお客さんを目の前にして大パニックに陥ってしまう。

という事件が起きました。

 

「嫌だ嫌だ」と叫び、逃げ回るおサル。

新人さんの気持ちになると、こちらが辛くなってしまうほど

おサルは暴れまわります。

 

何度言い聞かせようとも、

パニくったおサルは言う事を聞きません。

 

結局、その新人さんは何も出来ないまま

劇団の判断でその日は舞台を降りる事になりました。

 

それに対して

村﨑太郎社長がどんな言葉を掛けるのかな。

と思っていると

 

 

なんと。

「悔しがれ。沢山悔しがって次につなげろ」

と、

 

新人君を抱きしめ一緒に泣いたんですね。

 

社長!

どんだけ熱いの!

と、私は目が丸くなりましたが

 

 

そこまで相手の気持ちに寄り添い

一緒に泣いてくれたら

そりゃ心動かされて頑張っちゃうわ。

 

と思いました。

先ほどは

ドン引きするわーーーと言ってすみません。

 

反省します。

 

 

ともあれ。

おサルさんと言えども

れっきとした生き物。

 

感情と感情がぶつかるところに

深い人の学びがあるのかも。

と思った私。

 

 

図らずも、私の中に熱き想いがこみあげてきて

番組の最後には

画面かぶり付きでボロボロ泣きながら

新人たちを応援している私がいました。

 

 

世の中いつの時代も

努力して、何かを乗り越える姿って

人の心を熱くさせる何かがあるんですね。

 

今日は以上です。

読んでいただきありがとうございました。

 

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