こんにちは。とろみんです。
突然ですがあなたは毎年母の日祝ってますか？
お隣の国。
韓国では「父母の日」（両親の日）という日があるんですよ。
お隣の国なのに日本とは一味も二味も違う母の日。
今日はその事について書いていこうと思います。
目 次
韓国の父母の日（両親の日）の由来
日本では5月の第2日曜日が母の日。
6月の第3日曜日が父の日ですが、
韓国では５月８日に「父母の日」（両親の日）という日があります。
母の日と父の日が一緒に行われているイメージ。と言えば分かりやすいでしょうか。
韓国語でオボイナル(어버이날)と呼ばれています。
このオボイナル(어버이날)の由来なんですが
３つの単語が合わさって出来た言葉です。
まず
어(オ)
母という意味の어머니(オモニ)の 어(オ)
次に
버(ボ)
父という意味の아버지(アボジ)の 버(ボ)
そして
날(ナル)
〇〇の日。を表す日という意味の 날(ナル)
これらをあわせて
オボイナル(어버이날)
と呼ばれるようになりました。
韓国では父の日はない。実は母の日と同日開催
元々は1956年から1973年までは、
5月8日が「母の日」と指定されていました。
それに対して「父の日」が存在しないのはおかしい。
という事になって
1973年から母の日改め、「両親の日」とされ、
5月8日は父と母、両親共に感謝をする日になりました。
元々目上の人を大切にする文化が根付いている韓国ですが
両親に感謝の気持ちを伝える日があることで
より一層、親孝行をする。両親への尊敬の念を抱く。
という良い循環になっている様な気がします。
両親の日。だけでなく
韓国には家族を大事にするイベントが多いです。
なので私の友人の韓国人も
お母さんを大事にしている人が多いですし、
そのお母さんの誕生日は毎年一緒にお祝いをする。
という友人が何人もいます。（わざわざ田舎に帰省する方も）
さて、この両親の日であるオボイナル(어버이날)。
歌があるんですよ。
その名も”父母の日の歌” 어버이날 노래（オボイナル ノレ）
オボイナル（両親の日）プレゼントで人気のお札花束
韓国でも日本と同じ様にカーネーションを贈る習慣があり、
生花店はもちろんの事、街頭でも花束や鉢が数多く並びます。
普通の花束として贈る場合もあれば花籠「꽃 바구니（コッバグニ）」を使った
アレンジの贈り物も定番とされています。
なので、父母の日当日は、
胸にカーネーションをさして歩いている方々が沢山いるんですよ。
他にも、定番プレゼントとして
健康グッズや健康食品や健康茶などの健康に関する物や
旅行などのプレゼントも人気です。
また、日本の感覚からするとちょっとビックリしますが
両親に対してお金をプレゼントする。
という風習もあるそうです。
両親にお金を贈る、という響きだけでは我々日本人的にはすこし驚いてしまうのですが、
文化の違いというか
お金に対しての考え方の違い。
なんだと思います。
日本ではお金の話しを人前でするのは一般的じゃないけど
アジア各国ではそんなにタブーな話題でもなかったりします。
ちなみに父母の日だけではなく
誕生日や記念日にも、家族に対してお金を送ったりするそうです。
これは少し前に大ブームを起こした
돈 꽃다발 (お金花束)というものの動画ですっ
花とお金という２大定番プレゼントを組み合わせるとは驚き。。。。
その他の贈り物としてはお母さんに対しては
アメリカや日本でも人気の美容関係のプレゼントが多いです。
さすが美容大国韓国。
いつも家事をしてくれているお母さんが女性として輝ける時間を作る。
という事に関しての贈り物が多いのは頷けます。
内容としては
美容院やネイルサロンの予約、エステギフト等。
また、一風変わったものとしては、
父母の日に合わせて整形外科の病院などが行っている
通称孝行整形というちょっと驚きの施術料金割引イベントがあります。
美意識を大切にしている韓国ならではの親孝行かもしれませんね。
まとめ
韓国でも父母の日は日本と同様
定番の贈り物としてカーネーションを贈る習慣がありますが
お金を贈るという習慣があるのは驚きだったんじゃないでしょうか？
しかし、実際はそれで好きなものをチョイスしてくれる。
というのはとても理に適っているのかもしれません。
親孝行の韓国の人々ならではの贈り物が多くあり、
そのどれもがちゃんと感謝の気持ちが込められていて素敵だと思います。
もしも身近に韓国の方でお世話になっている年上の方がいらっしゃったら、
５月８日のオボイナル(両親の日)にプレゼントを贈ってみてはいかがでしょうか。
韓国で見たり、体験したりして得た現地情報
