働き方改革で残業ゼロにする方法とは?ダンスマニアが踊りながらわかりやすく説明

こんにちは。マグロのとろみんです。

 

先日ビジネス雑誌PRESIDENTのオンライン記事を読んでいたら

「働き方改革の影響で、会議がどんどん効率化されている」とありました。

ほんまかいなー。

 

何やら会議中のプレゼンテーションのやり方が変わってきているそうです。

今日は記事を元にダンサー視点でも新時代のプレゼン方法を探ってみました。

いざ!

 

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目 次

 

働き方改革で残業規制。会議のあり方を変える必要が出た

 

働き方改革が施行され、段階的に適用開始になっていますが

あなたの会社ではそれに伴い何か変化ありましたか?

 

今回読んだ、雑誌PRESIDENT オンライン版によると、

働き方改革で残業が出来なくなってきている為

会議に割く時間を短くする会社が増えている傾向にあるそうです。

 

 

働き方改革の影響すごいな。

ってか、政策打ち出しただけで本当に会議が時短化しているなら

日本ってどんだけ無駄な時間の使い方していたんだろう?

そしてどれくらいの会社で会議時間の短縮成功しているんだろう?

 

 

という疑問は浮かぶものの

どうでも良い事に長々時間を取られるのが嫌いな私としては

最近の世の中の傾向は嬉しい限りです。

 

 

その記事によると、新形式プレゼンでは

プレゼンする上でよくある『ポイントが3つあります』というのすら

既に古い。という事。

3つも聞いてられない時代になってきているそうです。

 

まぁ・・・古いというか、

残業出来ないから、時間短縮しなくちゃいけなくて聞いてられない状況も出てきている。という事だとは思いますが。

 

とにかく時短。

時代も令和ですからねー。色々変わるんですね。

 

 

私の職場では

話すポイントすら絞り込めない方もいますが

ダラダラ話すなんてもう大昔のスタイルって事ですね。

 

 

PRESIDENTで読んだプレゼン方式を検証したら腑に落ちない。なんか変

 

さて。PRESIDENTオンラインの記事によると

その新形式プレゼンとは

 

「最後まで聞かないとオチがわからない

“起承転結”型の文章は、ビジネスではもう通用しません。

 

私が人に話し方のアドバイスをするときは、

結→起→結→承→結の順で話すことを勧めています。

との事。  引用元:PRESIDENTオンライン

 

という事は、仮に

昭和スタイル:会議内で時間を掛けて作っていく

平成スタイル:テーマは事前共有・ポイント絞って会議

とするならば。

 

令和スタイル:とどのつまりをスピード感持って強調。

という感じでしょうか。

 

 

結論はサブリミナル効果のごとく、何度も訴えて

脳内に刷り込み焼き付ける。という感じ?

 

 

うーん。でも

【結→起→結→承→結】と言われても・・・

イメージ付きづらいなー。

どんな感じになるんだろ。

 

と思ったので文章にしてみました。

 

PRESIDENTオンライン記事での【起承転結】が

どの様に定義されているか不明ですが、

ここではプレゼンが前提の【起承転結】を以下の様に定義してみます。

 

「起」:テーマや商品名

「承」:商品詳細説明

「転」:解決策・不安の解消

「結」:ベネフィット提示

 

 

で。「新商品4次元ポケットの勉強会」という話し合いだったとして。

 

【結→起→結→承→結】で並べると・・・・。

こんな説明の仕方になるでしょうか。

 

会議内容:新商品「4次元ポケット」の販促ポイントを話し合う

 

「結」:これがあれば世界中手ぶらで旅行出来る!

「起」:それは4次元ポケット!

「結」:ポケットのみで好きな場所にGO。そのまま引っ越しすら可能

「承」:ポケット内の格納空間は無限。洗濯機対応素材で洗えちゃう。

「結」:荷造り?そんなの一生不要。いつでもどこでもこれ1つで出かけられる。

 

 

並べてみて気が付きましたが

これだと「転」がないんですね。

ポジティブな要素だけ訴えるような文章が出来てしまった・・・。

 

 

「転」=解決策・不安の解消なのでそこには

「紛失が怖い?安心あれ。ポケットにはGPSとロック機能付き」

 

という内容を入れようと思ったけど、

このケースだとその不安解消する場面はないらしぃ。

 

それとも「承」の項目内に「転」も含まれる感じになるんでしょうか?

もうちょっとその辺詳しく教えてもらえると

普段あまりプレゼンする事ない私にも分かりやすいんですが。

 

どうなんでしょう?プレジデントさん。

ちょっとモヤモヤする…

 

今の時点の感想

【結→起→結→承→結】って何だ?ちょっと私には分かりづらい

 

 

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サルサダンスも【起承転結】は当てはまらない。起承転結って何なんだ

 

しばし【結→起→結→承→結】

について考えを巡らせるもやっぱりモヤモヤは晴れなかったので

 

ダンス馬鹿な私としては

「起承転結」にダンスを当てはめてみたら理解しやすいかなぁ?

なんて考え始めていました。

 

え?ダンス??と

唐突に感じる方もいらっしゃるかもですが

プレゼンもダンスも人前で披露するって点では同じなので

通ずるものあるんじゃないかなぁ。と考えたんです。

 

 

で。その時に私の頭の中に浮かんでいた

シチュエーションとしては

 

◆舞台でのダンスパフォーマンス

◆1曲完結型(曲の終わりで1作品終了。という区切り)

◆音楽:ラテンのサルサというジャンル

 

これを「起承転結」に当てはめてみよう。と考えてみたわけです。

 

 

改めて「起承転結」を定義します。

 

「起」:導入部分。状況や前提を提示

「承」:話が展開していく。

「転」:状況や流れに変化。出来事や問題が起こる。

「結」:結果や結論。

 

 

ところが。いざ、並べ替えてダンスに当てはめようと思ってみても

ピンと来ない。

 

ダンスではどうなるか?と考え始めた時に

【結→起→結→承→結】という順番にはならなそう。

とは予想していたものの

なーんか変。

 

その理由として

私がまず思ったのが

そもそも一曲完結型のパフォーマンスの場合

「結」はないかも。という事でした。

 

何幕にも渡るストーリー仕立ての舞台であれば「結」はあるけど

一曲完結型のパフォーマンスは

「結論」として何か解決する。結末どうなったのか。というものではない事が多い。

 

 

華やかさや、派手さ。情に訴える演出のものは多くあれど

1曲で「起承転結」の全ての要素を含んでいるものはあまりないですね。

 

 

特にサルサという曲自体、

構成的に「結」がないまま終わる曲も多いせいなのか、

パフォーマンスでもあまり「結」は大事じゃないかな。

大体最後にかけて盛り上がり、ジャンっ!と終わるからなぁ・・・

 

と、言う事は

サルサパフォーマンスは「起承転結」では表せないのだろうか?

と、いきなり出鼻くじかれてしまいました。

 

 

そもそも先ほどのPresidentの記事内容で書かれていた

【結→起→結→承→結】だって【転】がない時点で私としては

ピンと来てないし。

 

「起承転結」ってなんなんだろうか。

なーんか回りくどいなー

とすら感じ始めてしまっていました。

 

とりあえずここまでの結論。

1曲完結型ダンスパフォーマンスは「結」が必要ないことも多いので

「起承転結」では表現しずらい。

=「起承転結」はインパクトある見せ方には向いてないのか?

 

 

時短かつインパクトが欲しい時に最適なのは【序破急】

 

なんだかなー。。。と思い

プレゼン上手な人と話す機会があったので、私が読んだPresidentの記事内容を

簡単に説明し

 

「そもそも【結→起→結→承→結】は

【転】がないから変な感じにならないのかな?」

 

と言ってみたところその方曰く

 

「それ、序破急なんじゃない?」

と。

 

それを聞いた途端

急に頭の中のもやっとしていたものがあっさり晴れた気がした私。

 

 

先ほどの「新形式プレゼン構成」に当てはめる場合でも、

ダンスに当てはめる場合を考えてみても

 

スピード感といい

展開の仕方といい確かに。

序破急のほうがしっくりくるかも!

と納得したのでした。

 

では、そう思った理由を説明して行こうと思います。

 

 

まず「序破急」という言葉についてですが

元々は、日本の音楽や舞踊の構成・演出を表す言葉です。

 

「静から動」とか、「緩から急」といった、

「動力」とも表現出来ますが

日本の舞踊・音楽は最後に向かって盛り上がっていく構成になっているそうで

その様を表す言葉が語源だそうです。

 

●テンポだと

「序」→「破」→「急」の順で「急」になる程テンポが速まる。

 

●ストーリー展開だと

「急」で盛り上がりが最高潮。といったイメージ。

 

とはいっても必ず終わりを「急」にするルールはない様で

「序・破」だけの2部構成も結構存在するそうです。

昔の日本人って現代人と比べて意外とケ・セラ・セラみたいな性格だったんですかね。

 

 

ちなみに「序破急」の流れを表すならば。

 

序:序章。状況説明

破:話のリズムに変化

急:話に勢いが付き、ラストに向かう

となるかと。

 

 

これを見る限り「起承転結」も「序破急」も

どちらも構成的には大きな違いはないと私は思っています。

 

ただ。2つを比べた時に違うな。と私が思うのは

「序破急」は拡大や成長を遂げる印象を併せ持つ。という点。

 

 

「起承転結」

生きてると苦楽色々あるけどそれも人生だよねー。

と、目の前に起こる出来事に挑戦して乗り越えていく。という展開が基本形。

グラフにするとこういう上昇と下落を繰り返すタイプ。

 

「序破急」

目的地に向かって爽快に走り抜け、進むごとに弾みが付き

出来事が起こっていく感じ。

グラフにするときれいに上昇カーブを描く感じ。

 

それを踏まえて考えると

 

PRESIDENTオンラインの記事内にあった

「プレゼンもスピード感が求められる時代」

という点でも「序破急」の方が適してそうだし

 

私がモヤモヤした

「転」・・・解決策の提示

がない事も問題にならなそう。と思いました。

 

 

という事で【結→起→結→承→結】を

少し強引に【序破急】に変換してみました。

 

「急」:世界中手ぶらで旅行出来る!

「序」:格納空間が無限。4次元ポケット新発売!

「急」:ポケットのみで好きな場所にGO。そのまま引っ越しすら可能

「破」:なーんとGPS搭載。安心ロック機能も付いてるよ。

「急」:荷造り?そんなの一生不要。いつでもどこでもこれ1つで出かけられる。

 

 

ここでの気づき

短時間かつインパクトある、まとめ方をしたい時には

シンプルにまとめやすい「序破急」が向いているかも

 

 

「序破急」で再チャレンジ。サルサダンスだとどうなるのか当てはめてみた

 

「起承転結」よりも「序破急」の方が

短時間で印象付けたいプレゼンに向いているなぁ。という結論に至ったわけですが

 

ここで先ほどは「結」がないからそもそも無理。

となってしまったダンスも「序破急」で考え直してみました。

 

え?しつこい?

すみません。しょうがないんです。私ダンス馬鹿だから。

 

ということで。いざ。

シチュエーションとしては先ほどと同じ。

 

◆舞台でのダンスパフォーマンス

◆1曲完結型(曲の終わりで1作品終了。という区切り)

◆音楽:ラテンのサルサというジャンル

 

 

「序破急」定義

序:序章。状況説明

破:話のリズムに変化

急:話に勢いが付き、ラストに向かう

 

 

するとサルサダンスのパフォーマンスは

【序破急】または【序破急破急】

この2パターンが多そう。という結論に至りました。

 

そして

それぞれのパートの分量はチームや作風により、

ばらつきがかなりありますが、

 

今まで観てきたものや、自分が踊った作品を考えても

一般的には「破」が50%位の割合を占めるものが多いです。

 

 

勢いある様なチームだと【序破急】の「急」多めで

ラストに向けてこれでもか!

とパフォーマンスするチームがあったり

競技寄りのものだと【急破急】で圧巻させるタイプもあります。

 

いずれのパターンにおいても

グラフで表すと浮き沈みがあるタイプではなく

後ろに向かって上昇を描く。という事が共通点としてあげられます。

 

 

ちなみに。。。

私がサルサを始めて一番最初に影響受けて以来、今でも大好きな振り付けのパフォーマンスも検証してみたところ

 

【序・破・急・破・急】で15%・23%・12%・25%・25%で

「破」が48%。やっぱり半分位の割合構成でした。

 

初めてパフォーマンス構成をここまで掘り下げてみましたが

何でも分析してみると面白いものですね。

 

折角なのでここで

その【序・破・急・破・急】で15%・23%・12%・25%・25%

と計算してみたパフォーマンス動画について私なりの感動ポイントを1つ。

Yamuleeというニューヨークのチームです。

 

ダイナミックな為、力いっぱい踊っているようにも見えるこの作品。

音を捉えて、その音に合った振付だからこそダイナミックさを存分に感じられるのだけど

実は彼ら、ものすごーく丁寧に踊っているのが感動ポイントです。

 

丁寧ポイント上げ始めたらこのパフォーマンス内だけで20個位軽くあるのですが

今日はとりあえず1つ。

例えば1:14あたりからのルーティンでジャンプ後、

女性を置く場面では女性に負担がかからない様に本当に丁寧に置いている。

この速さの曲の中でこの正確性と丁寧さは本当にスゴイの一言です。

 

世の中にはリフトとかを勢いでやろうとするタイプの踊り手もいますが

そういうのはケガも心配だし、見ててハラハラする為、私は嫌いです。

 

なので、この動画みたいな丁寧な置き方を見た時に

「あぁ。やっぱり世界トップの人達は、最大の効果を見せながらも体の事は大事にしてるんだ。」

と、感動した事を覚えています。

 

 

ちなみに世界で現在活躍するサルサダンサーさん達も

このチームの影響を受けている人はすごく多くて

このチームのルーティン(振付)の一部を取り入れた作品、かーなり見ます。

 

 

とにかく私は本当に計算され尽くされたこの人達のパフォーマンスが大好きです。

その中でもこのナンバーが一番好きだなぁ。

冗談抜きでこの作品だけでも100回は再生してると思います。

他の作品も入れたらきっと数百回は再生してるとみた笑

 

 

ところで。

この動画は2013年日本公演の時のものです。

このナンバーは、かなり前に作られた作品という事もあり、

その頃あまり演じられる事がなかったんですね。

 

なのでその公演でも、てっきり他ナンバーの披露になるのかなぁ

なんて思っていたら、見れちゃった。という事が

半端なく嬉しかったのを覚えています。

 

 

しかも私はそのイベント時、出演者でもあったので(サルサは1イベントで沢山のチーム出演あり)

なんとリハーサルを正面から拝むことが出来てしまい、

 

しかもしかも、本番は舞台袖という

普段観る事の出来ない角度から見れ、いつもとは違う雰囲気と迫力を感じる事が出来、

 

さらに言うと実はこの時、このチームの

主要メンバー1名の卒業が決まっていたのですが

この日がその卒業メンバーによるこの作品、踊り納めの日。

世界のどこにいっても彼女がこのナンバーを踊る姿はもう観れない。という回でした。

 

私にとって色んな意味で神回だったんですねー。

大興奮しすぎて3日位ぼーっとしていた記憶があります。

 

というか、今でもあの舞台袖から見た光景と興奮を思い出せるし

リハーサルでの少しリラックスしながらも、手を抜かず踊る様子を見せてくれたプロ意識の高さを今でも忘れません。

 

 

ちょっと熱すぎましたかね。

話を戻し、まとめます。

 

ここまでのまとめ

サルサパフォーマンス視点で見てみても

●プレゼンは【序破急】構成の方がインパクトあるものが作りやすい

●自由な構成が可能なので働き方改革で求められる時短にも対応

●注意:【急】を途中途中に入れ、聞く人のテンションを保つ

 

 

色々考えた結果の結論:プレゼンはぶっちゃけテクニックではない

 

 

今日は、ビジネス雑誌PRESIDENTオンラインで読んだ

 

働き方改革により、ついに日本の会議も合理化するなど変化あり。

という記事をきっかけに

「人前で見せるとは」について色んな角度から考えてみたわけですが

 

考えてみた結果、短い時間でインパクト与えるタイプのプレゼンは

【起承転結】よりも【序破急】の方があっていると思いました。

 

【序破急】は3部構成。と決められている訳ではない為

端的に伝えたい時は【急・破】のみでも構成可能。という感じで

アレンジも効くから使い勝手が良さそう。とも思いました。

 

 

ともあれ、見せ方のテクニックも勿論大事な要素だけど

それよりも何を誰に伝えるか。の気持ちの方が大事かなーなんていうのが私の結論です。

 

分かりやすく人に伝える為には

どんな分野であれ、少しはテクニック磨く必要あり。とも思いますが

相手の事考えないプレゼンやパフォーマンスって

なーんも伝わらん事あるんですよね。

 

ダンスパフォーマンスでも、テクニック的に素晴らしくとも

「上手だねー」だけで終わっちゃう人もいるし

プロとかじゃないのに「もっと見たい!」と言われる方達もいたりします。

 

その違いって何だろう?

と考えた時に観ているお客さんの事を考えて演じているかどうかじゃないかな。

と思いました。

 

それ話始めるとまたとめどないので

また機会があったらその辺の事も書きたいと思います。

では。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

今はサルサを愛するお気楽ダンサーですが、昔は歌舞伎町のホステスでした

 

 

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