【スーパーボウル2020】シャキーラの圧巻ダンスに女王ジェイロー喰われる

画像出典:NFL JAPAN

こんにちは。マグロのとろみんです。

2020年もNFLスーパーボウルは大盛り上がりだったようで。

私はもっぱらゲームよりもハーフタイムショーを楽しみにしている人間ですが、今年はラテン色が強い演出となっており、サルサを踊る身としては心鷲掴みにされました。

 

JLoの隣にはガチのサルサダンサーが登場するし、シャキーラは故郷コロンビア愛全開だし。あそこまでラテン祭りだと嬉しかったです。

今日は2020年NFLスーパーボウル。

ジェニファーロペスとシャキーラによるハーフタイムショーの感想です♪

 

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目 次

 

 

いそいそと公式動画開くと既に1,000万回越え!注目度半端ない

 

私はスーパーボウルの生放送は観れなかったので

NFLが配信している動画でハーフタイムショー観ました。

 

配信開始わずか数時間後に観たというのに

その時すでに再生回数1000万回越え。

 

その後再び見た時には、あっという間に7800万回超えになってました・・・

すごっ。

 

いかに注目されている舞台か。という事にびっくりさせられます。

そうそう。スーパーボウルといえばアメフトの最高であり最大の大会ですが、

毎年視聴率の高さも話題になりますよね。

40%以上たたき出す異様なまでの視聴率の高さ。

 

どうもその視聴率の高さって、私の様にハーフタイムショーを楽しみに観る

という方々に支えられている。と言っても過言ではないそうです。

 

 

そんな全米が注目の舞台に今年はラテン系のアーティスト達が選ばれました。

 

アメリカ全土の約半分が観ると言われている舞台を

なぜラテン色強くしたんだろう?と疑問に思いましたが

今年はフロリダという、ラテン系が多く住む場所で開催されたので

その影響だとか、

年々NFLでラテン系の選手が増えており、

さらなる将来の選手取り込みの為にそうした。なんて言われています。

 

NFL提供:ハーフタイムショー動画♪

 

 

目が離せなくなったシャキーラの動き。アイソレーションすげー

 

前置きが長くなりましたが

ワクワクしながら動画再生すると、その瞬間。

 

「お・・・」と動画にくぎ付けに。

 

私もシャキーラ好きで結構聞いていた時期あったんですが

まさかこんなに踊れる方とは存じ上げませんで、

今回動画見て目が丸くなりました。

 

まぁ、シャキーラをよく聴いていた当時は

私がまだサルサダンス始めてなかったから

気が付けなかったのかも。

そういう意味でも今回シャキーラの新しい一面知れて良かったです。

 

ちなみに私の知っている限り

北米に住んでいる私の知り合い達はほぼ全員。

シャキーラが良かったと言っていました。

 

シャキーラ人気やん。

 

さて。

どの場面で私が釘付けになったのかと言うと、

シャキーラが登場して冒頭の部分です。

 

骨盤をリズミカルに「左・右・左左♪ 右・左・右右♪」

と骨盤のアイソレーション。

その直後、肩甲骨の下あたりを使って、

胸を2回まわすアイソレーション。

という振付がありました。

 

その時シャキーラは

アイソレーションはしっかり入っているのに

横で踊っているダンサーより頭を止めたまま微動だにしてなかったんですね。

しかも歌っている途中なのに。

 

アイソレーションの動きって、動かしたい部分以外は止める。が鉄則ですが

これを歌いながら出来るのって相当上手かも。

って思ったんですね。

 

一部分だけ動かして他を止めるって結構難しいです。

 

シャキーラの周りで踊るダンサーさん達は

大きい舞台という事もあり、いつもより大きく動こうと頑張った為

頭がぶれちゃってるだけなんだと思いますが

 

シャキーラのあのコントロール力は素晴らしいなーと

いきなり度肝抜かれました。

 

どうやらシャキーラはベリーダンスやっているそうなんですが

だとしてもあの動きが出来るって相当練習してると思います。

 

 

そして。

ショーが進むにつれ、

「まじか。これラテン魂全開じゃん」

って、どんどん引き込まれていく自分がいました。

 

一瞬全米の大きな試合でこんなにラテン色だして良いのかい?と思いましたが

ラテンミュージシャンたちにフューチャーしている回だから

ジャンジャンやっちゃっていいんでしょう。

 

 

っていうかやってくれてありがとう~。

がっつりラテン万歳。

 

 

さて。

スペイン語では「Sabor(サボール)」という言葉があります。

それは直訳すると「味わい深い」とかいう意味になるんですが

 

ダンスの時Saborと言うと、

踊り手から滲み出る人間臭さとか、

湧き出る熱い想いとかそういうのが伝わる。って事も含めて

全体的に熱いものを表す言葉なんですが

 

いやぁ。。。

スーパーボウルのシャキーラからは正にそのSaborを感じました。

 

彼女のライブ行きたいなー。

なんて思ってしまいました。

 

 

ちょいちょい入れてくる渋すぎるラテン音楽のチョイスがもう素敵

 

写真出典:ELLE

シャキーラへの愛は続きます。

 

ハーフタイムショーの中で、楽曲として私が注目したのは

プエルトリコ系ヒップホップ歌手Bad Bunnyと一緒に歌った

 

【I Like It Like That】と

【Chantaje】 特にこの2曲。

 

音楽のジャンルで言うと

「ブーガルー」と「サルサ」というジャンル。

 

【I Like It Like That】がブーガルー。

【Chantaje】 という方がサルサ。というジャンルです。

 

サルサという名前は聞いたことある方も多いと思いますが

 

簡単に説明すると

元々ニューヨークで発祥した音楽です。

 

ソウル、ブルース、ジャズなどのブラックミュージックと

キューバ音楽などが混ざって出来た音楽なんですね。

 

そもそもサルサという言葉自体が

色々な物を混ぜる。という意味合いがあると言われています。

 

なので「サルサ」といってもその混ざり具合により

ラテンジャズ寄りの物もあれば、アフロキューバン寄りの物もあるし

ラテン歌謡曲寄りのカラオケっぽい物もあったりします。

 

 

一方、ブーガルーはサルサが出来上がっていく過程の中で

色んな要素が混ざっていくうちに

派生して出来たジャンルの一つ。

 

表すならば

ファンキーな60年代後半に、ニューヨークで流行した、

当時のナウでウヤングな若者の音楽。

グルーブ感じてノリノリー!な音楽です。

 

そんなブーガルーは

サルサ踊る人間には未だに聞かれるジャンルだったりしますが

世の中的には1960年代後半から1970年前半に一時的に流行っただけの音楽です。

 

故に一般的にはそんなに名が知られてないブーガルーというジャンルを

スーパーボウルの大舞台に選んだってのが

私としては驚きだったし、やるなぁ。と思ってしまいました。

 

 

そのブーガルーの曲【I Like It Like That】は

ヒップホップシンガーCardi Bにより

アレンジされたバージョンでしたが

 

原曲は、Pete Rodriguezという方により1967年に発表されたもの。

Cardi Bの様な若いおねえちゃんが

どんなきっかけでこの曲を知り、アレンジしようと思ったのか気になるところです。

 

 

世界配信されたコロンビアの大人気ダンス。「地元愛は世界を救う」

 

まだまだシャキーラへの愛は続きます。

 

さて。

今回のシャキーラが残した功績は

彼女の出身地「Barranquilla(バランキージャ)」というコロンビアの土地と

その文化を世界に知らしめたこと。

と言えるのではないかと、私は思います。

 

 

実はスーパーボウルのハーフタイムショーでは

シャキーラの地元、Barranquillaで生まれたと言われているダンスも披露されました。

 

 

そのシャキーラの地元の踊りというのは

Champeta(チャンペタ)といい

コロンビアの若者に大人気の国民的なダンスです。

 

舞台ではシャキーラが一番最後に歌った「Waka Waka」

という曲が、全体的にChampeta(チャンペタ)で振付られています。

 

まさにダンスを通して地元文化を世界に配信したわけですが

そういう場でこういう事出来ちゃうのが素晴らしい。

 

パフォーマンス通してさらっと自分の地元アピールを

してしまうなんてすごすぎる。

 

これって、地元愛ないと思いつきませんよね。

 

 

ちなみにこのChampeta(チャンペタ)を振付けたのは

シャキーラの出身地でもあるBarranquilla出身の

Liz Dany Campo Díazという18歳のダンサーさん。

スーパーボウルで披露したChampeta(チャンペタ)がきっかけで

世間の話題をかっさらっており、目下「時の人」になっている模様。

 

練習風景の動画♪

Liz…説明少なっ。Lizは「見て覚えてー」タイプの先生なんですね。

とりあえず膝は柔らかくしてつま先立ちが基本らしいです。

 

で、Lizの動きを見る限り、下に重心置いたままジャンプして

頭が上下しない様に飛び跳ねているので

他のアフロ系ダンスとの共通点もありそうだなー。

 

 

さて。

Lizは、「シャキーラガール」としてスーパーボウルにも

一緒に出演しているので

ご興味ある方はぜひ、探して観てみてくださいね。

 

シャキーラの出番中、常にステージにいるのですが

Waka Wakaでは観客側から見て

シャキーラの左隣で踊ってます。

 

 

それはそうと

スーパーボウルの様に世界配信されるような番組だと

 

コロンビア文化知らない方にとっては

知るいい機会になるし、

 

コロンビア系の方々にとっては

大いに盛り上がるポイントにもなるし

 

今回の演出の仕方は色んな意味で素晴らしいなーと思いました。

 

私はコロンビアの文化はあまり馴染みがなかったので

今回初めてChampetaを知りましたが

踊り方を見ているうちに

 

このChampetaの早い足さばきと、

踊るときの姿勢。

そして骨盤から内ももの使い方が

 

サルサの踊り方の一種「コロンビアンサルサ(Caliサルサ)」という種類

に通じる動き方だなぁなんて発見もあり

 

ダンスってのはいろんなところで繋がり、そして世代を経て

他のダンスと混ざり合いながら新しいダンスが生まれていくんだな。

なんて思いました。

 

 

ダンスってどんなジャンルであれ

地元の文化や、元々あった民族舞踊の要素も取り入れられたり

そこにプラスしてその時代の人々の気持ちとかが乗っかって出来ていくから

 

踊りだけじゃなくて地域や歴史の事にも広く興味持って

行くともっと深く知れるんだろうな。

なんて思いました。

 

そういう意味でも

今、私の楽しみの一つである、

旅先でダンス。これは今後も続けたいなー。と思いました。

何事も現地で見て、触れてくると得られるエネルギー量全然違うんですよね。

 

ともあれ、

シャキーラが自国の国民的ダンスChampetaを振付に入れたのは

粋な計らいだなぁなんて思ったし

まんまと心掴まされた私だったのでした。

 

 

大御所サルサチームを引き連れたジェニファーロペス。正直残念っす

画像出典:NFL JAPAN

ここまでスーパーボウル、ハーフタイムショーでの

シャキーラのパフォーマンスについて語ってきましたが

 

ジェニファーロペスは?

と聞かれたら

「はい。。。上手でした。」

くらい。

 

以上。という感じです。

 

あ。ジェニファーロペスがライブツアーで履いていた

シューズの話を先日書きましたが

「今回はそこのシューズ屋の靴ではありませんでした。」

位の感想です。

 

 

いや。ショーとして大きい舞台意識した構成だし

ジェニファーロペスの周りで踊る

JLoダンサーズの動きなんて寸分狂わぬ美しさだし

プロとして素晴らしいことは間違いないんですよ。

 

でもねー。

踊りから滲み出る人間臭さとか、

湧き出る熱い想いとかそういうのが見えるようなショーを

シャキーラから見せられた後だとどうしても

物足りなく感じてしまいます。

 

 

ダンスによっては、

感情は見せずにキレイに踊るのがいい。とされる種類もあるけど

 

ラテン。を全面に出した今回の舞台では

もう少し土臭い位の地から湧き出る想い

みたいなのを

観客にグワッと伝わるくらい見せて欲しかったなぁと。

 

 

それとラストでジェニファーロペスが踊った

サルサ。

 

ジェニファーロペス好きだからこそがっかりしてしまった。

 

 

先程サルサにもいろんな種類があり

「コロンビアンサルサ(Caliサルサ)」というものがある。

とちらっと書きましたが

 

ジェニファーロペスがこの舞台のラストで踊っていたのが(踊ろうと努力したのが)

まさにコロンビアンサルサ(Caliサルサ)。

 

シャキーラのWaka Wakaで踊られた

コロンビアの踊り、Champeta(チャンペタ)からのつなぎを考えて

コロンビアンスタイルを選んだんだろうけど

 

あれやらん方がいいな。正直。

ステップが音とずれ過ぎててどうしても気になってしまう・・・。

 

 

コロンビアンサルサ(Caliサルサ)を踊らない私でもそう思うんだから

実際にCaliサルサやってる人たちからしたら

残念に感じてしまうのではないかと思ってしまった。

 

というか

一緒に踊っている人たちの音の捉え方がシャープ過ぎて

ジェニファーロペスの音のズレが目立ってしまっているだけかもしれません。

 

 

そうそう。

ジェニファーロペスと一緒に踊っているダンサーさん達は

ガチのコロンビアンサルサ(Caliサルサ) 大御所チームです。

 

 

コロンビアのCaliにある

「Swing Latino」というチームで

何度も世界大会で優勝している実力派のダンサーさん達です。

 

 

なので申し訳ないけど

このコロンビアンサルサ(Caliサルサ)パートは

Swing Latinoの踊りと、彼らの大所帯ならではの

華麗な舞台フォーメーションと構成に注目した方が楽しいかも。

 

ごめんね。

ジェニファーロペス。

私、あなたの事好きだけどあのラストはちょっと微妙だわ。

 

関連記事:

【ラインストーン自作】ジェニファーロペスがライブで履いたダンスシューズ再現!

 

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スーパーボウル2020のハーフタイムショーから生まれるブームとは

 

という事で

本日は第54回NFLスーパーボウルのハーフタイムショーについての

感想を書きました。

 

全米大注目のステージ。そして世界の何億人が観ているという舞台で

客に飲み込まれることなく

あれだけのエネルギーを与えられる

ジェニファーロペスとシャキーラは本当にすごいなーと思いました。

 

コロンビアン魂全開なショーに完全に心奪われてしまいましたが

やっぱりダンスっていいですねー。

 

日本のクラブでもChampeta(チャンペタ)踊られる日も近いかも?

いやいやマジで。

チャンペタはノリが良いしアップテンポだからあり得ますよ。

 

少なくともアメリカ大陸でChampetaは、これで市民権得たな。

今から私も先取りで練習だっ♪

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

今はお気楽ダンサーやってますが、15歳家出・歌舞伎町「底辺生活」してました

 

 

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