【ザノンフィクション】農家の嫁:岩立由紀子は「農コン」で何がしたかったの?

写真出典元:ザ・ノンフィクション公式サイト

こんにちは。マグロのとろみんです。

うちの祖父母は農家でしたが、今、嫁ぎ先としては農家って不人気ですよね。

日々新鮮な野菜や果物食べれるのは魅力的だけど、確かに自分が嫁ぐ。と考えると正直無理かなぁ。

 

今日は、フジテレビ2020年1月19日放送【ザ・ノンフィクション】

私って嫁ですか 妻ですか ~農家に嫁いだ友紀子の結婚~についての感想です。

 

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目 次

 

 

「農家に嫁いでも、農業しなくてもいいんです」と言う農家の嫁。何があったの?

 

1月19日放送の【ザ・ノンフィクション】の番組テーマは

農家の嫁不足問題について。

 

農家の嫁であり、【農業専門婚活会社】を運営している

株式会社 Raitaiの代表・岩立友紀子さんという方の特集でした。

Raitai:ウェブサイト

 

友紀子さん自身、今の旦那さんと出会ったのは「農コン(農業の街コン)」がきっかけだったそうです。

 

友紀子さんは、500年も続く農家に嫁ぎ、

旦那さんのご両親と同じ敷地内で暮らす。という生活をしていますが

彼女の経営する【農業婚活会社】のイベント「農コン」では驚くことに

 

「農家と結婚しても農業しなくて大丈夫です。」

「男性の参加者の方。女性にも農業をするかどうか、選択させてあげてくださいね。」

 

という考えを前面に出す方針で展開する。という事をしていました。

 

なかなかのインパクトっぷりです。

 

 

その番組の情報を知り、事情は分からないながらも番組見る前、

私はこんな風に考えていました。

 

 

「農家で農業しないって。。。かなり精神力強く保たないといかんよな。

自ら茨の道目指さなくてもいいのでは。」

 

「どういう方向で「自分」を表現しても良いとは思うけど、

わざわざ逆風吹き荒れそうな場所でアイデンティティーの確立。というか

個性の主張をしなくてもいいんじゃないかな。」

 

「その場所ごとに求められる役割ってどうしてもあるよね。。。

その中で今までの常識を覆すような意見を持つって何が原因だったんだろう」

 

 

ということで

「農家と結婚しても農業しなくて大丈夫です」の考えについて

どういう意図なのか。を知りたくて、番組見るのを楽しみにしていました。

 

 

友紀子さんの心境の変化の部分をもう少し取り上げてほしかった

 

で。実際の放送はどうだったのかというと・・・。

うーん。

 

農家における嫁の立場にメスを入れていきたい!

という気持ちがあるのは伝わってきたのですが

その理由や、動機の部分が番組内であまり触れられていなかった事。

 

さらに、

途中で友紀子さんは考えを変え、方向転換。

家の農業を手伝い始めるんですが

 

そのキッカケもハッキリ分からなかったので

結局どこに向かいたかったのだろう・・・・。

 

うーん。

という感じでした。

 

なので、番組最後で

「家族みんな以前より距離が近づいたね」

的な終わり方してましたが

 

「なぜ???」

「だから・・・何があってそこにたどり着いたの?」

という感じで疑問だらけで正直心に響く回ではなかったです。

 

それとも私が友紀子さんに対して期待していただけで、

実は彼女はそんなに熱い想いを持ち合わせてなかった。

という事を表現した回だったんだろうか?

 

ま。ふわっとした回もあるか。。。

という感想です。

 

 

友紀子さん、「変えていきたい」その最終目的地はどこですか

 

さて。【ザ・ノンフィクション】の番組内では触れられていませんでしたが

 

岩立友紀子さんは農業の勉強をし、

そして実際に農業に携わった経験をお持ちの方です。

 

農業は生きるのに必要不可決なもの。と思い、

当時就職していた企業を退職して

農業に関わり始めたそう。

 

けど、農業を一人でやろうとしても、体力的にも規模的にも限界がある。

家族経営したい。

と思っていたところに今の旦那さんと

「農コン(農業婚活)」で出会い結婚されたそうです。

 

元々農業に興味があり、自ら望んで農家に嫁いだ友紀子さん。

 

農業専門婚活会社の運営を始めたきっかけも

ご自身が農業に携わりたい。と思った当初、

農家とコネクションがなくて入り込めなかった経験から、

もっと農業に興味ある人と農家をつなげたい。と思ったからだそうです。

 

 

ところがご自身の会社主催の「農コン」では

「農家と結婚しても農業しなくても大丈夫です」と、あえて発信している。

 

自ら望んで農業に関わってきたのにも関わらずその発言。

一瞬矛盾するような発言に、これは何か理由があるんじゃないか。

何が原因だったんだろう。と気になりました。

 

番組冒頭で友紀子さんは

「農業に携わる男性は、若者であっても、嫁いでくるお嫁さんに対して

家の農業を手伝ってもらいたい。手伝うのが当然。

と思っている人もまだまだ多い」

 

「でも男性も家業を継ぐ。

という選択をして農業をしているんだから、嫁ぐ側だって選択していいはず」

 

「その辺を変えていきたい」

と語っていました。

 

 

一方、番組内で語っていた、お義父さんの言葉の中にあった

「当初は手伝ってもらえる予定だったんだよね」との一言。

 

この辺に友紀子さんの葛藤がある様な気がしました。

 

でも番組内ではそれ以上、この葛藤部分を掘り下げる事はしなかったので

もう少し詳しく知れたら良かったな。と思いました。

 

 

ちなみにその「農家と結婚しても農業しなくても大丈夫です」

と発信するようになった葛藤の答え。

 

それは番組中に言っていた、この言葉に全て集約されているのではないだろうか。

なんて思います。

 

「やらされてるのか、自発的にやるのか。」

 

結婚してから何があったんですかねー。

ご家族からのプレッシャーとか、近所からも圧を感じたりしたのかなー?

 

そういや、番組内でも最後の方になって

突然友紀子さんが農業をお手伝いして、旦那さんのご両親が

「嬉しい」と言った場面があったんですがね、

そのシーン見たら余計に

 

嫁いだ当時、

やっぱりご家族との方針の違いとかあったのでは?

って感じてしまったんですよね。

 

やっぱりもう少し友紀子さんの心境の変化というか

気持ちが動く部分を番組内で見せてくれたら良かったかも。

人間っぽい土臭さが見えないと

【ザ・ノンフィクション】ファンとしてはちょっと物足りない。。。

 

ま。でも。

うちの農業をしていた祖父母の家の周りもそうですけど

農業って皆ずっと同じ土地に住んでいるから、

ご近所づきあいというか、横のつながりが強い。

 

あまり詳しい事見せれない事情もあるのかもですね。

 

に、しても。

やっぱり最終的にどこに向かおうとしているのかは最低限知りたかったかも。

それが見えなかったからふわっとした印象だったのかなー。

 

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500年続く伝統の農家。という環境で親に意見を言える旦那さんナイス

写真出典元:ザ・ノンフィクション公式サイト

ところで本日の【ザ・ノンフィクション】の副題は

私って嫁ですか 妻ですか。です。

家に嫁ぐのか、それとも妻として旦那さんと結婚するのか。

の心の揺れについてがテーマなわけですね。

 

番組内で

友紀子さんの旦那さんは、友紀子さんを【家に嫁いできた嫁】

としてではなく【自分と結婚した妻】

という存在で見ている。と思わせるふしが垣間見れ、

私は旦那さんステキー。と思いました。

 

 

友紀子さんに対して番組はこんな質問をする場面がありました。

「農業婚活会社を立ち上げ、運営する事に対して、

旦那さんのご両親は何も言ってこないんですか」

 

それに対して友紀子さん

「旦那が(両親に)言ってくれたみたいです。

農業をやってもらうために嫁を迎えるのではないって。」

という答え。

 

 

私の周りの友人の中にも

何人か家族経営の事業を営む家に嫁いだ人がいるのですが、

 

旦那さんの家が家族経営の事業展開している家柄の場合。

地域差はありますが、

嫁いでくるお嫁さんに対しては「事業を手伝ってもらいたい」

と思っているケースが多いみたいですね。

 

で。それに対してそんな事言われても、出来ないよ。

とお嫁さんが旦那さんに言ったとしても

 

旦那さんは、ご家族の期待に対してなかなか自分の考えを言いづらい。

という事が多く、それを見てて奥さんイライラする。

という感じが私の周りでは見受けられる傾向だったりします。

 

友紀子さんが嫁いだ家は、500年続く伝統ある農家。

今まで続いてきた家族の在り方とされてきた考えとは違う意見を言うのって

勇気がいる事だと思います。

 

結婚って何だろう。って考える事もありますが

最終的に旦那さんにとっては奥さんが。

奥さんにとっては旦那さんが。

 

自分の事を信じ、受け容れて、自分に向き合ってくれている。

という事が感じられていないと続かないんだろうな。

 

と思うので

いずれにせよ。

友紀子さんの旦那さんナイスです。

 

 

そうそう。番組途中、友紀子さんが旦那さんに対して弱音を吐く場面がありましたが

あの受け容れ態勢万全な旦那さんだったら甘えるわな。

と私は思いました。

 

でもあの場面。世間では炎上しそうだな。

大丈夫かなぁなんて思ってしまいます。

 

いやぁ・・・。

甘えた内容ってのが、「旦那さんは家事分担をしてくれない」という事だったので。

 

日本てまだまだ女性が中心になって家事する。

っていう風習が強いですよね。

 

だから「農家に嫁いだけど、農業ではない仕事をしている」

という状況の友紀子さんが家事の事で旦那さんに訴えたりしたら

世間からの目はちょっと厳しい評価になっちゃいそう。

と思いました。

 

どんな事でも、前例ない事してくのって最初逆風キツイんですよね。

心に何か熱いものもっているならなんとか乗り越えてー。

って感じです。

 

 

農業に嫁ぐ人を増やしていきたい。という心意気。是非実現させて下さい

 

今日は、フジテレビ2020年1月19日放送。【ザ・ノンフィクション】

私って嫁ですか 妻ですか ~農家に嫁いだ友紀子の結婚~

の感想を書きました。

 

このご時世、男女共に

地域や、職業により出会いすら難しい。

という方は少なくないと思います。

そんな中、農業している人に特化して婚活事業に取り組むのは素晴らしい事だと思いました。

 

実際に農業に取り組んだ事があり、

そして農家に嫁いだ友紀子さんだからこそ

展開出来るビジネスモデルがあるんだろうな。と思ったので。

 

なので是非。熱い想いをお持ちであるなら!

友紀子さんには農業専門婚活会社の運営をこれからもじゃんじゃんやっていってほしい。

と思いました。

 

そしていつまでも国産の美味しい野菜を食べられる日本にして欲しいです。

農家元気になってくれたら嬉しいな。と私は思います。

 

今日は以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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