【ザノンフィクション】歌舞伎町お抱え便利屋が見せた光に私の闇が癒されたよ

写真出典元:ザ・ノンフィクション

こんにちは。マグロのとろみんです。

人と人のご縁を紡いで未来につなげていく。

今回の【ザ・ノンフィクション】の主人公をみてそんな言葉が頭に浮かびました。

そして。歌舞伎町という街はレベルの高い沢山の仕事人がいる事で成り立っているエンターメント集団の街なんだな。

と改めて思い、胸が熱くなりました。

 

【ザ・ノンフィクション】2020年8月23日放送

歌舞伎町 便利屋物語 ~人生を変えた この街で~

感想です。

 

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目 次

 

 

歌舞伎町出身の便利屋さんをピックアップ

 

今回の主人公は

新宿・歌舞伎町に沢山の顧客を抱え、繁華街を飛び回る

便利屋「親孝行」の由藤神一(ユトウジンイチ)さん(37)です。

 

彼のメインの顧客は歌舞伎町の飲食店のお店さん達。

 

お店の修繕、清掃から時にはちょっとした電気関係配線工事や

内装工事まで請け負います。

 

もちろん繁華街以外の

一般住宅からの依頼も受けており、

24時間対応で臨機応変に対応。

 

その依頼内容は

ゴミ屋敷掃除や、水道管工事に始まり

ペットの世話やベビーシッターまで。

なんでもこなしてしまいます。

 

驚きの対応能力ですが

「どんな依頼も請け負える様に。」

との思いで、20以上もの資格を保有しています。

 

電気工事士・廃棄物収集運搬・玉掛け・鍵士

ホームヘルパー・幼稚園教諭免許・保育士・・・他にも沢山。

 

とまぁすごいんです。

 

 

さて。

神さんが歌舞伎町に多く顧客を抱えるには訳があり、

そこが第2の故郷だから。

 

自分に自信を付けさせてくれて

色んな人と繋げてくれた街。

と語る神さん。

 

その第2の故郷に恩返しをするつもりで

24時間対応で身を粉にして働いています。

 

今回はそんな由藤神一さんにスポットライトを充てた回でした。

 

 

何十件もの飲食店から「お抱え便利屋」として慕われる由藤神一さん

 

「神(ジン)くんのおかげ。」

そういって、便利屋「親孝行」には

定期的に依頼をしてくれるお客さんが沢山います。

 

24時間対応かつ、20以上もの資格を保有している事で

「神くんさえ呼べば内装から、水道工事からなんでも1回の依頼ですんじゃうのよ」

と重宝され、歌舞伎町で営業する飲食店の依頼主を多く抱える神さん。

 

 

中には店舗の鍵を預けているお客さんもいる程。

 

夜中に営業する飲食店が閉店している昼間に、

神さんが作業できる様に、鍵を預けているとの事ですが

託された鍵の数は50件以上。

 

 

いや。

この人すごいわ。

それだけの信頼関係築ける人っていないでしょ。

 

特に夜の飲食店って、

店内に、高いお酒のボトルがあったり、

高級な装飾品がおいてあったりする店もあるからなんだろうけど

無人の店に入る許可もらえるってなかなか無いよ。

 

神さんの評判は

口コミで広がっている。

という事ですが

「歌舞伎町」という街の治安や背景的に、

 

なるべく信頼できる人間に任せたい。って思ってるはずだから

信頼できる。と思ってもらえれば定期的な依頼や

他の店からの仕事依頼に繋がっていくんだろうけど

 

 

それにしても50件以上もの鍵任せてもらえるって

すごっ!

 

まぁでも。

仕事もきめ細かいうえ、いくつもの業者を呼ぶことなく、

神さん呼べば解決するって事なら

そりゃ引く手あまたになりますわな。

 

まさに仕事人ですな。頭が下がります。

 

さて。

現在正真正銘の「男性」である神さんですが

実は、性同一性障害を抱えていた女性でした。

 

性同一性障害に対する理解が今以上になかった当時。

 

自分がより、活躍できる場所はないかな。

と思って、地元を捨て、出てきたのが

この歌舞伎町という街だったと。

 

その歌舞伎町では

「おなべクラブ ニューマリリン」で男性として働き、

ナンバーワンにまで昇りつめました。

 

 

その時、

その後の自分の身の振り方を考えて

飲食店展開するよりも、それ以外の事をしたいな。

と思い

 

それならば自分を拾ってくれた

街に何か恩返しは出来ないか。と考え

その飲食店達を支える役割として働く

今の「便利屋」になったそうです。

 

 

こういう話聞くと、

歓楽街って、あまり良くない事ばかり取り上げられがちだけど

 

そこで地に足付けて生きている人間にまで

目を向けてあげると

ドラマが沢山あるし、

人情味溢れる、古き良き時代のニッポンを感じるな。

って心があったかくなる事が私は時々あります。

 

 

おぉ!歌舞伎町老舗ホストクラブ「愛本店」登場!

 

ところで。

神さんをお抱え「便利屋」として定期的に依頼してくる顧客として

歌舞伎町のホストクラブ「愛本店」

というお店が放送中登場しました。

 

 

放送の冒頭部分で神さんが

シャンパンとか運ぶゴールドのワゴンを搬入していたお店です。

 

 

あのシーンで

表にドドーンと掲げられた看板の

「愛」という文字を見て

 

私は思わず「懐かしい」

と思ってしまいました。

 

私もホステス時代、毎日の様に前を通った場所です。

 

「愛本店」とは歌舞伎町で一番古い老舗ホストクラブであり

1977年から43年もの間、歌舞伎町で営業を続けています。

 

メディアにも頻繁に取り上げられているお店なので

ご存じの方も多いのではないでしょうか。

 

何かのニュースで、愛本店のビル老朽化の為、取り壊しする。

という事を耳にして

その後どうなったかなー?なんて思ったけど

引っ越し先も見つかりコロナ自粛期を経て、この8月から営業再開しているとの事。

 

 

なんか懐かしいなぁ。

実は私。その「愛本店」に行ったことがありまして。

 

まぁベルサイユ宮殿もびっくりな金ピカ・ド派手な内装で

なぜか店内には広いダンスフロアーがあり、

そこで本格的な生バンドが演奏してくれる曲をバックに

カラオケしているお客さんがいたりする

とっても不思議で唯一無二の世界だったりします。

 

あんなすごい店他にあるんだろうか?

 

 

とは言っても

私自身が自分で通っていたわけではありません。

ホステス時代のお客さんに連れて行っていただいた事があるだけです。

 

 

私が歌舞伎町で働いていた頃は、

キャバクラやクラブにいらっしゃるお客さん(男性)が、

 

お店の営業終了後に

女性従業員をホストに引き連れて行く。

という飲み方されている方がチラホラいらしたんです。

 

大体そういう遊び方をされるのは

何かしらの経営者の事が多いので

 

ホストクラブの経営者とのお付き合いがあったりとか

ホストさん自身とのつながりがあり

応援するつもりで行っているんだろうな。

とは思うんですが

 

今考えてみると

随分粋な遊び方をされる方がいたもんだなぁ。って思います。

今もそういう飲み方される方いらっしゃるんですかね?

 

 

という事で

私もおこぼれいただき、「愛本店」。

 

そしてその系列店である

まさに神さんが働かれていた

「おなべクラブ ニューマリリン」にも行ったことがあります。

 

当時私、年齢ごまかして働いてて16歳だったから

「愛本店」は大人の遊び過ぎて

あまり面白味が分からなかったのだけど

 

絢爛豪華な内装と、生バンド演奏は別世界過ぎて

「なんじゃこりゃ。」ってぶっ飛んだ記憶があります。

 

ちなみに

当時の私には「ニューマリリン」の方が

愛本店よりも、もう少し自然体な接客スタイルだったし、

親しみやすい方が多かったので

楽しかった思い出があります。

 

 

そんな日本一のナイトクラブを経営していた

初代会長 愛田さんは2018年に他界されたのですが

 

遺品整理士の資格も持つ神さんは

愛田会長のご遺族から遺品整理も依頼をされたそう。

 

なんか・・・。

 

歌舞伎町で働くチャンスをくれたお世話になった会長の

遺品整理をする事になるだなんて

 

仕事とはいえ、どんな気持ちだっただろうか。

と思ったら切なくなってしまった。

 

 

さらに。

愛本店移転の為に、店の看板の取り外しの作業も

神さんが請け負ったのですが

(ってかこの人はどんだけ色んな事が出来るんだろう・・・。)

 

店がなくなるわけではないにしろ、

43年間営業を続けた場所の取り壊しにより

 

自らの手でそのホストクラブのシンボルでもある

看板取り外しをする事になるだなんて

 

ニューマリリンでおなべホストとして働いている時は

想像だにしなかっただろうな・・・。

 

こんな関わり方が出来たのも

神さんが一人一人とのつながり。

これを大事にして仕事してきたからってことなんだろうな。

と胸が締め付けられる思いになりました。

 

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神さんの人に対する愛情に感動した


写真出典元:ザ・ノンフィクション

 

ここまで【ザ・ノンフィクション】2020年8月23日放送

歌舞伎町 便利屋物語 ~人生を変えた この街で~

の感想を述べてきました。

 

どの世界でも、

人の為に自分は何が出来るかな。

 

自分がどんなことをしたらお客さんは喜んでくれるのかな。

と思って仕事をすると

 

人からの信頼を得る事が出来るし

人と人との輪、ご縁がその先の未来にどんどん続いていくものなんだな。

 

という事を見せてもらい感動しました。

 

 

というか、同時に我が身を反省しました。

 

なんか。

神さんが「夜の仕事卒業後もお世話になった街に貢献したい」と

思っていたのに反して

 

私は夜の仕事を辞めてからというもの、

水商売やっていた事を、過去の闇として自分の奥底に閉じ込めて

誰にも見せない様にしていたんですよね。

 

というか夜の街で働いていた時も、家出した私が生きてくための仕事。

位にしか思ってなかった上

 

20年間近くもの間、

無かったものとして封じ込めていた。

 

考えてみたら

家出少女の私を拾ってくれて、

お給料をくれた大変ありがたい存在のはずなのに。

 

あの場で拾ってもらえなかったら

私はどうなっていたか分からないのに。

 

そして。

初めて「お給料」という物を手にしたのも

歌舞伎町だったはずなのに。

 

それを考えたら

なんか私酷いな。って思いました。

 

 

今回の【ザ・ノンフィクション】放送では

 

今まで人生で関わってきた仕事の人や

出身地の地元の人達全てに恩返しするつもりで

働く「便利屋 由藤神一さん」の姿を見て

 

過去を隠していた頃の私を思い出し

「なんて自己中だったんだ」

と反省しました。

 

どんな事すれば人の役に立つかなんて分からないけど

私なりに出来る事をやりながら

いつか神さんみたく

皆に「ありがとう」と言ってもらえる人になりたい。

 

そう思います。

 

 

今日は以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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