とろみんです!
皆さん、植松努さんってご存知ですか?
池井戸潤さんの小説「下町ロケット」のモデル企業なんじゃないか??
と話題になった会社の社長さんです。
今回、植松努さんの講演を聞きに行く機会をもらい、
なんて素晴らしい考え方なんだ!
とえらく感動したし、植松さんの活動が素晴らしいと思ったのでそれについて書いていこうと思います。
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植松努さんはどんな方?
まずは
その講演をしてくれた植松努さんは一体どんな方なのか。簡単に記載させてもらいますね。
植松さんは北海道の一企業の社長さんです。
株式会社 植松電機
代表取締役 植松努
本社所在地 北海道赤平市共和町230番地50(赤平第2工業団地)
創 立 1962年
設 立 1999年
資 本 金 1,000万円
従 業 員 20人
ウェブサイト: https://uematsudenki.com/
産業機器の製造と販売をしている会社です。
ところが一般の民間企業で、
しかも従業員若干20名程度の会社でありながら
宇宙開発をしていて、北海道大学の永田晴紀先生と共同でロケットを作ったり、
NASAと、ドイツの研究所と、植松電機。世界に3台しかない無重力実験塔の開発に成功しちゃったり
前例がなかったことを成し遂げ続けている
なんだか凄い実績を上げている方なんです。
好きな事をやればいい!
植松さんの講演を聴き始めた時、
最初プレゼンターにしては早口だったので
最初少し心配になりました。
私、早口を聞き取るのが苦手で、
早口でしゃべられるとどうしても内容が頭に入ってこなく眠くなってしまうので。
ところが植松さんの講演は
1つ1つの文章が短く、分かりやすいメッセージだった事。
そして内容も、夢や共感を持たせてくれ、力強くも笑いが絶えない講演だったので
時間を忘れてどんどんのめりこんで聞いてしまいました。
特に
「好きな事があったらとことんやればいい」
「それを反対されたとしたら、その意見は無視していい」
( もちろん、世のルールに反する事はダメですよ )
というメッセージが強く印象に残っています。
メッセージを聞きながら
柔らかく、ニコニコしゃべる植松さんでしたが
その心の奥はきっと熱い思いがあるんじゃないかな。と私は思いました。
それを私なりにまとめると
”好きな事を深堀りしていくと、自然と
調べたり、書いたり、作ったり、読んだり。
という行動が伴い、好きな事が上手になる為や、もっと効率よく出来る様になる為
勉強したり研究しはじめる。
そして、
その事を通して人と人との繋がりも生まれるし
人とのコミュニケーションが生まれる事でビジネスにもなっちゃったり
世界で一番にもなっちゃったりする。
だから、くだらない。と思える事でも
好きならどんどんやったほうがいい。
やり通したあかつきには、必ずや何か得るものや、喜びがあるから。
そしてそれを応援してくれる人
自分の事の様に喜んでくれる人がいるから。”
という事を言ってくれているのではないかな。と理解しました。
こちらはTEDx sapporoの時のプレゼンです。
通常プレゼンは1時間半位ですが 18分という持ち時間だった為
18分で皆に伝得たい事のどの位を話せるんだろう。と、
この話を受けるかどうか植松さんは悩んだそうです。
どんな人も諦め方を最初から知っていた人はいない。
「好きな事をやれば良い」
「夢を追いかければ良い」
と語る植松さんですが、
同時に、世の中にはその夢を「無理だよー」という人達が多くいるのも事実。
植松さん自身も子供の頃からずっと
そうやって夢を「そんなの無理」
といわれ続けてきたそうです。
「だが、人間生まれながらに諦め方を知っている子供はいない。」
と植松さんは声を高らかに言いました。
そして大人が「そんなの無理」
と言わなければ。
彼らの夢を潰さなければ。
もっともっとその子達の夢は大きな可能性になって、
10年後、20年後の日本の将来を変えてくれるんじゃないだろうか。
と信じ、
それが少しでも実現すると良いな。と思って子供達に対しての講演会や、
子供達とミニチュアロケットを作って飛ばす授業をしたり色々活動しているそうです。
私はそれらの話を聞いて思いました。
日本って特に新しい事をしようとする人に対して
「本当に出来るの?失敗したらどうするの?多分無理だよ」
という調子で言う人が多く、
実際にチャレンジし出したとしても
”完璧に出来ないといけない”的な風潮もある事から
やりたくても踏み込みづらい。
なんとなく始めづらい。って人結構多いなと。
同時にそういうの
悲しいな。って思いました。
何故かって?
・・・・・・・・最初から完璧に出来る人なんていないですし
好きな事仕事にしても
最初は安定的じゃないかもしれないからです。
まぁ、心配してくれる方達の言うとおり
やりたい事やり続けるとチャレンジする事も多くなるし
乗り越えないと行けない壁も勿論沢山出てきて
辛い場面もあると思うんです。
でも、
日常起きるゴタゴタや、
例えば家族とケンカしちゃった事。
そして将来の不安。
そういう事を忘れさせてくれる程打ち込める何かがあるって大事だと思うんですよね。
好きな事を話している時のその人って必ず自分が思ってるよりキラキラしているし
そのキラキラした様子を見て
「私もやりたい」 「話を聞いて為になった!」 「元気もらった」
なんて言ってくれる人や応援してくれる人が出てくるはずなんですよ。
何しろ好きな事持っているって精神的にいいな。って思います。
小さな達成からでいいから
何かを達成していくと、きっと喜びが待っているんだと思うんです。
その将来の喜びに向かってチャレンジしている状態って結果的には精神的にいいんじゃないかな。と思いました。
植松さんはご自分たちで開発をした
ロケット打ち上げ成功のビデオを紹介してくれました。
そのビデオには
打ちあがったロケットを見つめ、研究員さん達がしばし無言。。。
そして数秒後、歓極まる様子で
声にならない声を上げて喜んでいる様子が映っていました。
植松さんは説明してくれました。
「ロケットを飛ばす前は皆、研究に携わった人がかけてくれた時間、労力などからプレッシャーで震えるし、吐きそうになるんです。
飛ばなかったら全部パーですから。
だから怖いんです。でも飛ばすんです」と。
それを聞いた時に私は泣いてしまったんですね。
なんか、みんな夢に向かって頑張るって
求められる結果の度合いに違いはあれど
姿勢は一緒なんだと思って。
私も最近
趣味の事ではありますが、そのプレッシャーを感じてた事がありました。
自分にとっては結構なチャレンジを2年位かけてやっていて、
実際プレッシャーに勝てず大失敗もして
途中辛く、やめようかと思ったけど
やっとこさ、なんとかOKなラインに立てた成果を出せたときに
その成果をやっと出せた翌日。フーっと落ち着いた瞬間から、
ボロボロ泣けてきて大げさではなく一日泣いてた。なんて事があったんですよ。
植松さんのフル講演動画はこちら
観て損ないです。
特に今の生活に疑問を持っている人や、将来の生活に不安を持つ方は何か得ていただけるような内容だと思います
で、感動すると何が起きる?
さて、
植松さんは本当に喋るのも上手だったし
内容的にも分かり易く
そして、聞いている人達の共感を得るのがとっても上手な
お話の運び方をしていて
「すごい私もあんな喋り方が出来る様になりたい!!!」と感動しました。
でも、
それって、植松さんが一生懸命生きているから
その想いが私に伝わってそう思わせたんでしょうね。
何かで読んだんですが
人って
感動した時に行動を伴うらしいです。
人を助ける大きな力が生まれるのも感動から。
応援するのも感動から。
変な話、購買力も感動した時に大きく動くそうです。
実際私も
植松さんの話を聞いて
もっともっと好きな事を突き詰めたい。
人間の可能性を大事にしたい!
と思って色んな人に植松さんの話をしましたし
植松さんの書いた本を購入してしまいました。笑
純粋に、もっと知りたかったし、友人たちにも知って欲しかったから。
感動すると
本来の人間が持つ、直感で動く。という能力が働く気がします。
大人になればなるほど、
金銭的に無理。時間的に無理。私にはレベルが高い。
それ、やってどうなるの。
と、心に制約を掛けがちですが
感動した時って、
子供の頃の様に素直に自分のしたいことを表現出来たり
やりたい事に踏み切れたりするパワーが生まれる気がします。
何か、我々の本来持っている力に働きかけるのかも知れませんね。
どうしても
日々の生活を追ってしまい
「しょうがない」
と思ってしまいがちな現代の生活ですが
毎日自分に正直に
好きな事をやれる人生にしたいな。と思いました。
本来は世の中の全員がその権利があるはず。
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