【アラフォー独身FP】女性の為の、老後いくら必要か講座:退職後受取れるお金編

こんにちは。踊るファイナンシャルプランナー マグロのとろみんです。

私がお金の事を勉強し始めたきっかけは、老後が不安だったからです。

 

おひとり様だし、普通のサラリーマンだし、対して貯金ないし。母親は離婚して独り身だし。

老後一体どうしたらいいの。と不安だらけでした。

 

けど。少しずつ向き合って整理していったら

気が付いた時にはその心配のモヤモヤは随分小さくなっていました。

 

今回は2回にわたり老後にまつわるお金関連。

具体的にどうやって計画したらいいかお話します。

 

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目 次

 

 

老後のお金について不安を解消するのに必要な3つの事

 

さて。

ではまず、なぜ老後の不安って付きまとうんでしょう。

 

それは、将来の事だからですよね。

 

将来の事は誰にもわかりません。

何歳まで生きるか分からないし、

健康でずっと働けるのか。それとも病気してるのかすら誰にも分からない事です。

 

そういうのが不確定だから不安要素が大きくなるんだと思います。

 

ただ、

不安、不安。と言っていても何も解決しないですし

心配したところで

結局その時にならないと正解は分からないから

今出来る範囲で、想定して準備する。

 

そして定期的に見直す。

国の制度変わったらプランし直す。

という感じで軌道修正しながら進めていくしかないのかなぁと思います。

 

ということで。

老後のお金に対して不安を覚える方がよく口にする心配ごとを3つあげます。

 

 

1 将来もらえるべきお金(退職金・年金等)はどの位あるのか不明

2 老後、どんな事でお金が必要になるか分からない。そもそも何年分必要なの?

3 具体的にいくら用意すべきか貯蓄目標がたたない

 

 

この3つの心配ごとを見ると

 

老後のお金に関して、いくら入ってくる予定があり(退職金・年金等)

いくら出ていくかの計画を立てる事ができてないから

一体全体いつまでにいくら位用意すべきかが分からないから不安。

ということが言えるのでは。と思います。

 

というか私もそうでした。

 

自分の事ながらびっくりしますが

不安だった頃の私って、

将来の計画した事なかったんですよね。

何歳まで働くとか。そういう事すら考えた事なかったです。

 

だからリタイア生活が何年続くことになるかすら想像できない。

 

それじゃいくら用意すべきか。なんて計算できなくて当然ですよね。

 

自分で自分の人生の手綱を引くことが出来てない状態だし

進む方向が出来てない状態。

 

船で海に出る。という時に方向や

距離が分かる物を持たずに出かけてるのと一緒。

 

 

いくら必要で、それをいつまでに用意すべきか分からないのに

漠然と不安。不安。って言ってるだけだったんですね。

 

超危険すぎます。

自分の人生コントロール出来てないって危険極まりないない・・・。

 

 

けど。

逆に言うと検討さえつけば

ある程度、目途が付くというか。

 

「貯める」にせよ

毎月いくら貯めればOK。が分かるし

 

節約すべきなのか。それとも収入を増やす努力が必要なのかなど

手段を考える事が出来るので

意外と簡単に老後のシミュレーションすることが出来ます。

 

 

という事で。

先ほど挙げた3つの心配ごとを1つ1つ明らかにしていくだけで

かなり不安は解消されます。

 

やる事としてはこんな感じ。

 

1 将来もらえるべきお金(退職金・年金等)を把握する

2 老後、どんな事でお金が必要になのか想定してみる。

3 もらえる額と必要な額の差額を出していくら用意すべきか具体的に計算してみる

 

全部一気にやろうとすると

ボリュームが多いですが、1つ1つ順を追ってみていけば

意外とシンプルに算出できるので一緒に見ていきましょう。

 

 

今回は1の将来もらえる金額。についてお話して

 

2.と3.の将来必要なお金を総額計算は

次回お話しする2部構成にしますね。

 

 

日本って保障しっかりしてるのよ。公的な後ろ盾も確認

 

では。

老後もらえるお金についてお話していきます。

 

考えてみたら日本って、「公的な保障」がしっかりしてる国なんですよね。

公的年金・健康保険・雇用保険・・・。

 

社会保障的な物がそれなりに手厚い。

 

特に公的年金。

 

色々叩かれている年金制度ではありますが

何気に老後の生活助けてくれる

1つの要素なんじゃないかな。と思います。

 

何しろ今の制度のままいくならば一生涯給付されるし。

 

と。いうことで

老後のお金の事と考えるにあたり、まずすることは

「公的年金額」を確認する。

 

 

ちなみに私は遠回り過ぎる勉強の仕方をするタイプらしく。

いきなり公的年金とか、公的保険、雇用保険といった

社会保障的なものを勉強して

 

自分で計算出来るようにしたんですが

(どんだけ心配性なの?って感じですよね)

 

当然ながらそこまでする必要はありません。

 

 

毎年、誕生月に送られてくる

「ねんきん定期便」というお便りを見るか、

 

年金機構の「ねんきんネット」にログインして

あなたが将来どのくらい年金受け取れるかを確認してみてください。

 

参考: ねんきんネット 

 

私としては

もしあなたが「ねんきんネット」に未登録だとしたら

そちらに登録することオススメします。

 

ねんきんネットでは

現在の水準で払い込みを続けた場合の年金見込み額が表示されているだけではなく

今後、働き方が変わった場合に

 

いくら位の年金額を受け取れることになるのか。

シミュレーションが出来ます。

 

 

今までの日本であれば、終身雇用が当たり前だったので

一回サラリーマンになれば

それなりに予想しやすかったと思いますが

 

現在、大企業でも

50歳位で希望退職募る動きが活発になっているのを見る限り

 

今後は日本でも働き方って大分変化するし

雇用形態変わればその度に

給料が変わるってことだから

納める年金保険料にも変化が出るよね~。なんて思うので

 

色んな働き方想定していくつかシミュレーションしてみると良いと思います。

 

 

ねんきんネット内に5件まで条件を保存できるので

ログインして

「詳細な条件で試算」機能使って計算してみてください。

 

私も試しに今からフリーランスになる場合と

ずっと会社員で年金納める場合の受給年金額の違い、

見てみましたが

 

年間40万円以上も年金支給額が違いビックリしました。

まあ、給与以外にもボーナス分にも厚生年金って掛かってきますからね。

そんくらい違いでるか。

って感じです。チーン・・・・

 

 

登録方法については「日本年金機構ページ」参照ください。

*ねんきんネット登録には年金基礎番号が必要です。

 

 

自営業とサラリーマンで違う公的年金の内容

 

ところで

年金の話をしたので、ついでに年金の種類についても話をします。

 

公的年金は

自営業とサラリーマンでは納める種類が違います。

 

働き方関係なく、全員が納めている公的年金は

「国民年金」。

 

サラリーマン、公務員などは

「国民年金」に加え

「厚生年金」も納めています。

 

その2種類、何が違うかと言うと

 

「国民年金」は

日本に居住してる20歳以上60歳未満全員が加入するものです。

全員同じ金額を毎月納めています。

 

 

対する「厚生年金」は

厚生年金に加入している会社等に、常勤雇用される方が

「国民年金」に加えて加入する年金です。

 

サラリーマン、公務員などの年金は

よく2階建て。

なんて言われ方しますが

 

それは2種類の年金を納めているからなんですね。

 

で。

国民年金が全員同じ金額を納めているのに対して

厚生年金は「給料×保険料率=納める金額」という式で算出するので

給料高い人程毎月納めている額が多いです。

2階建て。とは言いますが

私からすると確かにサラリーマンは2階建て年金ではありますが

天井の高さが人により違う。

 

現役時代に納めた年金額が多い程給付される額も多い。

 

 

ここで何が言いたいかというと

 

ポイントは

あなたが今まで&これからどんな働き方をしていくかによって

老後受け取れる年金額は全く違う。

という事です。

 

 

厚生年金を多く納める様な働き方をすれば

老後、ある程度年金に頼って生活する事も可能かもしれませんが

 

国民年金1本だけだと

年間給付額は月額65,075円(2021年4月~)なので

予め何か対策をしておかない限りキツイと思います。

 

 

特に現在フリーランスの方や

今後自営で食べていこう。と考えている方は

 

老後の事意識して

貯金するなり、資産運用するなり

サラリーマン以上にプランをしておく必要があります。

 

 

他に受け取れるお金があるのか。あるなら何本柱かを確認

 

では。

次に、公的年金以外の部分でどの位、老後の蓄えとして

受け取れる金額があるのか。

 

この把握をする作業に移りましょう。

*投資資産系は除いて、退職金や年金要素が強い物を中心にお話をします。

 

 

種類としては3つです。

 

①個人契約の保険や、年金等

養老保険・iDeCo(個人型確定拠出年金)等

②勤め先からの退職金

③勤め先で設けている企業年金制度

401k(確定拠出年金)・確定給付年金・中小企業退職金共済制度・特定退職金共済制度等

 

これに関しては

個人個人、契約している内容が違いますので

 

まず。あなたがする事は

家の中にある保険や年金関連の契約書全て広げてみて

 

何歳でいくらの給付開始になるのか。

総額いくら位になるのかを把握する事。

です。

 

今や契約内容はオンライン上で確認出来る物がほとんどだと思いますが

 

オンラインアカウントを登録していない場合は

1年に一回送られてくる

「契約内容のお知らせ」とか「残高のお知らせ」という名称の通知物で確認出来ます。

 

 

各契約に関して、

勤め先が契約してくれている

制度について詳細いまいち分からない。

と言う場合は

人事担当などに問い合わせてこの機会に是非明らかにしておきましょう。

 

特に401k(確定拠出年金)の場合、

運用は個人に任されており

 

受取る金額は運用次第で変わるものなので

ちゃんと管理することオススメします。

 

また、

退職金に関しては

就業規則読むと計算方法が書いてありますので

 

それに沿って一回計算して算出してみて下さい。

 

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老後もらえる総額を出してみる

 

ここまでで

老後受け取れるものが大体

何本立てなのかを確認できたと思います。

 

そこまでしたら

総額を計算します。

 

 

公的年金を総額いくらもらう事になるかは

何歳まで生きるかににより異なりますので

正直予想が難しいですよね。

 

なので

人生100年時代。

と言われる現代なので

 

65歳給付開始だったとして

25年。90歳まで年金もらう。と想定するとか

なんとなく計算しておけば良いと思います。

 

あと、

確定拠出年金(iDeCoや401K)も

将来の金額は不確定です。

 

なのでこちらは少なく見積もって合算しておくか

シミュレーション機能があるものであれば

シミュレーションしてみてそれを仮の給付額として合算してみて下さい。

 

 

で。

計算した総額を受給総年数で割り、

1年で換算するといくらになるのか。

を出しておいてください。

 

 

さらに。

公的年金以外は

いつもらえるのかも確認してメモしておくと良いと思います。

把握しておくことは

 

◆何歳で貰えるのか

◆一時金か、年金払いか

 

そのくらいでOKです。

 

 

どうでしたか?

老後もらえるであろう金額。

 

いくら位になったでしょうか。

 

思ったより少なかった。

思ったより大丈夫そう。

色々感想あるかと思いますが

 

大事なのは現状把握です。

 

現状把握したうえで

じゃぁどうしよう。ということを考えていくのが

一番大切な事です。

 

 

では。

次回、老後に必要なお金。

生活していくのに実際にどの位使うものなのか。

という事をお話します。

 

今日は以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

ご不明点、ご質問等は下部のお問い合わせフォームからお願いします♪

 

 

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