フリーランスの彼氏との結婚反対する頭固い親も思わず納得・応援してくれる方法

こんにちは。踊るファイナンシャルプランナー とろみんです。

 

今日はフリーランスの彼氏と結婚したいけど親が反対している場合、

どうしたら理解してくれるのか。についてお話したいと思います。

 

働き方に対する常識が変化してきてるとはいえ

終身雇用の時代を生きてきた親世代は

フリーランスや自営業に対して理解が低かったりして

ぶつかる事もあると思います。

 

なので今日は親世代が一体何を不安に思い、何を心配しているかをベースに解決方法をお話します。

 

家族に反対されてるうちは結婚に踏み切れない。と肩を落とすあなたのお役に立てたら嬉しいです。

 

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目 次

 

 

フリーランスの彼氏との結婚を理解しない親は多い

 

近年フリーランスや自営業として働く人口が増えてきているとはいえ

「親に結婚を反対されている。」

という話は私の周りでも時々聞きます。

 

もう何年もの間、自営業者としてやってきてる彼氏を親に紹介したら

先行き不安定とか

世間的な信用がないとか言われ、渋い顔をされたと。

 

比較的安定して案件もらえる様な方でも

そう言われたりするようですが

 

私の周りにいる男性ダンサーさん達はそれが顕著。

結構な勢いで反対されるらしぃ。

女性側がフリーで仕事してる場合そこまで反対されないんですけどね。。。

 

私からしたら自分の力でお客さんを集め、

それで生活していける程の収入を得られるってすごい事だと思うのだけど

親としてはそれでは満足できないと。

 

 

じゃぁ、一体どうすれば納得してくれるの?

という事なんですが

 

それを考える前に

何故にフリーランスや自営業との結婚を反対する親は多いのか。

から考えてみたいと思います。

 

 

そもそもなんですが

日本では今でも8割方が何かしらの形で雇用されて働いています。

8割って世界的に見ても多いほうです。

この割合は少なくとも30~40年間そんな傾向にあります。

(出典元:内閣府データ)

 

なので

「雇用されて働く」という事は

日本人にとってはある意味常識だったわけです。

 

ちなみに

「副業」が政府発信で推奨されたのは

2018年初頭。

 

副業元年なんて言われて話題になったけど

それまでは

正規雇用された人は基本的に会社以外で働く事は禁じられ

 

会社の給与内で生活をする。

という事が当たり前だったと。

 

ま。今でも就業規則に禁止と書いてある会社、ありますよね。

 

さらには

15年位前までは

「最近は寿退社ってしないんだね。」

なんてノホホンとした事を社内で言われることもフツーだったし

 

それ以前であれば

同じ能力・学歴の男女であっても

給与が違ったのが当たり前の時代。

 

まぁ。

そういう時代を生き抜いてきた方々が今の親世代です。

 

 

ということで

企業に勤める方が安泰。って教えられてきたから

今でもそう思っている可能性が高い。

また、単純にフリーランスや自営業になじみがないから

想像できずに反対している可能性もある。

という事。

 

 

親にとって何が安泰で、どの辺が心配の種なのか

 

以上の様な背景に加えて

日本って先進国の中でも

サラリーマンに対する補償が厚い国の為

 

フリーランス。とか自営業。

というと以下の理由から強く不安を感じる方々が多かったりします。

 

退職金ない

収入不安定

休みがない

不景気に弱い

社会保障薄い(年金・健康保険・雇用保険)

 

 

こう書きだすと

ブラック企業の労働条件と似てる様にみえてしまうので

なんだかなぁという感じでありますが

 

安泰・安定=大企業 と教えられてきた世代にとっては

この辺が心配の種って事。

特に保障(長期雇用・社会保険・退職金)かな。

 

 

ただ、

今までの時代の自営業は上記通り、なんでもかんでも

自分で対策しなければならずキツかったかもしれませんが

 

今はインターネット普及により

やり方工夫すれば

実際に店舗やオフィス構えなくとも

仕組み化して人を雇い、安定的に回す事だって出来るんですよね。

 

それに

老後資金に関しても様々な方法で準備する事が可能になってきています。

 

対策さえすれば以前よりもリスク小さくしながら自営業が出来る世の中です。

 

という事で

 

あなたが彼氏さんにお願いすることは、

この辺の事業将来計画とか

取り組んでいるリスクヘッジを親御さんに話してもらう事。

その上で、

2人で生活していくにあたりやっていこうと思っている事をあなたからも説明する。

 

それをする事で

「将来の事をきちんと考えているんだ。2人で話し合っているんだ。」

という事を見せることが出来るし

 

これからの取り組みや計画を建設的に説明する事で

親御さんの不安・心配を減らすことに繋がるんじゃないかな。って思うんです。

 

それに企業が安泰ってのも

もう神話になりつつありますからね。。。

 

世の中色々変わってきているからその中で

自分たちは何を選択して

どう生きていくのか。を話せると

ご両親的にも安心してくれるんじゃないでしょうか。

 

もし今までその辺の事考えたことなかった。

という場合、良い機会なのでこれを機に整える!くらいで良いと思います♪

 

色々整えるのは大変かもですが

世の中何するんでもプレゼンは必要です♪

 

 

リスクに対する備え。どう考え説明するか2種

 

とはいえ。

老後の事とか、リスクヘッジとか言われても何をすれば。

 

と思う方もいると思いますので

 

フリーランスとサラリーマンの補償の違い。

それに対してどの程度対策すると安心なのかをお話します。

良かったら参考にしてみてください。

 

 

フリーランスや自営業ってリスク高い。

と言われている理由は

大まかに分けると2種類。

 

①退職後の生活。

②病気等で長期間働けなくなったら。

 

世の中ではこれらをサラリーマンと比較して

保証薄い。って言っている場合が多いです。

 

順に見ていきましょう。

 

フリーランスはどうやって老後に対して備えるのか

 

1つめの退職後の生活。

について。

 

これは具体的に何を指しているかというと

年金受給額、

退職金。

突然仕事を失った時の保証。

この辺の事です。

 

 

年金とか退職金はサラリーマンであっても

年々支給額が下がってきているとはいえ

まだまだ手厚いので

心配する人が多いんですね。

 

 

ここで実際に

数字を出してサラリーマンと自営業者の老後の生活を

一般的な例で比較してみてみましょう。

 

サラリーマンモデルケース:25歳から40年 中小企業に勤務

給与額500万円 (仮にずっと500万円の変動なしとします。)

退職金 1000万円

 

起業型・確定拠出年金制度あり。

月々掛け金1万5千円(60歳まで35年間払込)

運用益2%(確定拠出年金の平均運用率で算出)

 

 

分かりやすくするために

確定拠出年金(401k)は65歳から20年間の年金払いで受給。

退職金も20年間で平均的に使っていくとします。

 

以上の条件で計算すると

ざっくりですが20年間、年間284万円。

月割すると23万6千円の資金を用意できる。

という計算になります。

(21年目からは年金部分のみ。 年間188万円になる。)

 

*確定拠出年金 1.5万円掛金2%で35年間運用=ざっくり 911万円

厚生年金受取額概算 年額1,104,969円。

(報酬月額42万円 ×5.481/1000×480か月)

 

 

これだけの老後資金が用意できる。

という試算を予め出来るってところがサラリーマンの強みだったりします。

そこをご両親は心配してるんだろうし

あんたたちその金額、フリーランスで用意できるのー?

 

ってことを問うているわけですね。

 

一方。

自営業には「厚生年金」という制度はなく

公的な年金は「国民年金」のみ。

 

何も準備せず対策もしないままだと

働ける年齢まで働き続けるか

貯金を取り崩すなどして生活費を用意する必要が出てくる。

という事です。結構キツイなぁ。。。

 

 

が。

何も対策できないか。というとそうではなく

 

最近では個人型確定拠出年金も出てきてますし

積立式の投資商品や保険商品選んで積み立てておく事で

退職金代わりにする事だってできるわけですね。

 

個人型確定拠出年金 というと堅苦しく聞こえるかもですが

iDeCo というと耳なじみもあるのではないでしょうか。

 

掛け金が全額所得控除になり、

そのにより所得税と住民税軽減になる制度なので(上限あり)

使わない手はない!というものです。

 

 

という事で。

例えばその個人型確定拠出年金を利用して

老後の資産形成をプランしたとき。

どういう感じになるかの一例を見てみましょう。

 

先ほどみたとおり、フリーランスで何も対策しないと

老後受け取れる想定額は、国民年金のみなんですが

 

もし確定拠出年金を

月々3万円で30歳から30年積立したとするとこんな感じの老後プランになります。

*運用率はサラリーマンのケースと同じく2%で想定。

 

 

これを20年に渡り均等で取り崩す。と考えると

月々12万6千円使える計算です。

先ほどの国民年金のみの月々65,075円よりは生活が楽になりますよね。

 

 

もうちょっと頑張って確定拠出年金を

月々5万円で30歳から30年積立したとするとこんな感じの老後プランになります。

 

*運用率はサラリーマンのケースと同じく2%で想定。

 

積立金を月々5万円にすると

20年に渡り取り崩せる金額は年額201万円なので

 

先ほど見たサラリーマンが40年間勤めたケースにかなり追いつけますね。

 

ちなみに

年額201万円は月額に割ると16.75万円。

 

サラリーマンのケースに一歩及ばない物の

この位あれば足りない生活費は自分のペースで働きながら稼ぎ

補填する事も出来そう。

というイメージが湧いてきませんか。

 

そして

自分のペースで働く。という視点で考えると

年齢が上がってからバイト探すよりも

今から自分で商売してた方が有利な気がします。

 

これはあくまで一例ではありますが

こんな感じで自分に無理ない程度で将来の備え。

何が出来るか。を考えて数字で出して見ると

今の自分の立ち位置や課題も見えて来ると思いますし

 

親御さんへの説明もより具体的に出来るから

相手にとっても分かりやすくて納得してもらいやすくなると思います。

 

万が一彼氏が倒れても事業崩壊しない為の備えとは

 

さて。

2つ目の病気等で長期間働けなくなったら。

に関する対策。に移ります。

 

自営業の人には代わりがいない。

というイメージがある為

 

「健康な時は良いけど、病気やケガした時どうするの?

雇用保険とか傷病手当とかないのよ。」

という事を心配する人もやっぱり多いです。

 

サラリーマンだと失業したら雇用保険が給付されるし

病気で長期休業した場合でも給与の2/3は(上限アリ)健康保険から保障されますからね。

 

 

けど。

そこも対策できないわけではないんですね。

 

それこそ公的な保障はないですが

仕組化さえして

自分がいなくとも回る様にしておくとか

 

作業をある程度誰でも出来る様に細分化して

ルーティンワーク的な日々手を動かす仕事は全て人にお願いするようにしておくとか。

 

色々出来るわけなんですね。

人を探すのも今色んな方法で探せるし。

 

将来的に売り上げ規模が大きくなり常時人を雇う。

ってなったら法人化して

それこそ社会保険加入事業所として登録すれば

事業者であっても健康保険加入でき、

倒れた時の補償として出る「傷病手当金」といった類のものも給付受けられるうえ

 

 

国民健康保険の時と比べて保険料だって

自分の負担が減る事になります。

先に見た確定拠出年金だって制度として組み込めば会社の経費に出来るし。

 

という感じで

「今現在」不安定であっても対策をきちんと講じていけば

将来的に少しずつその不安定要素は減らすことは充分可能。

そしてその方法だって沢山ある。

 

なので

親御さんやその周りの方々が心配する声に対して

それら将来の計画やそこまでの道筋を想像できるように説明してあげれば

きっと納得して応援してくれるんじゃないかな。と思います。

 

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結局のところあなたが幸せなのかを両親は知りたい

 

さて。

今日はフリーランスの彼氏と結婚したいけど親が反対している場合、

どうしたら理解してくれるのか。について

 

①退職後の生活。

②病気等で長期間働けなくなったら。

この2点に絞り対策を話ししました。

 

家族に反対されるとどうしても構えてしまうし

反論するような対応をしてしまい、出口が見えなくなる事もありますが

 

親御さんやその周りの方々は

親はあなたの事が心配で言っているのであり

決して頭ごなしに反対しているわけじゃない。って事忘れないで欲しいな。と思います。

 

あなたが幸せならば最終的には喜んでくれるはず。

 

ただ、やっぱりそれなりの説明はしなきゃいけないから

親御さんやその周りの方々に自営業の彼氏との結婚で

不安を抱かせないためには

 

計画している対策、リスク回避の方法を説明してあげて

サラリーマンと比べてどうなのか。

って事を示してあげる事です。

 

ポイントは「今」どうなのか。

ではなく、「今後」どういう風になっていくかを示すこと。

 

今どうあるかの現状に囚われすぎると、

感情論に傾きがちで目的を失いがちだし

 

そもそも結婚がゴールじゃなくて

そこから2人での生活が始まるわけだから

「今後」どうしていくか。の可能性の方が重要ですよね。

 

 

で。それらを示したうえで

どんな仕事をしていてもリスクはある。って事を

親御さんたちと話し合って納得してもらう。という流れがいいのかなぁと。

 

人生先が見えない分

自分で選択してくのって怖い時もあると思うけど

1度きりの人生。

後悔しない様にしたいですね。

 

 

今日は以上です。

ここまで読んでいただきありがとございました。

 

 

実は元歌舞伎町ホステス・現在お局経理の誰にも言えない闇歴史

 

 

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