【ザノンフィクション】女装家キャンディさんが貫き通す姿に自分の常識がゴミに見えた

写真出典元:ザ・ノンフィクション
こんにちは。マグロのとろみんです。

好きな事を周りから理解されなくてもやり続ける事が幸せなのか、

理解された上で皆に応援されるのが幸せな事なのか。

なんかそのバランスって難しい・・・と思ってしまいました。

常識って時に罪よね。

 

2021年8月1日放送【ザ・ノンフィクション】

女装と家族と終活と ~キャンディさんの人生~ 感想です。

 

 

原宿ホコ天のアイドル「キャンディさん」登板

 

今日の主人公は「キャンディ・H・ミルキーさん」

名前も一度聞いたら忘れることができない強烈な名前だけど

 

その風貌も名前負けしてない。

 

キャンディさんは40年以上の歴をもつ

69歳の女装愛好家です。

女子も着ないようなフリッフリのスカートにリボンちゃん付けて

街に現れる。

 

全身ピンクとか赤とかのフリルで覆われた衣装に

お花で出来たヘッドセットを着用し街に現れるキャンディさんは

どう見たって目立つ存在。

 

行きかう人々が次々と振り返ります。

 

そんなキャンディさんは

男性として生きていた時代もあり

結婚し3人の息子さんに恵まれました。

 

女装が趣味である事は家族には隠していたのですが

週末になると女装し原宿に出かけていたところ

その出で立ちがテレビで話題になってしまい

 

それがきっかけで奥さんの耳に入りばれてしまいます。

 

 

家族にバレた事で最初は女装を辞めようとしましたが

自分の気持ちに嘘を付く事も出来ず

結果的に折り合いがつかず離婚する事に。

 

 

40年もの間女装を続けてきたキャンディさん。

何故に家庭を失ってまでも続けたのか。

【ザ・ノンフィクション】が追いました。

 

 

私が奥さんだったら…と思ったらドン引き極まりなかったよ

 

いやぁ・・・・。

人がどんな格好してどんな生活しようと

自由なんだけどさ。

 

キャンディさんの女装が最初奥さんにバレた時。

 

奥さんに

「生理的に受け入れられない。」って言われた。

と当時を振り返り、語るキャンディさんをみて

 

「もし私だったら。」って考えてしまった。

 

 

キャンディさんは幼少の頃から

女の子の物を着るとワクワクしていたそうなんだけど

奥さんと出会った頃は一旦男性として生きていたそう。

 

キャンディさん自身

「女装の趣味は終わったんだ。」とすら思っていたらしぃ。

それが結婚後、テレビを観てた時に

 

松田聖子が着ていた真っ白のドレスを見て

ビビビと来て

再びスイッチが入ってしまった。という事。

 

 

うーん・・・。

 

これってさ

難しい問題だよね。

別にキャンディさん、結婚した時嘘ついてた訳じゃないしね。

 

 

私が結婚した相手が

女装が趣味なんだ。と分かったらどうするかなぁ。

って考えてしまった。

 

私は相手を男性とみて結婚したんだから

ビックリはするしドン引きすると思うけど

好きな相手だし家族だから

その意思を尊重はしてあげたいとは思うんだろうな。

 

が。しかし

ある日突然フリフリ着られたらきついかも。

 

いや、それは女装っていうより

私がロリータファッションが元々苦手なので嫌なだけだ。

 

特にあのズロースって奴は女子が着ていたとしても受け入れがたい。

 

全くもってセクシーじゃないし

なんだって下着がフリフリしてなきゃいかんのだ。

とも思う。

 

私の下着の隣に干されてたら思わず捨ててしまうかも知れない。

そんなこと考えつつ

我ながら極端にロリータファッションへの嫌悪感が激しすぎて驚いたし

 

まぁそのロリータファッション云々だって

私の勝手な好みなんだよね。って事を思った。

自分の勝手な好みを押し付けているだけに過ぎないのだよね。

 

 

じゃ、

女装といっても

シンプルなOL風の服装やキレイ目ファッションで現れたとしたら?

とか色々考えたんだけど

 

正直、結婚相手に「女装が落ち着くんです。」

って言われたら

結構絶望かも。って思った。

 

 

男性として出会い、旦那さんとして結婚した人が

週末嬉しそうに女装して

キャッキャしてるの想像したら受け入れられるかどうか分からん。

 

今、これだけ「個」の自由が認められている時代でも

そういう風に考えるのだから

 

当時30年前とかだと周りの理解も少なかったろう時代においては

奥さん

苦しかったろうなーと思ってしまった。

 

私がその当時奥さんだったら

ドン引きどころの騒ぎじゃないわ・・・。

 

っていうか

キャンディさんも奥さんも両方苦しいよね。

 

キャンディさん的には家族に理解されず苦しいし

奥さん的には旦那さんがいきなり女装しだして「何―。」ってビックリだし。

 

 

着てる物が変わっただけなんだから

なんら問題ない気もするんだけど

今まで生きてきた過程で植え付けられた「常識」って物に人間は振り回されてしまうんだなぁ。

という事を改めて思ったさ。

 

人間つーのは悲しい生き物だなぁ。

 

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別に特別な事じゃない。ただ自分にとっての日常なのだ

 

で。

何でキャンディさんは離婚してまでも

自分の女装を貫き通したんだろう。

 

って思ったんだけど

その後放送が進むにつれて思った事は

 

女性の服を着る事は別にキャンディさんにとっては特別な事じゃないんだよね。

って事。

 

キャンディさんの三男は

好きな事をしている父親を今は尊敬している。と言っていたし

 

お姉さんは

その年になってやりたい事があるっていいよね。

年取るとやりたい事なくなってくるし

と言っていたんだけど

 

なんかそれもキャンディさんにとってはちょっと違うのかなぁ。

なんて事を思った。

 

周りはさ、人と違う事してる人とか

何か強い意志を持って行動している人に対して

「何の為にやっているんだろう。」

と意味を考えたりするけども

 

そういう事ではなく

我々が毎日ご飯食べて、日常生活を送るように

 

キャンディさんは着たい服を着てるだけなんだよね。

私達が外に行く時に服を着るのと同じ感覚で身だしなみを整えている。

という感覚なんだと思った。

 

別に裸で外に行くような常識のないことをしているわけじゃないし

むしろ「身だしなみ」

と言ってスーパーでの買い物に行くだけでも、

部屋着から、外行きの服に着替え、きちんと化粧をして外出するキャンディさんは

 

その辺の

パジャマの様な恰好で出かける人と比べたら

ずっときちんとしている様に私には見えた。

 

私は

女子だからこうあるべき。

男子だからこうあるべき。

と教えられた時代に育ったので

 

自分の結婚相手が急にブリブリの服を着だしたらどうしよう。とか

自分の父親が急にレースの服で出かけだしたらドン引きだわ。って思ったけど

 

それはある意味今までの教育制度とか

世間の言う「常識」に洗脳されているだけの状態なんだなぁ。

って事をキャンディさん見てて思った。

 

まぁ。

明日から世間の常識急に変えるのは難しいとしてもさ

 

正解って物自体、時代により違うし

それ言い始めたら正解って見る視点により違うんだから

 

せめて個人レベルでは

自分は「こう思う」という自分自身の意思を大事にして

いつまでも柔軟に居られる様にありたいな。って事を思いました。

 

 

それはそうと

ザ・ノンフィクション内で語られたキャンディさんの子供の頃の話は

ちょっと強烈だったぞ。

 

小学校高学年で新聞配達を始めた頃、

新聞配達をしながら

外に女の子の服がゴミとして出されているのを見つけると

服でも下着でも拾って来て家でこっそり着ていたと。

 

子供にとって欲求というのは

抑えられない物であろうが

もし自分の捨てた服を誰かが拾って着ている。

って考えたらやっぱりそれはそれでドン引きだよなー。

 

やっぱり

人間てのはどの視点で切り取るか。

どの立場でその出来事と対面するかで

全く受ける印象が違うものなのだ。

 

なんか深すぎる回で

色んな事考えさせられたかも。。。

 

 

まだまだ色んな事深掘りしたいんだけど

ジェンダー。とか

自分の権利。とか

自分の意思。

みたいの考えだすとキリがないし

どんな視点で見るかによりその考察って無限に続いちゃうので

とりあえず今日は以上です。

 

 

なんやかんや言ったけど

私はキャンディさんの様に世間に屈しない人好きです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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