描けじゃなく賭け!【かくかくしかじか】で思い出す恩師とのカジノ生活

画像引用元:少年ジャンプ+

こんにちは。マグロのとろみんです。

本日は東村アキコさんの、漫画【かくかくしかじか】9話より、日高先生と生徒が「ノストラダムスの大予言」について本気で言い争っている様子を見て思い出した、私のカジノ生活について書こうと思います。

では。本日もレッツ【かくかくしかじか】!

 

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目 次

 

 

ノストラダムスの大予言が外れたら150万円。と賭けをする日高先生が恩師にそっくり

 

漫画【かくかくしかじか】9話でこんなシーンがありました。

 

日高先生が開いている絵画教室に

東村アキコさんが同じ学校のヤンキー生徒

「今ちゃん」を紹介し、そのまま通い始めました。

 

ある日の事。2人は争いだします。

「今ちゃん」はノストラダムスの大予言が現実に起こる。と熱弁するのですが

「そんな事、非現実的じゃろーーー」と

なぜかそれを全力で否定する日高先生。

*ノストラダムスの大予言=1999年7月に人類が滅亡すると言われた予言

 

それに対して「今ちゃん」は

「何言っとんじゃ。ノストラダムスの大予言はマジじゃーーー」

と反撃。そして2人つかみ合いの喧嘩を始め

挙句の果てに日高先生が

「ノストラダムスの大予言通り世界が滅亡したら150万払う。起きなかったら150万払え!」

と、生徒相手に勝負を申し込みます。笑

 

それを読んだ私は

「150万持ってこい。って高校生のガキ相手に賭けするのかいっ」

と、ツボにはまり大笑いしたのですが

その誰に対しても100%体当たりな日高先生の様子が

「あぁ。私の師匠そっくり」と、過去の出来事を思い出してしまいました。

 

ちなみにあなたも気がついたと思いますが

この勝負、日高先生に完全に有利に出来ています。

その辺の小学生みたいなガキ大将っぷりも私の師匠にそっくりで笑っちゃいました。

 

 

え?事務所でブラックジャックバトル開催?

 

そんな日高先生そっくりな規格外の私の師匠。

いつの日だったか、こんなことを聞いてきました。

「おぅ。ブラックジャックって知ってるかよ。」

*ブラックジャック= カジノでおなじみ、トランプを使ったゲーム

 

キョトンとするスタッフの我々。

それに対して

「教えてやるからトランプ買って来いよ♪」という師匠。

 

その夜。皆が外回りから帰ってくると早速ブラックジャック講座が開校しました。

「ブラックジャックはな、配られるカードの数字の合計を21に近づけるゲームなんだよ。」

「配られたカードの合計が低ければ、引き続きカードを引くことも可能」

「でもカード引いた結果、合計が21を超えた時点でゲームオーバー」

 

 

そんな感じで師匠に教えてもらい、

それからというもの。

時折ブラックジャック大会が事務所で開かれることになりました。

 

事務所でブラックジャック。というかなりシュールな絵面。

そしてなぜにブラックジャック?と思っていたのですが

 

今思うと、私達スタッフの事を考えて

ブラックジャックバトルを開いてくれていたのかな。と思います。

 

当時まだまだ満足に仕事取って来る実力がなかった私達。

歩合制だったので仕事取って来ないと収入が限りなくゼロだったんですね。

 

師匠的にはだんだんお金なくなっていく我々を見て

なんとかしてあげたい。と思ってくれていたのかもしれません。

 

でもだからといって、

単純にお金渡す。というのは出来ない為、ブラックジャックという形を取り

 

「勝負に勝てば多少なりのお金がもらえる」

という方法を取ったんじゃないかな。

 

なんて私の勝手な想像だけど、今振り返ってみると、そんな風に思ったりします。

 

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なんでゲームやって怒られるんだよ 何やっても結果怒られてる私

 

事務所で夜な夜な繰り広げられるブラックジャックバトル。

私も時々勝てる事があり

 

お金の無い貧民の時には100円のおにぎりすら買うかどうか悩んでいるのに

勝った次の日は豪華1000円ランチを食べたりする事もありました。

 

その頃はスタッフが私の他にも3人居たので

その誰かが大きく買ったときには皆にランチおごる。

という「運命共同体」みたいなルールも出来ており

 

そのおこぼれにあやかり、

自分は勝ってもないのに豪華ランチを食べれる日までありました。

ありがたやありがたや。

 

私は・・というと

あまり勝負運ないみたいで

 

勝つこともありましたが

「わーい臨時収入♪」と、皆でランチを食べた残りのお金で洋服を買うも

次の日ほぼ丸裸になってしまい、

財布の中が寂しくなり過ぎ、買った洋服を泣く泣く返品した事もありました。

 

なのでどちらかというと人のおこぼれに与る事が多かったです。

 

 

そんな感じで楽しい一面を持つブラックジャックでしたが

流石、猪突猛進の日高先生にそっくりな私の師匠。

 

そういう遊んでいる際も常に真剣なので

納得できない事があると突然説教の時間となってしまう。という事もありました。

 

はい。

ゲーム中何度も全力で怒られました。

怒られる理由は本当に些細なことだったと思います。

1ゲーム終わって、師匠がカードを回収している作業中に、

うっかり手を出そうとしてしまったとか、そんな感じの事だったかなと記憶しています。

 

でも、怒りだしたら勿論ゲームは中断。

 

時には怒鳴られ

時にはひっぱたかれ。

そして時にはゲームしていたトランプカードを

ハサミで切られて全部捨てられました。笑

 

そして、私がスタッフの中で一番怒られる回数が多かったかも。

 

あ。ほら。

よくいるじゃないですか。

3人兄弟とかで、他の2人がワーワー楽しそうにしている脇で

怒られてシュンとしている子。

あんな感じですかね。

 

書いてて思ったけど、皆で遊んでいる時にまで

怒られるなんて、私めっちゃ要領悪いわ・・・。

 

ま、良くも悪くも師匠にとって、私は目をかけてもらっていた存在だったと。

そう思っておきたいです。ははは。

 

 

なんと海外カジノまで行くことに!

さて。師匠はある日、嬉しそうにこんなことを言いました。

「おー。仕事取ってきたぞ。」

聞けば、南の島でグラビア撮影の仕事を取って来たと。

 

そして、私達スタッフもくっついて行けると。

 

おぉぉ♪

通常の撮影ならばあり得ませんが

その撮影場所としてオープンしたてのホテルとタイアップ(宣伝提携)する関係で

なんと南の島に連れて行ってもらえる事になりました。(・・・仕事です!笑)

 

しかもそのホテル。

カジノ付き。

 

ともなれば、常夏の島でのカジノ体験に向け

ブラックジャック大会も熱を増し、毎夜のごとく白熱のゲームをしたのでした。

 

そうそう。

現地南の島では、師匠は

お金の無かった私たちに「ボーナス」と言って

少し遊べるだけのお金を渡してくれました。

 

これをカジノのコインに変えてカジノ体験してみるのも良いし、

好きな物食べてもいいよと。

そのありがたい心遣いに、「そこまでしてくれたら父親以上の存在やん。。。」

と感動した私。

 

 

そんな師匠はカジノで遊ぶ時ももちろん本気。

ホテルのカジノにみんなで行った際、鋭い眼光を光らせながら

こんな事を言い始めました。

 

「ブラックジャックの駆け引きはプレイヤー1人対ディーラーじゃない。」

「台に座ったプレイヤー全員対ディーラーなんだ」と。

 

だから1つのテーブルを知り合いだけで囲み、ディーラーの流れを読んでテーブル全体で勝負を挑めば勝てると。

 

それを聞いて

・・・。

遊びじゃないじゃん。

それって本気と書いてマジじゃん。って思った私。

 

しかも最初にカードを引く人間が下手打つと、他の皆への流れも変わってしまうとか何とか言って

テーブルの中でも一番最初にカードを引く席に率先して座る師匠。

 

こうなるともう止められません。

 

テーブル全体で勝負。

と言っていた師匠。

カードの流れがプレイヤーである我々寄りになると

勝負に熱が入り始め、師匠からの指示がガンガン飛び始めました。

 

「いや、そこはステイ」

「それはもう一枚引け!流れが止まる!」

 

その指示をするごとにディーラーと師匠のするどい駆け引きのにらみ合いが繰り広げられる。

それを見ながら、「この状況。師匠とディーラーの一騎打ちじゃん。」

と思いながらも

その師匠の気迫に押され、なぜかみんな師匠のいいなり笑

 

ともあれ風はプレイヤー側の我々に吹いていたので

ゲームが進むにつれ、ディーラーは負けの込んだ状態に。

 

試合。と表現した方がむしろ適切とも思える

緊張感溢れるテーブルがどういう結末を迎えるのか。。。

と、こぶしに汗を握りながら様子を伺っていると

 

そこでまさかの

ディーラーチェンジ。

 

 

えーーーーー。という感じであっけにとられる我々をよそに

その瞬間から流れが変わってしまい

ディーラー側に風が吹き始め

 

次々と資金を吸い取られ始めました。

人が変わっただけなのに、びっくりする位、流れがガラリと変わるんですよね。

 

あっと言う間に一人退場。また一人退場。

ディーラーに容赦なく打ちのめされていきます。

気が付いたらベット(賭け)する人は師匠一人という状態に。

 

その状態に気が付いた師匠。

「よし分かった。じゃ、最後にこれ全部行くわ。」と

所有しているコイン全てをベット(賭け)る事を皆に宣言。

 

そして、それはテーブルの掛け金上限額を超えていたので

ディーラーにOKかお断りを入れる。

 

師匠の掛け金を一瞥しながら

テーブルに置かれた「上限金額」記載の立て札をパタンと倒し

「OK」と承諾したディーラー。

 

と、同時に開始されるゲーム。

淡々とカードが配られる。

 

ドキドキしながら

師匠の手持ちを見ると

勝負するには弱いし、

もう一枚引いてしまったらドボン(バースト)してしまいそうな微妙な数字。

 

しばし考え、

もう一枚引くことを決意する師匠。「よし!勝負!」

 

ごくり。

我々全員が固唾を飲み見守る中

 

配れたカードを見ると

うぅっっ

 

残念ながらドボン(バースト)。

そこでゲームは終了。

 

 

最後にディーラーが自分の手持ちのカードを開く。

すると、そこにはまさかのブラックジャック(最強カードという意味)

なんと。「21」ぴったりのカードが並べられていました。

 

それを見て師匠は

「うわー。これはどう転んでもかなわないわ。」

と悔しがりながらも

 

「納得。気持ちいいわ。ありがとうね。」とディーラーに挨拶していました。

 

ここ。という場面で力を発揮する

ディーラーという職業の凄さを垣間見た気がしました。

 

 

え?

その日のゲーム感想?

いやいや。その日

実は私は参加することなく、後ろから見学してました。

 

要領が悪すぎてそんな真剣勝負。参加したところで流れを乱し

怒られるのがオチだな。と思ったので笑

 

今日は以上です。

読んでいただきありがとうございました。

 

 

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