経理のお局が体験した働き方改革の肝【テレワーク】中小企業は問題・課題だらけ

こんにちは。マグロのとろみんです。

働き方改革を皮切りに注目されたテレワーク(在宅勤務)

新型コロナ対策で、導入が急務になってるわけですが、

皆さんの会社ではどんな具合で進んでますか?

 

中小企業である私の会社でも、

緊急事態宣言が出される直前で、在宅勤務が始まりました。

 

開始直後は大分振り回されましたが

在宅勤務1週間経って落ち着いてみたら

 

私なりにテレワークに対する課題。

そして日本で浸透しなかった背景まで見えて来ちゃいました

今日は経理のお局としてその辺斬っていこうと思いますっ。

 

関連記事:在宅勤務って体凝るんですよね・・・
速攻3秒!自分で治せる【ぎっくり背中】体硬い人向け「肩甲骨ストレッチ」

 

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目 次

 

 

【在宅勤務】開始決定までの、とある中小企業の経理の様子

 

うちの会社もいずれ

在宅勤務を開始する日が来るだろうな。

と思っていた私。

 

けど私の会社では

リモートワークの準備が全く整ってなかったので

 

恐らく国の緊急事態宣言直前に

開始だろうな。と予想していました。

 

 

ちなみに私は都内の中小企業で経理をしています。

 

私の会社では

入出金処理は、会社のパソコンからしか

操作出来ない認証システムになっています。

 

なので在宅勤務。と言えども

ある程度出勤しなければならない状況なんですね。

 

 

一方、

会社に出勤しなきゃ銀行業務は出来ない。とはいえ

 

もし、

うちの会社で感染者出たりしたら

しばらくは会社閉鎖して除菌だし

 

社員は2週間隔離だよね。

そしたら物理的に支払い不履行!ヒーーー

 

とか色々予想して

色んな意味でビクビクしながら

特に支払に関しては、可能な限り前倒しで準備し続けていました。

 

 

支払いが滞るだなんて

信用問題にも繋がる・・・。

 

という与信管理的な不安もありましたし

 

うちの会社の場合、

小さい仕入れ先や取引先もあるので

 

うちが支払いしない事で

相手が資金繰り苦しくなる先もある。

 

と、いう

取引先の事情が頭をよぎったりして

立場的に焦っていた感じです。

 

上司とも

「そろそろ緊急事態宣言出ますよね。」

「急に来れなくなっても大丈夫な様に、処理する優先順位はこの様に変えますね。」

 

などと相談しつつ処理進めてました。

 

 

ついにキタ!会社から突如【在宅勤務】の御触れ発令

 

そんな折。

「在宅勤務明日から開始します!」

と会社から発表されました。

 

私の予想通り

政府の緊急事態宣言発表の直前でした。

 

 

「明日から在宅勤務。」と言われたものの

会社の決定が月末だったので

 

最低限の経理処理を終わらせるため

私はそこから3日間位

会社に出る事を許可されました。

 

その3日間は

会社でないと出来ない処理だけに集中。

 

そして

社内に出入りする配達業者さん、掃除業者さん等への連絡もして

 

文字通り髪振り乱しながら仕事した気がします。笑

 

 

来る、来る。と思って

前倒しで色んな事準備していたにも関わらず

そんな感じなので

 

 

突然外出禁止になった

アジア諸国などはとんでもない事になっているんじゃないかと思う次第です。

 

実際フィリピンの取引先だったと思いますが

パソコン持ち出すの間に合わなかった人がいるらしい。

と小耳に挟みました。

 

 

とにかく。

在宅勤務が命じられる前の2週間くらい前から

勝手に神経使って事務処理や準備していたし

 

その上、最終的に怒涛の3日間を過ごしたので

ようやく私も来週から在宅勤務。

 

と、なった週末は疲れ切ってしまい

珍しく家で空気が抜けた様な状態になっていました。

 

 

ザ・日本企業。でリモートワーク導入が進まない大きな理由を実感

そーんな感じでバタバタと追われる様に始まった

在宅勤務。

 

テレワークのシステム導入してない

うちの会社の様な場合

仕事どうやってやるんだろう?

と思っていたら

 

会社に余っていたノートパソコンを

速攻渡され「これで仕事して」

って言われました。

 

リモートワークの設備整ってなくとも

パソコンあれば有る程度なんとかなるでしょ。

という意味も含めて渡してくれたんだと思います。

 

実際、

そのパソコンのせいで意外な程仕事させられています笑

 

何気に

在宅勤務になったら時間出来るだろうから

勉強するぞーとか、あれもやろう。

ひひひ。

 

と、計画していた私としては

ちょっと予想が外れた感じ。

 

 

さて。

いざ、在宅勤務。になって気が付いた事があります。

 

 

それはなぜ日本でリモートワーク導入がこんなにも進まなかったのか。

という事。

 

 

私が感じたのは

日本企業の従業員を評価する基準に

「時間」が含まれている事。

これが大きな原因の1つじゃないかな。

と思いました。

 

一日のうち、何時間作業したかが評価に値するって考えですね。

 

 

「質」じゃなくて

営業時間内は作業してね。

(*仕事じゃなく作業がポイント)

という考えが強く根付いている文化なんだな。と感じました。

 

 

実際社長が、

幹部の人達に

「在宅勤務中は1人1人テーマ与えてやらせないと」

と指示していた会話を聞いたし

 

 

私の上司も

「休みじゃないからね。仕事するんだよ」

と何度も言うあたり

 

うーん。うちもザ・日本企業なのね。という感じです。

 

実際数日経ち、

あまり家で仕事する事がなくなってきた人に対しては

上司も何かテーマ与えだしている。

 

それ見てて私は

テーマって夏休みの宿題かっ!

と思うし

 

与えられている側も、おかしいやろ。

そんなん自分で見つけろやー

と思ってしまいます。

 

 

というか

そんな課題が課せられるだなんて

我々信用されてないのかなぁ・・・

 

しかし。

いくら働き方改革!と国が政策打ち出しても

 

企業側が8時間作業しろ。って考えならば

 

子育てしながらフルタイム雇用で働く。

とかはまだまだ難しいのかな。

なんて思うし、

 

だからこそ

作業してる風の

「働かないおじさん」みたいな人製造し続けるのね。

この国は。とも思います。

 

なんだか

窓際族が出来上がる仕組みを垣間見た気分です。

 

 

ともあれ

日本の評価制度の見直し。

今後急務で求められそうですね。

 

 

ちなみに

私は人から言われてやる事で

一日が過ぎて行ってしまうのは勿体ないと思うし、

 

この機会じゃないと出来ない事でトライしたい事沢山あるので

 

自分から夏休みの自由研究ばりにテーマ掲げて

上司に提示し、やらせてもらう事にしました。

 

 

そもそも、私個人的には家に居るならば

やりたいことは山ほどあるので

 

申し訳ないのだけど、作業量で働き具合を判断するの、

辞めていただきたい。

 

というのが正直なところです。

ちゃんと働くから時間下さい。 チーン・・・

 

 

日本も海外企業の様に「見切り発車」の習慣付ける時なのかもね

 

さて。

ご存じの様に日本では

働き方改革などでリモートワーク導入が推奨されていた割に

この数年、全く浸透しませんでした。

 

それがこの1か月位でワーーーーと広がったわけですね。

(社内ルールは未完だし、整備しなきゃいけない規定も満載だけど)

 

それって

「災い転じて福となす」とも捉えられるけど、

 

正直なところ

なーんだ。日本だって「エイやっ」

とやろうとすれば出来るじゃん・・・・。

 

と思ってしまいました。

 

 

日本って、全部整わないと

GOが出せない文化だったりします。

 

時と場合により、そういう慎重なところこそ

「誠実」とか「信頼できる」

と評価される事もあります。

 

けどビジネスにおいては

今回の様に未整備であれど、

一旦やってみて、その後

問題点をきちんと整備していく。という方法も取らないと

 

今後の世の中では色んな面で遅れて行ってしまうんじゃないかなー。

とも思ったりしました。

 

 

かと言って

最近成長著しい中央アジアの

インドとかバングラデシュの人達張りに

GOが早過ぎても困っちゃうんですけどね。

 

日本も机上だけで物言って全然動けないっての

そろそろ卒業する時なのかもしれませんねー。

 

何と言っても今。

まさに時代の狭間ですから。

 

 

今日は以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

関連記事:人生初のテレワーク導入体験談。課題もあるけど人との繋がりに気づけた在宅勤務

 

元歌舞伎町ホステスお局経理。とろみんプロフィールはこちら

 

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