【ザノンフィクション】看取る時間くれてありがとう。ハナ動物病院長の名言に感涙

写真出典元:ザ・ノンフィクション
こんにちは。マグロのとろみんです。

動物がこの世を去る話は無条件に泣いてしまう私です。

 

あんまり悲しい話は嫌だな。なんて、テンション低めで番組観始めた私でしたが

1頭のワンコがこの世を去る悲しいストーリー以上に

「人の為に」と生きる獣医師の生きざまに感銘しました。

 

2020年5月17日放送【ザ・ノンフィクション】

花子と先生の18年 ~人生を変えた犬~ 後編 感想です。

 

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目 次

 

 

ハナコが居なかったら医者である僕はいない

 

前回に続き、主人公は

東京都杉並区にある

ハナ動物病院の院長・太田快作さんと、

愛犬の花子です。

 

太田先生は、動物保護の活動を精力的に行う獣医師です。

飼い主のいない動物達の保護や、治療を積極的に行っています。

 

 

太田先生は獣医師でもありますが、

花子。という、犬の飼い主でもあります。

 

花子とは18年前、保健所で出会いました。

 

その保健所での出会いがきっかけで

 

最終的に殺処分。となってしまう

「動物の命」に対して真剣に向き合う事になった先生。

 

人間の都合により

処分されてしまう命を減らしたい。と考える様になり

 

それを獣医師としてのミッション(使命)として

強く感じ、邁進し続けてきました。

 

その姿を見て私は頭が下がる思いでいっぱいですが

 

先生は

「花子との出会いが今の獣医師である自分を作った。」

 

「花子が居なかったら

今の僕はいないし、ハナ動物病院もないと思う。」

と言います。

 

 

二人三脚で歩んできた

太田先生と花子。

 

 

ところがある日。

花子が倒れます。

 

花子の体には腫瘍があるけど、

人間でいうと100歳になろうとする花子には

手術が出来る体力が残っておらず

最期までもう幾ばくも時間がない・・・・。

 

 

その様子に密着したのが今回の内容でした。

前回の放送内容:

愛犬花子と歩んだ18年【ザノンフィクション】動物保護が天命。戦う医師に心震えた

 

ありがとう。花子は親孝行だね。という感謝の言葉にハッとした

 

倒れて以来、ずっと横なったままの花子。

時折、呼吸が浅くなり、ハァハァしている。

 

そんな花子に話しかけ、

寄り添う太田先生。

 

仕事の時以外はなるべく一緒に過ごそうとし、看病をする。

花子の容態は不安定になったり持ち直したり。

 

先生は、延命治療はしない。と決めて

このまま花子の寿命に任せて看取る。と言う決断を下します。

 

「もちろん。点滴に栄養分入れれば多少長生きできると思うけど」

という先生。

 

ムリして生き長らえてもらうより、

看取る時間をくれた事に感謝し、

残された命の時間の中で

最大限一緒にいる事を選んだそう。

 

 

「もっと何かしてあげたい。って当然思ってしまうけど、

看取る時間をくれているって親孝行だよ。」

と言った先生。

 

 

私はこの、

「看取る時間をくれているって親孝行。」

 

という言葉でハッとさせられました。

 

 

そうなんですよね。

 

10年以上も一緒に過ごしてきた動物って

どう転んでも可愛いし、大切だし、もっと一緒に過ごしたい。

って飼い主だったら思ってしまいます。

 

でもそれ。

もしかしたら、飼い主側のエゴなのかもな。って思ったんです。

 

 

動物は喋れないから

もっと長生きしたいのか、

それとも痛みやだるさともう戦いたくないのか。という

意思は分からないんですよね。

 

 

何かしてあげたい。と思い、

それをやってあげられる環境にいるのであれば

やってあげたくなってしまうけど

 

でもそれが本当に相手の為か。を考えたら

そうではない事もあるんだよね。

という事に気が付かされました。

 

 

花子の場合高齢だから

手術は体への負担が大きいし、

術後苦しんだりするならば

 

それは花子の望むことではないのかもしれない。

 

 

いやいや

助かる可能性があるなら、

最後まで治療してあげるべき。

という意見もあるかもしれないけど

 

 

正直どっちが正解なんて誰にも分からない。

 

 

治療を諦めるのも、

最後まで治療をやり尽くすのも

 

どっちも正解なんだろうし、

状況によってはどっちも、人間側のエゴ。となるんだろう。

 

という事を考えさせられました。

 

 

今回は「花子」を通してそれを考えさせられたんだけど

実はこれ、人間同士も一緒よね。

と思ってしまいました。

 

ほとんど意思疎通が出来なくなった人に対してどこまでやってあげるかって問題。

 

これも考えてみたら

事前に話し合いをしてた場合以外は

 

どこまで治療するかって、ほぼほぼ看取る側の希望で決められてるな。

なんて思ったりしました。

 

 

なんか生と死の現場では

この世に残る側の思いが強く反映されてしまう傾向にあるんだろうけど

 

そんな中で

「ここまで与えてくれて親孝行だね。花子は」

って静かに言ってあげられる先生を見て

ホロリと泣きつつも

 

 

そうだよねー。

死んでいく側としては

必死になって怖い顔で延命措置する飼い主みてたら

最期嬉しくないかもね・・・。

 

 

なんて思ってしまいました。

正解がない分複雑な気持ちだなー。

 

 

皆に囲まれてこの世を去った愛犬花子


写真出典元:ザ・ノンフィクション

さて。

花子は18歳と半年でこの世を去ります。

 

花子が亡くなった後、太田先生は

ご自身の経営するハナ動物病院で

花子のお別れ会をします。

 

病院の看板娘だった花子の為に

最後までにぎやかに過ごさせてあげよう。

という先生の計らいなんだと思います。

 

穏やかな顔で横たわる花子の周りに手向けられた

沢山の華やかなお花。

 

次から次へと訪れる

お別れを言いに来る人達。

 

それ見てたら

花子という犬は一体どれだけの人達に元気や癒しを与えていたんだろう。

どれだけの人達と関わってきたんだろう。

 

すごいな。って思ってしまいました。

 

 

最期多くの人に囲まれる事が良い事という意味ではなくて

 

一人一人与えられた役割や、能力が違う様に

犬でも色んな子がいるし

こんなにも多くの人に見送られて去っていく子もいるのね。

 

って思ったんですよね。

 

 

人間ですら老いていくと

段々と人づきあいは減っていくのに

そんな中

 

花子は最期までたくさんの人に囲まれていたのかー。

 

私の最期は一体誰とどんなふうに迎えるんだろう?

 

というかタイミングにより看取ってもらえない。

なんて事もあるのかなぁ。

とまで考えてしまいました。

 

 

はぁ。

もしかしたら今回の番組みて精神的に

私が弱っているだけかもしれないけど

 

そんなことまで考えさせられちゃうだなんて

花子の存在感デカ過ぎです。

 

 

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仕事の成果が出ないなら、大事な人の為。と思ってやれば良い

 

沢山の人に見送られる花子を見て

思わず私自身の

人生の最期。まで考えさせられましたが

 

 

これって、

太田先生が常に口にする

「目の前にいるのが花子だったら、どういう行動取るのか」

 

すなわち、

「相手が自分の一番大事な存在だったらどうするか。」

 

これをやり続けた結果どうなったか。

を見せてもらえたんだな。

と思いました。

 

 

どういう事かと言うと

相手が自分の一番大事な存在だったらどうするか。

で行動し続けた結果

 

◆病院に患者さんが来てくれるようになり

◆段々患者さんや地域の方々との信頼も築き

◆そこにいる花子も患者さんとの交流通して良い関係を築けた事で

 

「え。花子ちゃんのお別れ会? 行こう行こう。」

となったんだろうな。

と思ったんです。

 

大分簡素的に書きましたが

「仕事はただの作業ではない。目的を考える事。」

と言い

(先生の場合は命を救う事)

 

作業の向こうにある、根本的な目的。

そして相手の気持ちを考えて行動し続けた

先生が周りの人達との信頼関係築いていたからこそ

 

起きた事なんだよね。

と思ったんです。

 

 

私は、時々

私の人生、出来る社会貢献って何だろう。

とか考える事あるのですが

 

なんか順番逆だったなーなんて気が付かされました。

 

どんな仕事するんであれ、

自分の大事な人の為。って思ってやれば

必ず改善出来たり、成果上がったりするし

 

その結果、誰かの為になる仕事が出来る様になっていく。

という順番なんだな。

と、思いました。

 

 

ぶれる事なく自分の天命ともいえる

「命を救う事」を全うしガンガン突き進む先生。

素直にすごいなーって思ったし尊敬するんだけど

 

学生時代から「命救うんだ!」と決めて立ち上がり

世に貢献してる先生の様な人がいる一方、

 

私は今、

周りの人に何をどの位与えられているんだろう。

って事考えると

 

大して出来てないなーなんて思ってしまい

前回見た時と同様、

先生に対して劣等感を感じたりもしています。

別にそんな劣等感感じる必要ないと思うけどね。

 

多分私の親せきが医者だし

とても優秀で、過去に劣等感感じて生きていたから

どうしても医者に対してどっか負い目感じてるってだけかと思います。

 

 

前回に引き続き

今回も結構深いところまで考えさせられた

【ザ・ノンフィクション】だったけど

 

あまりにも優秀な人見ると

どうしても私の闇をえぐられる気持ちになり

モヤっとしてしまう

ひねくれた私が登場したりします。

 

ま、しょうがない。

元歌舞伎町の住人だし。

 

今日は以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

前回の放送内容:

愛犬花子と歩んだ18年【ザノンフィクション】動物保護が天命。戦う医師に心震えた

 

 

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