【ザノンフィクション】はっちゃんの年金の使い方は「幸せに生きる」最高のお手本!

写真出典元:ザ・ノンフィクション
こんにちは。マグロのとろみんです。

人の心と食欲を満たしてあげたい。世の中はお金で買えないものがあるんだよ。

そうやって言う、食堂店主の「はっちゃん」

確かに「はっちゃん」を見ていると笑顔が笑顔を呼び、人の喜びがリレーしているように見えました。

 

普段お金の事ばっかり考えてる卑しい私が、人として生まれてきた意味を考えさせられた

2020年8月2日放送【ザ・ノンフィクション】

おなかも心もいっぱいに ~はっちゃんの幸せ食堂~

感想です。

 

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目 次

 

 

毎月7万円の赤字を出す食堂を22年間続ける「はっちゃん」

 

今回の舞台は、群馬県桐生市にある「はっちゃんショップ」。

通称「はっちゃん」こと、田村はつゑさん(85歳)

が切り盛りする食堂です。

 

この食堂。

以前より、何度もメディアに取り上げられているので

知っている方も多いのでは。

 

はっちゃん1人でやっている店なのでランチ営業のみですが

1回500円で食べ放題!

という大出血サービスを行っています。

 

並べられるおかずの品数は毎日15種類以上。

いつもお客さんでごった返している人気店。

 

が。

15種類ものおかずを500円で提供できるはずがなく、

食堂は毎月7万円~8万円の赤字。

 

赤字なのに

「子供は無料!」ってお金をもらわなかったりと

宵越しの金は持たぬ江戸っ子みたいな商売をするはっちゃん。

 

「お客さんが来れば来る程赤字!」とは言うものの

 

「お客さんが美味しい。お腹いっぱい。」

と言ってくれ、それを見るのが嬉しくて食堂をやっているらしい。

 

 

はっちゃんは、

底抜けに明るく、周りにいる誰しもを笑顔にしてしまう

パワーをもっていますが

 

実は。

幼少期からかなり壮絶な人生を送ってきました。

 

毎月赤字でも食堂を続けている理由は

その壮絶な人生体験も元になっている様。

 

今回は

お客さんに喜んでもらいたい。と思って食堂経営する

はっちゃんと

その周りのお客さんの人と人とのつながりを追った回でした。

 

 

あの底抜けに明るい「はっちゃん」から笑顔が消えた日


写真出典元:ザ・ノンフィクション

 

以前何かのテレビで拝見した時の「はっちゃん」の印象は

まさに【肝っ玉母さん】というイメージでした。

 

まぁとにかく明るくて

何でも笑い飛ばしちゃって、自分が与えられる物全てを人に与え尽くす方。

 

もう本当にスゴイの。

はっちゃんの「がんばるぞ!」って気合いの入れ方が半端なくて

テレビ見てて思わず笑顔にさせられちゃうし

 

御年85歳にして、毎日おかず15品、30人分を1人で用意するんだから

体力だってそんじょそこらの若者よりあると思う。

正真正銘のスーパーおばあちゃんですよ。

 

 

しかし。

その笑顔を楽しみにしていたのに

 

今回の放送では、その底抜けに明るい

はっちゃんの笑顔は消えていました。

 

 

その原因は「外出自粛要請」が出たコロナの影響。

 

普段の1/4位のお客さんしか来なくなっちゃったから

「はっちゃんショップ」も暫く休業する事に。

 

約2か月お店を閉めました。

 

 

その2か月間の間

ほとんど家に居たそう。

 

元気だったはっちゃんのはずが

全然違う人みたいに魂が抜けちゃった感じになっていて

ビックリしました。

 

 

今まで人が笑顔になってくれるのが嬉しくて

毎日食堂に立っていた、はっちゃん。

 

「人は触れ合わなきゃ。」

「お金で買えない大事な物ってあるんだよ」

人と人との交流がなくなってしまうなんておかしいよ。と言う「はっちゃん」。

 

もぬけの殻。

と表現すればいいんだろうか。

 

それ見て、なんだか悲しかった。

 

人の為にやってあげて、ありがとうって言われるのが嬉しい。

と言う「はっちゃん」には辛い2か月だっただろうなって。

 

 

目に力もなくなり、沈む表情の はっちゃんを見ていたら

元気って、エネルギーとなり体の中で循環するって事か。

人の笑顔って原動力にもなるんだな。

 

って改めて思いました。

 

私は、あまり人との距離が近い方ではないし

普段から多くの人に囲まれる仕事をしているわけでもないけど

 

それでも会社の人にすらあまり会わず

ジムなどの運動施設にも出かけられなかった2か月間は

それなりに精神的ストレスがかかったから

 

いつも周りに人がいて、

その人達を通してエネルギー循環させている

はっちゃんの様な人には耐え難い2か月だったのかな。

 

なんて思ってしまった。

 

はっちゃんは我々の様にSNS通して友達の様子知る機会もあまりないだろうしね。

 

 

「はっちゃん」のお金の使い方は経理から見ても最高に素晴らしい

 

ところで はっちゃん。

毎月7~8万円の赤字が出ているのに

経営を辞めない。という事は

儲けるつもりで商売しているわけではないらしい。

 

 

足りない分をどこから補填しているかと言うと

「年金」から持ってきているそう。

 

はっちゃんは85歳だから

年金暮らしなんですよね。

 

で。旦那さんは先立たれているそうなので

遺族年金+基礎年金が支給されているのかな?

 

どんな働き方してきたかによるけど

年金切り崩しでなんとかなっている。

 

という表現の放送だから

多分基礎年金+遺族厚生年金orご自身の厚生年金。をもらっているんでしょう。

 

*私、経理であり年金アドバイザーなので職業病でつい考えちゃうんです。

 

 

年金の話に横道逸れましたが。

何が言いたいかと言うと。

 

この はっちゃんのお金の運用方法ってすごく素晴らしいと思うんですよ。

 

「はっちゃんショップ」を運営するには毎月7~8万円赤字になる。

という事ですが。

赤字の補填には年金が充当されているんですよ。

 

ここ大事なポイント。

 

それが貯金切り崩したり、借金しているならば

「辞めた方が良い」って私も思いますが

 

年金切り崩しているって事は

恐らく貯金も減ってないし、負債も増えてないんですよね。

 

それならば

好きなだけやれば良いと思うし

この考え方は大いに学ぶべきだなーって思いました。

 

 

どういう事かと言うと。

年金ってご存知の通り、生涯給付されるんですよね。

しかも定額。

 

って事は

日本に何か起こらない限り、ずーっと支給してくれるんですよ。

 

その支給される事が確実な資金を元手に食堂を経営している。

もっと言うならば自己投資。って考えれば

そこから信頼や人徳築いてるんですよ。

立派な投資ですよ。ここまできたら。

 

で。はっちゃんの食堂の赤字が

年金収入内でやりくり出来ているならば。

 

これから人を雇って人件費掛けたり

設備投資したりしない限り

 

これからもずーっと経営的にはなんとか回す事が出来る。

という事。

 

すごくないですか?このお金の使い方。

素晴らしすぎると思うのは私だけ?

 

 

年金暮らし。

と言って小さくまとまるよりもずっといいじゃないですか。

 

習い事したって、ジム通ったって

地元の人達と集ったってお金掛かるんだから

それなら本当にやりたい事に使った方が良いじゃないかと私は感じました。

 

 

好きな事にお金使って、

それが生きがいだって公言して、

 

皆からも喜んでもらえて

時に助け合い、

いつも周りには人が居て。

 

そして、はっちゃんいつも体動かしているから

病気したことないみたいだし。

今のところ足腰しっかりしているし。

 

85歳でそういう状態だったら御の字ですよね。

しかもそのお年で、少なからずとも

地元の経済活動に貢献しているんですよ。

 

毎日2万円の仕入れをして

美味しいご飯を皆に食べさせて

んで、それ食べた人は

また元気に仕事したり、学校行ったりできるわけですよね。

 

 

経済活動にまで貢献するスーパーおばあちゃん。

すげーな。って思いました。

 

とはいえ

本人そんな事は全く意識していないと思いますが笑

 

 

いやー。マジでスゲー。

好きな事を一生懸命やるってだけで

色んなものがそこから生まれるのね。って感動したし

 

それがうまい事周っている仕組みにビックリしました。

 

 

壮絶な人生を送った「はっちゃん」の今の状態は理想の終活に見える

 

まぁ。その「はっちゃんショップ」のお金の回し方は

私の個人的な見解なのでさておき。

 

もう一つすごいな。

と思ったのが「はっちゃん」の生き方。

 

彼女のやっている事って

変な言い方かもしれませんが

 

「理想の終活」

 

だな。って思ったんです。

 

 

好きな事を全力でやるはっちゃんは

悔いが残らならない最期になる可能性が非常に高いし

 

家にずっと一人でいたら何かあっても気が付かれないけども

店に出ていたら何かあった場合

すぐに誰かに気が付いてもらえるんですよね。

 

本人「もう金はいらね」って言うんですけど

 

こういうお金の使い方もあるのね。

なんて思いました。

 

確かにあの世にお金は持っていけないし。

使えるお金があるならば

使えるうちに有効活用した方が良いんですよ。

 

んで既にお墓も買っているそうなので

家の物処分代。解体費。葬式代が残ってればいいよって考えという事ですよね。

面白いなーって思いました。

 

 

しかしながら

はっちゃんが昔から自分の為にお金を使う人生だったか。

と言うとそうではありませんでした。

 

 

かなり壮絶な人生を送ってきました。

 

  • 戦時中は小学2年生から学校行けなくなった
  • 戦後まもなくお母さんが亡くなってしまう
  • その影響から10歳の時に奉公に出される
  • 朝5時から23時まで働く子供時代
  • 小学校行かせてもらえなかったので ひらがなしか書けない

 

 

しのごの言ってられない時代だったんだろうけど

それにしても壮絶。

私だったら耐えられないと思います。

 

 

で。

はっちゃんは大人になり

ご結婚をするのですが

 

結婚後、今度は家族の為にと

朝から晩まで働く人生。

 

ずっと誰かの為に働く。という人生を送って来たようです。

 

そんなはっちゃん。

お子さんが全員成人した時。

 

自分の為の「修学旅行」に出かけます。

学生時代がなかったから「修学旅行」という物に行ってみたかったそう。

 

 

計画した「修学旅行」は

スーパーカブでたった1人で日本1周旅行。

という壮大な物。

その時「はっちゃん」57歳。

 

 

どんだけ極端なんだよー。

でも。

はっちゃんのそのゼロか10か。の振り切った感じ

私好き。

 

で。

そのおひとり様「修学旅行」中に

旅先で親切にしてもらった出来事があり

それにより「私も人の為になるような事がしたい」と強く思ったそうなんです。

 

 

小さい頃、あまり親切にされてきた記憶がなかったけど

親切にされるってこんなにありがたいんだ。って思ったそうなんです。

 

それで何が出来るかな。と考えて

最初は総菜屋をやっていたそうですが

お客さんから「ご飯とみそ汁あれば定食屋できるじゃん」

と提案されて今の形になったそうです。

 

うん。

こういうの良いと思う。

今までずっと人の為に働き詰めだったんだから

今度は自分の為にも、やりたい事やって生きよう。と思ったんだね。

 

 

しかも好きな事が仕事になり

皆にも喜んでもらえて

人脈もたーーーくさん増えて

 

いつの間にか日本全国に知り合いが沢山増えて。

 

しかもそれを始めたのが62歳。

 

はっちゃんに

好きな事やってたら生きがい見つかるから

まずはやりたい事を一生懸命やってみなよ。

人生一回だから。やった方がいいよ。

って言われている気がしました。

 

人生って自分で限界作っちゃダメだし

思い込みで「出来ない」なんていう必要ないんだな。って思いました。

 

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はっちゃんに教えてもらった事

 

ここまで2020年8月2日放送

【ザ・ノンフィクション】おなかも心もいっぱいに ~はっちゃんの幸せ食堂~

の感想を書いてきました。

 

桐生の地元ならず県外からも人がやって来る食堂

「はっちゃんショップ」

 

それは、来てくれるお客さんのお腹を満たしたい。

お腹いっぱいになって帰ってくれたら嬉しい。

という「はっちゃん」の愛情で出来たお店であり

 

 

そういう気持ちでご飯を作ってくれるはっちゃんを見て

その思いやりや、気持ちがどんどん循環していく。

そんな空間。

 

はっちゃんには

人生で大切な物を教えてもらった気がしました。

心に素直になって生きるとそういう風になれるのかなぁ。

 

2か月間休業していた

はっちゃんショップも緊急事態宣言解かれてから再開して

少しづつお客さんも戻ってきてくれているみたい。

 

はっちゃんの「頑張るぞ!」と気合を入れる姿も復活して良かった。

 

 

ところで誰か。

「はっちゃんショップ」の落ちた天井直してあげて。

 

誰かー。

いつも食べている常連さんで

直せる人居ないの~?

お願いします。

 

 

今日は以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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