【ザノンフィクション】元受刑者・完全更生したマナブの一言が重く胸に刺さった

写真出典元:ザ・ノンフィクション
こんにちは。マグロのとろみんです。

パンパカパーン!おめでとうございます。

【ザ・ノンフィクション】のチームが第36回ATP賞テレビグランプリで優秀賞を取ったそうですね。

私も【ザ・ノンフィクション】の1ファンとして嬉しいです。

 

では。今週の【ザ・ノンフィクション】放送の感想いってみましょうっ!

 

2020年10月25日放送【ザ・ノンフィクション】

母の涙と罪と罰 2020 前編 ~元ヤクザ マナブとタカシの5年~ 感想です。

 

 

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目 次

 

 

依存症に苦しむ人に立ち直るきっかけ与えたい。と活動するマナブさん

 

今回の主人公は遊佐学さん。

【ザ・ノンフィクション】では3度目の登場です。

 

マナブさんは元受刑者であり、元ヤクザでした。

 

10代の頃から地元では札付きのワルで有名だったのですが

24歳で歌舞伎町に出てきて、組織入り。

 

気が付いたら重度の薬物依存。

その影響から全ての物事に対して悪い方へ考えてしまう様になり

人生への希望を見失ってしまいます。

 

ある日、何もかも嫌になり5階から飛び降り、

現在でも足に後遺症が残る程の怪我を負う事になりますが

 

それでも薬物を断つことが出来ずに

最終的に警察の厄介になった。

という【ザ・ノンフィクション】的過去の持ち主です。

 

けど。

現在は足を洗い、薬物の依存症からも回復。

 

自分が立ち直れた事から、今度は

「人生のやり直しをしたい人」

を支える側になりたい。という使命感を持って生きている方です。

 

 

元受刑者。という事から

雇ってくれる更生施設に出会うまで苦労したものの

依存症回復支援施設への就職する事が決定。

 

マナブさん自身が

薬物依存を断ち切った。

という経験を買ってくれた様です。

1年半働き、施設長にまでなりました。

 

 

ところが。

事情により、その施設では働けなくなってしまったとの事で

マナブさんは現在無職です。

 

無職となった今、

マナブさん自身、金銭的な余裕はないだろうに

 

「一人でも良いから、人生やり直したい。という人が立ち直るきっかけになれば。」

 

と言い、

知り合いの元受刑者の身受人として名乗り出て

住む家が決まるまで自宅に寝泊まりさせたり、

個人的に面倒を見る。という事を続けています。

 

一体何がそんなにも彼を突き動かすのか。

 

という所から始まったマナブさんシリーズ2020年版。

 

マナブさんと、

マナブさんが見守るタカシと高野さんを追ったのが

今回の放送内容でした。

 

 

世間でいう「まとも」な人。みたいな定義が分からなくなった

 

今回の放送。

番組の構成的には私の中ではそんなに盛り上がるところはなかったんだけど、

 

世間のいう所の「マトモに生活している人」

という物って何なんだろ。

と、世間一般の常識的なところに疑問を感じてしまう回でした。

 

放送では、元受刑者であり、依存症克服したマナブさんが

今度は他の元受刑者や、様々な依存症の方々の為に

一緒に人生を修正しながら、

未来に向かって歩いていく事にした。

 

というストーリーでした。

 

で、その主人公であるマナブさんは

そのやりがいとして辿り着いた

「人生やり直ししたい人」の為に行動するんだけど

 

職場をクビになってしまったり

手助けしている相手に裏切られたりするわけですね。

 

けど。

それで落ち込むわけでもなしに

前見て進み続ける。

 

決して稼げていないし、

生活だってこの先不安でしょうがないと思うんだけど。

 

それでも

自分の見つけた目的に向かって進み続けるわけ。

 

 

そういうマナブさんに対して

世間的には

 

「元受刑者なんだから苦労して当たり前だ」

という風に捉える人もいると思うんだけど

 

 

なんか。放送観てたら変な話。

「あれ?マナブさん

毎日会社でボーっと過ごしている様な社員よりも世間に貢献してんじゃない?」

 

って思っちゃったんですよね。

 

 

ほら。

世の中見渡すと、適当に流す感じで働いている人も多いじゃないですか。

 

本当にやりがい持って仕事してる人って少ないじゃないですか。

 

生活の為。と割り切っている人多いですよね。

 

そもそも心からやりたい事を仕事に出来ている人。どれだけいるんだろう?

 

 

そんな事考えていたら

 

 

確かに。

納税っていう面で見ると現在無職だから、

そういう面では貢献度は低いと思うけど、

 

マナブさん自身が経験した事を

それを必要としている人に伝えようと行動している事に関しては

それが実を結び始めたらかなりの貢献度だよね。

 

そしてそれを使命感持ってやっている。

って。

何気に人生充実してない?

って思ったんです。

 

そんな事考えていたら

あれ?世で言われる「まともな人」ってなんだろ。

 

会社員として働き、安定して稼いでいる人なんだろうか。

 

それともガッツリ稼いで高額納税者になる事なんだろうか。

 

はたまた結婚して家庭を作り、未来を担う次世代を生み出す事なんだろうか。

 

 

勿論。それらも立派だし

「まとも」なんだろうけども

 

一旦悪事を働いたとは言え

 

それを反省して、自分と向き合い、

これから何をして生きていくか。という答えを出して行動している。

 

この事もある意味未来に向かって

「まとも」に歩き始めている事に変わりないんじゃないんだろうか。

 

 

そんな風に思ってしまい

なんだか世間でいう所の「まとも」とか

「生きがい」みたいなところってなんだっけ?

とすら思ってしまいました。

 

って事は。

今迄【ザ・ノンフィクション】でも

こういう過去を断ち切って、

人生やり直し、前を向いて歩きだした人が

特集される度に

 

私は比較的、その人達の事を応援する。というか

頑張って欲しい。という目線でテレビを観ていたし

 

挫折を味わう場面があれば

 

「世間は世知辛い・・・。」

「一度悪事に足突っ込んだ人間にはチャンスはないのか。」

 

とう感じで、私自身の胸が締め付けれられる思いで観ていましたが

 

 

それって、

その人達が背負ってきた過去に共感していたわけじゃなく、

 

むしろ

視線を未来に向けて

 

どんな逆境でも進んでいく。

っていう姿に共感していたんだなー。なんて改めて思いました。

 

 

立ち直れた人。立ち直れなかった人の差って実は紙一重なんでは

 

ところで。

 

今回の主人公。

マナブさんの発言を聞いてハッとさせられたことがあります。

 

彼自身、立ち直れたのは

どんな事をしようと、見捨てなかった母親のお陰。

と言っていました。

 

そしてその事に気が付いたからこそ。

 

今度はマナブさんが他の人を信じてあげて

愛情もって接してあげて

人生やり直しする何かのきっかけを与えてあげられたら。

 

と思ったそうなんです。

 

 

それ聞いて、

どんなことでも人生挫折してしまったところから

立ち直れる人と、立ち直れない人の差って

 

「自分は愛されていい存在なんだ」

って事に気が付くか気が付かないか。

それが全てなんじゃないかな。

 

という事を思いました。

 

それは決してマナブさんの様に悪事を働いてしまった人だけでなく

心の病に掛かって元気なくなっちゃった人や

自暴自棄になってしまった人も一緒で

 

何らか心のバランスを失ってしまった人すべてにおいて言える事と思いました。

 

 

マナブさんは

お母さんが見捨てずに見守ってくれていた。

と言っていましたが

 

家族。でなくとも

そういう存在が1人でもいる。

という事さえ自分の心が認識出来たら良いんだと思う。

 

 

見守ってくれている人が居る=自分は人から愛される存在なんだ。

って事を一瞬でも良いから感じ取る。

 

人生やり直すのに自分の足で立ち上がれるか

立ち上がれないかって

そういう自分の感情に気が付くか気が付かないか。

 

この違いだけなんだと思いました。

 

 

今迄のザ・ノンフィクションで

また元の裏の世界に戻っていってしまった人たちって

 

信じてくれている存在が周りに居るのにも関わらず

その事が見えてなくて(見ようとしてなくて)

それで「やっぱり自分は孤独なんだ」

って思って突っ走っていってしまう傾向にあったな。と思ったんですよね。

 

それを思い出すと

幾ら周りでサポートしてくれる人が居たとしても、

 

そのサポートしてくれる人が

どんなに寄り添ってくれていたとしても

 

立ち直ろうとしている本人が

周りの状況を見ようとしない限り

例え、周りの人が愛情もって接してくれていたとしても

 

いつまで経っても何も見えてこないし

何も気が付かないんだよね。

って思いました。

 

 

マナブさんが

「自分が立ち直れた様に、今度は苦しんでいる人の為になる事をしたいと思う様になった」

 

と言っていたけど

愛されて良いんだ。って事に気が付けば

そうやって自分も人にやってあげたい。

って思う様になるのかな。

 

って思ったら

 

そっか。じゃ、まずは

自分は「愛されていいんだ。」って認めてあげて

ちょっと力抜いてあげる必要があるって事か。

 

っていう事を思いました。

 

 

実は私自身、

家族内でごちゃごちゃした問題が発生した時に

人から愛情受けるって事が分からなくなって

グチャグチャしていた事があるし

 

そのうち考える事が面倒くさくなってしまって

つい最近まで

感情を人と共有する事から避けていた時期があったんだけど

 

マナブさんの発言聞いてたら

やっぱり人間って感情を持っている生き物だから

 

そういうところから

色んなエネルギーや活力が出てくるし

折角感情持って生まれてきているんだから

 

そういうのも

活用していった方が楽しいのかもね。

って思えました。

 

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次回【後半】はどんな展開になるのかな

 

はい。という事で

ストーリー展開的にはあまり何も起きなかった

今回の【ザ・ノンフィクション】放送ではありましたが

まとめると

 

主人公であるマナブさんが元受刑者だったところから

「人生やり直し」をしたい人の手助けをしようと思った背景として

 

マナブさん自身が薬物依存を抜け出し、

裏稼業からもさっぱり足を洗った経験

が語られました。

 

そして、抜け出す過程で

マナブさんが感じた事。としてこんな事を言っていました。

 

世間は過去。何をして来たか。で自分を評価する。

だから一生世間から冷たい目で見られる可能性も高いし

後ろめたい気持ちを背負って生きていくんだろう。

 

けど。

自分自身が変われば周りからの評価も良くなる事がある。

 

 

マナブさんのその言葉を聞いていて

どんな状況であっても

自分自身が変えるんだ。と決めて行動していったら

変わらない事はない。

 

そう言われた気がしました。

 

2020年10月25日放送【ザ・ノンフィクション】

母の涙と罪と罰 2020 前編 ~元ヤクザ マナブとタカシの5年~

 

前編では主にマナブさんがフォーカスされてましたが

次回後編では、

 

人生の半分30年を塀の中で過ごした元受刑者。

66歳の高野さんにスポットがあたる回になるみたいです。

 

まぁ。何となくの展開予想として

高野さんは立ち直れなかった。

となりそうですが

 

それに対して

マナブさんがどんな行動をして、何を言うのか。

 

この辺りが見どころになると思います。

 

マナブさんって世間を俯瞰的に見ているというか。

 

世間がどう自分を見ていて、

それに対して自分はどうしたい。

 

その世間と自分の気持ちとの間に生まれるギャップとの付き合い方。

これを達観している感じがあって

 

そういう感じだからか

発言が結構深いんですよね。

 

なので次回後編では

またやらかしてしまう(であろう)高野さんへどんな声を掛けるのか。

この辺興味ありです。

 

では。

今日は以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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