【ザノンフィクション:草刈社長 後編】事件の闇より番組構成の酷さに震えたわ

写真出典元:ザ・ノンフィクション
こんにちは。マグロのとろみんです。

この世の中。地球の中で一番恐ろしいのって人間。って思いました。

 

世の中には人を破壊出来る恐ろしい物とかも沢山あるけども。

それ作り出してるのって人間なんですよね。

そして。意図的に人を傷つける事が出来るのも人間だけ。

今日のザ・ノンフィクションはそんな事を感じさせられました。

 

2020年10月4日放送 【ザ・ノンフィクション】

あの日 妹を殺されて 後編 ~15年後の涙と誓い~ 感想です。

 

前回放送分はこちら

【ザノンフィクション】被害者遺族の草刈社長が元受刑者雇う理由が壮絶過ぎて絶句

 

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目 次

 

 

 

被害者遺族の草刈さんの元に届いた1通のメッセージ

 

今回の放送は前回に続き、

妹さんを不幸にも事件に巻き込まれる形で亡くされた大阪の建設業社長である

草刈健太郎さんを追った回です。

 

ここで前回までの背景を簡単におさらいします。

 

草刈さんの妹さんは今から15年前

ロサンゼルスで結婚相手の夫により殺められてしまいました。

死因は刃物で刺された事。刺し傷は26か所にも及んだそう。

 

その夫は現在禁固刑が言い渡されて未だ服役中。

 

裁判中、一言も反省や謝罪の言葉もなかったそうだし

裁判が終了するまで発言しなかったそうなので原因一切不明。

 

壮絶な形で妹さんを亡くす事になってしまったし、

その原因すら分からなかったから、

その後何年も草刈さん始めご家族は苦しむ事になりました。

 

 

その草刈さん。

被害者遺族でありながら、ご自身の経営している会社に

元受刑者を従業員として雇い、

更生するチャンスを与える「職親プロジェクト」という活動をしています。

 

被害者遺族でありながらそういう活動するって

何かの修行ですか?くらいキツイんじゃないかと思うけど

 

「犯罪に巻き込まれる被害者を一人でも減らしたい。」

という想いが草刈さんを

その活動に駆り立たせています。

 

 

加害者を更生させ、再犯防止につなげる事が出来れば

結果的に被害者になる人を減らす事が出来る。

 

そしてそういう世の中になってくれれば

亡くなった妹も喜んでくれるに違いない。

その想いで日々元受刑者の受け入れ、教育に取り組んでいます。

 

とはいえ。

妹さんが帰ってくるわけではないので常に草刈さんの中で

妹さんの元夫に対しての葛藤に苦しむんですね。

 

許すべきなのか。どうしたら許せるのか。

憎みたくて憎んでるわけじゃないのに許せない。

 

といった様な葛藤。

 

それは元夫の刑期がもうすぐ終わりに近づいている事からも

台頭してくる葛藤なのかもしれません。

 

そんな折。

草刈さんの元に1通のメッセージが届きます。

 

「妹さんが亡くなった当時の事。お話できるかもしれません。」

 

一体何が暴かれるんだろう・・・。

という所までが前回の内容です。

 

 

妹さんが亡くなってしまった真相と闇

 

という事で。

 

今回前回の続きである

妹さんに当時何が起きたのか。

 

この事について何が分かったか。という事からお話しようと思いますが

 

それについて。

草刈社長の持っているメンタル力というか

起きてしまった事を受け入れようとする強さは本当にすごいと思いました。

 

だってね。

妹さんが亡くなった当時の事を知る人物に会いに行く。

 

そして話をする。という

どんなことが飛び出してくるか分からない場面を

取材させてくれるって

 

まぁ~、よっぽど肝座っている人間じゃないと許可できないよね。

 

あ。逆なのかな。

怖いから第3者が居る場所で話を聞きたかったのかなぁ。

 

いずれにせよ。

話を聞いて、何かに当たり散らしたくなるかもしれないし、

 

落胆するかもしれないし、怒り狂うかもしれない。

どうなるか分からない様な場面でカメラ入れる許可出せるって

 

すごいメンタル強いなーって思ってしまった。

 

というか。

草刈さんは、感情が揺さぶられた時に自分が壊れない方法。

どんな風に受け止めて、どうやってその感情を外に出すか。

って事をご自身で良く分かってるのかもですね。

 

そのコントロール力私も欲しい。

 

 

で。

 

その妹さんが亡くなった当時の事を知る人物に

草刈社長は連絡を取ることが出来、その際

 

その方は

草刈社長にこんなメッセージをくれます。

 

「裁判の経緯などは時折記事で確認していました。

私がお役に立てる事も少ないと存じますが、

リチャードと共に仕事をしていたので少しはお話出来る事があるかもしれません。」

 

その方は

妹さんと、妹さんの元夫が働いていた会社の経営者でした。

 

偶然にもその方は今日本にいらしたので

草刈社長は会いに行く事になります。

そこで告げられたのはこんな事でした。

 

 

「元夫は、時々妹さんに手を上げる事があった」

「妹さんを自分の物だけにしたかった」

 

 

妹さんの元夫は

随分と感情で行動してしまう人だったみたいです。

 

付き合っている頃から、カッとなると

妹さんに手を上げてしまう事があったようですし

 

妹さんが職場の男性数名とカラオケに行った時にも

元夫(当時は彼氏)は怒り

 

「なんで自分以外の他の男性がいる場所に行くんだ。」みたいな事を

言ったりしていたそうです。

 

 

それを聞いて草刈社長。

 

「好きやったんや」

「それで相手病気やったんや」

「それで殺されたんや」

と。

 

そして

「殺してしまえば自分の物になるって思ったんかな。」

とボソっと呟く様に言っていました。

 

それ聞いて。

私は同じ女として妹さんに対して

色んな疑問がついつい湧いてきてしまいました。

 

 

そもそも

普段からそういう感情的になりやすい予兆があったにもかかわらず

結婚。という事を踏み切った妹さんは当時大丈夫って思ったのかな?

とか

 

 

いきなり度を越した殺傷事件になるわけがないから

それまでも日常的に何か起きていたのかな?

だとしたらそれに対して何も行動せず、我慢してたのかな?とか。

 

それともモラハラ的な事もされていて

もう妹さんは抵抗する気力なくなってしまっていたのかなぁ?

とか。

 

一緒に住んでいる人が

そんな猟奇的な事をするまでの過程って一体どんなんなの?

って考えだしたら

 

出会いって怖い。

人生ってホントにどこで誰といつ出会うか。

これにより全く違う結果になり得るんだ。

 

という事を改めて思いました。

 

草刈社長は

「凶悪犯。みたいな人にやられたんやったら、まだ諦めも付くけど

事故。みたいな事やしなー・・・

腹立つ!!!」

 

とも言っていましたが

本当にそう。妹さんの事に関して言うと

感情が暴走して起きてしまった、一種の事故。ですよね。

 

 

7歳離れた兄。と言う立場では

悔やんでも悔やみきれない感情に苛まれるんだろうなー。

と思います。

 

何でも話せる相手がいるってマジ大事。そう思った今回放送


写真出典元:ザ・ノンフィクション

いやぁ・・・。

 

妹さんの当時の事。

そして草刈社長が雇入れる元受刑者の事を合わせて考えると

 

どんな人に話すか。

は慎重に選ばないといけないな。と思いますが、

 

ホント。

 

人生ってどれだけ自分の心を開いて話を出来るか。

周りに心開ける人間、甘えられる人間が居るか。

これって本当に大事。

 

という事を深く再認識しました。

 

 

中々更生出来ない元受刑者達の中には

今までの人生ずっと裏切られ続けてきたから

人を信用できないとか、

 

それ以前の問題で、

相手が信用していい人かそうでない人か。

という事が分からない。という段階の人もいると思うんですよね。

 

だから自分の中だけでなんとかしようとして

相談せずに抱え込んでしまい

 

気が付いた時には大事になっている。

という事が往々にして起きるんだと思うし

 

人を信じられないからこそ

また過ちを犯してしまう。

と言うループを生んでいるんだよね。

って思います。

 

そして、

妹さんみたいに家庭内の事で苦しんでいる様な人達は

 

「自分が悪い」とか

「自分が我慢すればいい」みたいな考えで

辛くても自分の中に感情を閉じ込めていて

 

気が付いたらとんでもない事に発展している。

ってケースだと思うんです。

 

どちらにしても

自分の感情を閉じ込めてしまっているが故に

事が大きくなってしまっている。

そう思います。

 

 

そういうのを踏まえると

自分の事を相談できる相手がいるか。

 

そしてその相手がどれだけ自分の事を親身になって考えてくれるか。

 

これって人生歩んでいく中ですごく大事な事。

と思いました。

 

人に話す事で自分の中で整理できる部分ってかなりあるし

人に話してみて初めて自分が見えてなかった事に気が付く事。

すっごく多いと思うんです。

 

私もそうだけど

人との交わりの中で気が付く事って本当に沢山あるんですよね。

 

でも。

余裕がない時って

ついつい自分が我慢すればいい。

とか

 

もっと頑張らなきゃ。って思ってしまって

 

心が辛くても

どうしても見逃しがちになるし

 

辛い。って人に言えなくなると思うんです。

 

そして。

何か大きな出来事になってしまってからでは

人に話しづらいなーって思うのが普通の人間だと思うので

 

だからこそ。

日々の何でもない事を誰かと話す。

そういう機会を作っておく事がすごく大切な事なんだな。

と心底思いました。

 

あー。

うちの家庭も会話なかったけど

色々歪みあるからなぁ・・・。

って事。リアルに今気が付いたかも。

 

やっぱ会話って大事だよね。

 

そんな事考えてたら

 

元受刑者に対して「何でも相談して来い」って言って

なんでも喋って共有するという習慣づけをさせて、

受け皿になっている草刈社長って

なんて大きい人なんだ。って思いました。

 

そういう事意識してやっている草刈社長の気持ちを考えると

妹さんの事。

本当に悔やんでも悔やみきれないだろうな。って思うし

 

草刈社長自身が十字架背負ってないか。という事

心配してしまいます。

 

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っていうか前編と後編分ける必要なーし。制作会社出てこいや

 

ここまで

2020年10月4日放送 【ザ・ノンフィクション】

あの日 妹を殺されて 後編 ~15年後の涙と誓い~ 感想を書きましたが

 

最後に一言。

感想って言うか、

残念だなーって思った点を書きたいと思います。

 

正直。

今回の放送は前編と後編を分ける必要なかった思う。

 

草刈社長の取り組んでいる活動に関しては

本当に素晴らしい事だと思うし

そういう内容を取り上げる事はテレビ。というメディアとして良い事だと思うし

私個人としてはすごく共感できる部分があります。

 

けど。

予告で出した内容に対しての答えすらないって

ちょっとテレビとしてないわーって思ったかな。

 

 

前編放送の最後の部分で

 

妹さんが亡くなった当時の事を知る人物からの

メッセージが映されて

 

そこには

「私がお役に立てる事も少ないと存じますが、

リチャードと共に仕事をしていたので少しはお話出来る事があるかもしれません。」

 

 

って書かれてたんですが

結局リチャードって誰なんでしょ?

 

元夫の名前はチェイスなので誰か第三者です。

 

あれだけ前回のラストでバーンと出てながら

一言も登場しなかったけど。

気になってしょうがないです。

「リチャードの謎!」誰だー。

 

 

そして

予告で引っ張った、

妹さんが事件に巻き込まれてしまった

当時の事について触れられたのって

 

番組の最後10分・・・。

 

てか、その10分間何気に前回の予告で流した部分も結構含まれてたし。

どういう事?

 

そしてその当時の事知って社長がどう思ったかを描いた部分に至っては

1分位。。。

 

私は、視聴者としてはその事知った社長の葛藤とか

逆に知れてスッキリしたとか。

その後どういう気持ちの切り替えしたとか

 

そういうその後の

感情的な揺れを見たいって期待していただけに残念だったなー。

 

もしそういう場面が無いならば

妹さんが事件に巻き込まれてしまった当時の事も前編のラストに含め

 

1話完結にしてしまって

それでアンニュイな感じでエンドロールで良かったのではないだろうか。

 

その方が余韻が残って良かったのではないだろうか。

温度的にそういう方が【ザ・ノンフィクション】ぽいよねー。

とすら感じてしまった。

 

別にいつも同じような空気間で作り上げる必要性は全くないし

番組って変わっていくべきものだと思うんだけど

 

番組当初から見ている一ファンとしては

何となくあの空虚感を感じるザ・ノンフィクションが好きなので

ちょっと悲しい構成だったかなーって感じです。

 

 

微妙だなぁなんて感じる番組構成ではありましたが

 

草刈社長の様な活動をする人が居るという事にはすごく共感できたし

人間一人一人が何か自分に出来る事を!

と活動していく事が世の中良くする一番近道なんだろうな。

と感じました。

 

草刈社長の行動を拝見して

私が人の為に出来る事って何なんだろ。

私も世の為になる事見つけたい。

 

そんな気持ちにもさせられました。

 

 

今日は以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

前回放送分はこちら

【ザノンフィクション】被害者遺族の草刈社長が元受刑者雇う理由が壮絶過ぎて絶句

 

 

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