【ザノンフィクション】老舗オカマバー・白い部屋から元ホステスは元気貰ったよ!

写真出典元:ザ・ノンフィクション
こんにちは。マグロのとろみんです。

今回の【ザ・ノンフィクション】の舞台は新宿2丁目の老舗ショーパブ。

懐かしいな。私、新宿2丁目と1丁目の境目あたりに住んでた事あるんですよね。

歌舞伎町から歩くと、歩いている人の属性がだんだん変わっていく模様が面白かったなー。

 

2020年10月11日放送

フジテレビ【ザ・ノンフィクション】

禍の中でこの街は 前編 ~新宿二丁目 コンチママの苦悩~ 感想です。

 

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目 次

 

 

日本一の老舗ニューハーフショーパブ「白い部屋」

 

今回の舞台は新宿2丁目の老舗ショーパブ「白い部屋」

ニューハーフやトランスジェンダーの方々が活躍しているお店です。

 

ショーを行っているタイプの、ニューハーフクラブとしては

現在日本で1番歴史が長く、実に50年以上営業を続けているとの事。

 

50年以上って。

すごくないですか。

 

営業開始が1968年ですよ。

 

あんた1968年って言ったらプラハの春。

ケネディ暗殺。

そして3億円事件。

 

こんな事件が起きていた時代。

 

日本では初の高層ビル「霞が関ビル」が完成した年でもあったけど

 

ベトナム戦争に対する反対デモで暴徒が起き

新宿駅構内が燃やされちゃったりした騒乱が起きていた

まだまだ世界的に整然としていないというか。

各地で衝突が頻繁に起きていた頃です。

 

 

そんな頃から

世の中の移り変わりを見続けて50年。

御年72歳のコンチママの目にはどんな世界が映ってきたんだろう。

 

バブルの崩壊。

リーマンショック。

 

どんな時代も乗り越えてきたコンチママと「白い部屋」。

このコロナ禍をどう乗り切ってくれるのか。

 

緊急事態宣言が起きた2020年4月以降の

「白い部屋」を追った様子が今回の放送内容です。

 

 

新宿「白い部屋」は家族みたいな温かさを感じるお店だよ

 

今回の放送を見た結論から言うと。

私は「白い部屋」の皆の事を応援したいな。って思いました。

 

新宿2丁目。

LGBTが集う街。として知られており

歓楽街としても賑わうスポットですが

 

その街で50年以上営業を続ける「白い部屋」は

 

働く従業員1人1人が家族みたいな繋がりを持つお店なんだな。

という印象を持ちました。

 

従業員の発言の端々に、お店の事を大事に思っているんだな。

って事を感じられたし

 

来てくれるお客さんを楽しませたい。

と言う気持ちがすごく伝わってきました。

 

従業員がお店の事大事に思っている。という事は

コンチママが持っている世界観、

そしてお店のビジョンに皆が共感しているって事なんだろうけど

 

何よりもママが従業員の事やお客さんの事を大事にしているって事なんだろうな。

って思いました。

 

その裏付けといえると思うんだけど

就業年数が長い人が多い!

 

ほんとこれはビックリ。

水商売ってそんなに何年も同じ店に居る人っていないと思うんだけど

 

8年とか10年越えとか中には20年越え。

という方まで。

10年越えなんて今普通の企業でも

「長いですねー」って言われる時代だよ?

 

それが14名の従業員のうち数名居るってすごいっすよね。

家族。って思わない限りそんなに長く勤まらんわ。

 

というか。

今の時代でこそ「私はLGBTです。」とか言ってもOKな風潮になってきたけど

 

ちょっと前まではなかなか口に出せない。って世の中だったから

故郷を捨てるつもりで新宿に出てきた人達もいると思うんですね。

 

コンチママはそういう人達の事情を汲んで

本当に家族みたいな気持ちで接しているのかも。

だから皆長く続けられるのかも。

 

 

さらに。

他にも印象に残ったのが

ショーの振付をしてくれている振付師の安河内さんの言葉。

 

コロナで自粛休業明けの最初のショーの練習中、

ショーをする立場として。

という事を話す時の言葉が深かったです。

 

それはこんな言葉でした。

 

「あなた達は主食じゃない。

お米の様な主食だったら必要だから、多少まずくとも食べてもらえる。」

 

「けど。ショーと言うのは生活には必要ない。

余裕のある人だけが見に来る。」

 

「だからこそ期待値を超える楽しさを与える必要があるし

自分達自身がもっともっと楽しまないと伝わらないよ。」

 

振付をする立場からどうやってお客さんを楽しませるか。

という事を従業員に徹底的に教え込んでいたんです。

 

これ。

勿論振付師としてのプロ意識の高さも感じるんだけど

お店に対する愛がなかったら出来ないよなー。って思ってしまった。

 

そして裏方としてステージを支える立場である

安河内さんのステージに掛ける意気込みを見て

 

あぁ。この店はだからお客さんに愛されているんだな。

 

スタッフの店に対する愛情や

一生懸命さがお客さんに伝わっているんだな。

って思いました。

 

 

ショーパブって減ってきているとはいえ、日本全国に数えきれないほどあるけど

お客さんを楽しませるため。

と言う目的で全員が同じ方向を向いてやっているお店ってどの位あるかな。

 

という目線で見ると

そういう店って本当に少ないと思うんです。

 

ましてや振付師さんがショースタッフを引っ張って指導している

お店って尚更少ないと思う。

 

 

そういうの観てたら

 

今、水商売の方々って本当に売上きついと思うし

先が見えない苦しさは限界に来ていると思うんだけど

 

是非とも「白い部屋」には生き残ってもらいたいし

 

ワクチン承認されて、また安全に遊べる日が来たら

私も「白い部屋」行ってみたいな。

と思いました。

 

 

ところで。

遊びに行くとしたら料金おいくら?と番組見てホームページ見てみたけど

お安くない?

 

セット料金だけで遊ぶとしたら

飲み放題2時間(ショー付き)で8000円ですと。

 

ショー付きだよ?

ショーって何時間も何時間も皆練習して

手間暇かかってるし

 

2時間でそのお値段で飲み放題で大丈夫かな。

とか思ってしまう。

 

あ。そっか。

このお店、歩合制って放送中言ってたから

可能な値段設定なのかも。

 

従業員のお給料が時給制のお店だったら

ちょっと無理だもんね。

 

って事はセット料金だけで遊んで帰るのはちょっと気がひけるから

なんとなく遠慮しちゃうなー。

 

何はともあれ

放送観た結論としては、「白い部屋」に対して私は応援したい。

って思いました。

白い部屋 公式ホームページ

 

 

関連記事:同じショーパブでも「イラついた」放送回

モモとチャムはそこに正座!元キャバ譲の私が説教してやるわ

 

 

どんな職業も2・3本柱の収入が必要な時代に突入した。って事だね


写真出典元:ザ・ノンフィクション

しかし今回の放送。

これからはどんな職業に就くのであっても

 

必ずしや収入源を最低2本。

出来れば3本持っておかなきゃいかんのだな。

 

って改めて考えさせられたし

今回のコロナを経て強制的にそういう時代になっていくんだろうな。

って思いました。

 

この数年、私は会社員として働きつつも

他にも収入を得られる人間になりたい。って思っていました。

 

それは、

ここ数年の間に終身雇用が崩れてきていたし

 

日本でも早期退職制度を導入する会社が増えてきていたから。

 

会社員っていう戦後機能してきた制度が危ないなー

なんて思っていたのが理由です。

 

けど。

そこに誰も予想しなかったウイルスが蔓延する事になり

世界的に様々な職業の方向性が分からなくなったわけですよね。

 

自分の力でも稼げるようにしなきゃいかん時代が

早まったなーなんて思っています。

 

ところで放送中

コンチママがこんな事言ってたんですよね。

 

ステイホームなどで一旦家に居る事が習慣化されると

どうしても外に出ていく事が億劫になってしまう。

 

自分も表に行きづらい。なんて思ってしまう事あるけど

お客さんだって一緒。出て行きづらい。

と思っている局面なんだよ。

だからこそお客さんと繋がっておく必要がある。

って。

 

まぁ。

人間って人と交わり合ってこそ生み出されて行く物が沢山あるし、

触れ合って行く生き物だと思うから

 

このままずーっとソーシャルディスタンスが続く。

とは思えないんだけど

 

でも。今回の事で皆が、今までの人の距離感は嫌。

ってなったら変わっていく事になるのかもしれないですよね。

 

そうなると、

雇用形態どころではなく

業界勢力的な物もガッツガツ変わるだろうし

 

世の中に存在する職業の種類や

産業構造すら変わっていくんだろうなー。

なんて思います。

 

で。色んな事が変わりだしてしまったら

世の中的に安定するまでは、それなりに時間掛かると思うので

 

既に色々変わり始めてしまった今。

どんな職業においても今後の働き方がどうなるか予想つかないし

 

なくなっていく職業の寿命が加速化する時代に

いよいよ以って入ってしまったんだろうなーって

思いました。

 

うー。。。

 

自分という物を売って生きて来た水商売の人って

意外とこういう局面強いかもしれない。

 

お客さんがきちんといて

信頼関係しっかり築いていればという前提だけど

 

他の商売しても色んな形で応援してくれるだろうしなー。

 

ほんと右に習えで会社に就職して

組織内に巻き込まれる形で、個を消すような仕事の仕方をしてきた

 

今のアラフォー以上の、

正に私の様な人間が一番こういう時弱いんじゃないんだろうか。

 

しかも内勤で、特に取引先との直接のやり取りもなく

外部に何のネットワークもない様な人間やばしだな。

 

「白い部屋」生き延びて欲しい。

とか言ってる場合じゃない。

 

他人事ではなくまずは自分の今後の方向性とか

存在価値。

そして何をして生きていく能力があるか。

 

どこで何するか。

みたいな事しっかり考えて、早く見つけなきゃなー。

 

この2、3年そんな事考えていたくせに

何も生み出してないって事は

私、やっぱりどっかで会社組織に甘えて生きて来たんだなー。

 

コロナ禍で正解が分からない中でも

可能性を見出すため、模索しながら行動をする「白い部屋」のコンチママ始め

従業員の方々みててそんな事を考えました。

 

 

ほんまや~こういう時「人の本質がでる」んだね。葵さん!

 

ところで。

世間的に夜の街が叩かれた事。

なぜか歌舞伎町が震源地。

みたいな意味不明な報道がされてしまった為、

 

新宿2丁目にある「白い部屋」も

お店の売上ががた落ちになり、

残念ながらお店から離れていく事を決める従業員もいました。

 

 

それに関してはママも

「辛いけどこの状況では止める事は出来ないからしない。」

「あなたの人生だから頑張って」

と応援する形で送り出ししていました。

 

お店を去ることになった中には

お店で一番長い期間働いていた「葵さん」という方もいたのですが

(ってか私の現役時代の源氏名と一緒!奇遇ですな・・・)

 

 

その人みてたら

そりゃーねーだろ。って思ってしまった。

 

店を去ることに関しては

「こんな状況になり大変でしたね」って思うんだけどさ。

 

放送中、

「ほかの店では、給料の半分補償って店もあるのにうちはゼロ」

「こういう時、人の本質って出るんですよねー」

 

って愚痴ってたんです。

 

それに関しては

私からしたらハァ?って感じ。

 

確か、放送中「白い部屋」は歩合制。みたいな事を言っていたけど。

もしそうならば。

 

自分が辛い時だけ「補償とか出ないのどうなの~」

みたいな発言なくない?

時給制じゃないんでしょ?都合よすぎじゃね?

 

いやいや。

分かるんです。

 

葵さんね。

文句もでるよね。そりゃ。

 

世間的には感染してしまったら

「どこで感染したんだ」とか問い詰められてしまう状況だったし

 

特に新宿。ってなるとなぜか「震源地」とか言われちゃってたから

客足ゼロになってしまって辛かったんだと思うの。

 

自分じゃ何とも出来ない状況だしね。

 

でもー!

でもですよ。

 

誰かに八つ当たりしたい気持ち分かるけど。

そりゃーねーだろ。だよ。

 

だってさ、今まで20年もの間

「お店」があったからこそお客さん呼ぶ場所あったんだろうし

 

「お店」があったからこそお客さんと出会う事出来たんでしょ?

 

それなかったら今までの生活出来てないかもだよ?

 

そのお世話になった環境に対して

「こういう時、人の本質って出るんですよねー」

ってどういう事よ。

 

まじで世間知らずにもほどがあるわ。

って思ってしまった。

いい年して恥ずかしいから。

よう言えたな。そんな事。

 

葵さんに対しては

なんて失礼なんだ。って呆れてしまったけど

 

でもさ。もし戻りたいって言ったら

コンチママは受け入れてくれるんだろなー。

とも思った。

 

その後。

葵さんはご自身でお店オープンしたみたいだけど

 

「白い部屋」のインスタでは

葵さんがお店オープンしましたー!って告知してくれたみたい。

 

もしかしたらコンチママにとっては

従業員は自分の子供。って位に思ってて

 

いつまでも見守るよ。という姿勢なのかもですね。

深いなー。

 

関連記事: 私が源氏名「葵」だった頃が気になった方はこちらから

 

 

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禍を転じて福となす。のかっ?

 

ここまで

2020年10月11日放送【ザノンフィクション】

禍の中でこの街は 前編 ~新宿二丁目 コンチママの苦悩~ 感想を書いてきました。

 

 

実は今回も続きがあり来週に続きます。

最近前編後編ものが多いなー。

 

 

しかし今回は久しぶりに人間ぽい人が出てくれたというか

素の自分を見せてくれる様な方々が出てくれて

往年のザ・ノンフィクションぽくて私は好きでした。

 

出てくる登場人物のキャラが濃かった。

という素材の良さに助けられている部分も多いにあると思うけど

 

登場人物が努力する様子。

悩む様子。模索する様子。

こういう人間ぽさが見れたのが良かったな。と思いました。

 

カメラの前なのに色々見せてくれた

コンチママ始め、「白い部屋」の皆々様方。ありがとうございました。

 

 

次回は

禍の中でこの街は 後編 ~新宿二丁目とコロナと私~

 

という内容らしい。

タイトルの「私」って誰なんだろ。

 

あ。。。

 

そういえば。

「白い部屋」には70歳を超える

加茂川ボン子さんというお姐さんがいたと思うんだけど・・・。

 

今回出てこなかったけどお辞めになってしまったのだろうか。

公式ホームページにも出てなーい!

 

ボン子さーん!!

 

どこに行ってしまったの~~~~!

テレビで拝見したかった~~~~。

 

まじで。ボン子さーん!

 

後半へ続く。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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