【ザノンフィクション】「校長最期の願い」親教師・家庭崩壊ってまんま私。エグ過ぎ

写真出典元:ザ・ノンフィクション
こんにちは。マグロのとろみんです。

親子関係って家族それぞれ。どれが正しいかなんて最期まで分からんよね。だから皆悩むんだけどさ。

今回の親子のすれ違い方は観てて心が抉られる様でキッツかったわ。

 

2021年7月18日放送【ザ・ノンフィクション】

最期の願い ~父と息子と家族の2週間~ 感想です。

 

今日の放送は色んな視点から見れるものだったと思うけど

私は親が教師という事で将大さん視点で語ろうと思います。

 

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目 次

 

 

奥多摩の小学校の校長先生とその家族の物語だよ

 

今回の主人公は小学校の校長先生であり

一家の大黒柱である 静徳(しずのり)さん60歳です。

 

実は静徳さん。

2019年1月に癌が発覚して以来闘病しながら仕事を続けてきました。

が。

2021年1月。病状が急激に悪化。

 

2番目の頸椎あたりに出来たガンが神経を圧迫し

首から下を自力で動かす事が出来なくなり

入院生活を余儀なくされました。

 

その後

癌は肺にも見つかり緩和ケアを切り上げて自宅療養をする事に決断。

 

静徳さんが2か月ぶりの2021年3月16日に家に帰宅するところから

今回の密着は始まります。

 

自宅に戻ってきた静徳さんには最期の願いがありました。

それは3月25日に行われる

静徳さんの勤める小学校の卒業式に参加する事。

 

そして

卒業生に直接メッセージを伝える事。

 

静徳さんがお亡くなりになるまでの2週間。

ザ・ノンフィクションが密着しその家族の形を記録しました。

 

 

静徳さんの家族は崩壊寸前の危機に見舞われていた

 

静徳さんの最期の願いである

「小学校の卒業式に参加」

 

静徳さんは学校の先生として

人生を仕事に注いできました。

 

クラスの子供たちの成長の為に働き

問題のある子どもがいれば夜、家庭訪問。

夜11時まで学校で残業する事もよくあったそうです。

 

「家族は二の次だったと言われてもしょうがない。」

と静徳さんは語っていました。

それほどまでに仕事熱心だった静徳さん。

 

そこまで頑張るのは、生徒さん達の為もあるけども

その裏には家族の為に一生懸命仕事をするんだ。

という気持ちも勿論あったと思います。

 

逆に言えば家族が居るから仕事を頑張れた。

とも言えると思います。

 

 

ところが静徳さんの意図するところとは別の方向に進み

家庭内に問題発生。

 

 

静徳さんは3人のお子さんのお父さんでもありますが

長男将大(まさひろ)さんとの関係はあまり良くありません。

 

何やら

将大さんは小5くらいから学校でいじめにあってしまったんだけど

お父さんはその問題に向き合う事しなかったし

お母さんはとにかく学校に行かせようとする事しかしなかった。

 

そんなこんなしているうちに不登校。

いじめられた自分に対して向き合ってくれなかった事から

親子関係に溝が出来てしまったんですね。

 

思春期の頃は

親の顔を見たくない。親が笑っているのも嫌だった。

そんな気持ちで過ごした。という将大さん。

 

大人になって働きだすものの

人間関係で疲れてしまいボロボロになり22歳で統合失調症。

 

それ以来実家にいるんだけど

ボロボロになっていた頃は家で暴れたりとか

する事もあったそうです。

 

そんな状態になってしまってから約10年。

そんな中、静徳さんに癌が発覚し

 

それまでの心労に加えて

看病や何やら全て一人で受け止める事になったお母さんがついに音を上げて

鬱になってしまいます。

 

めちゃくちゃや!

な状態だけど

それを知り、自立して一人暮らししていた娘さんが

実家に帰ってきてくれてなんとか繋ぎ止めた。

という

 

なんとも綱渡り状態。

こんな状態になっていました。

 

 

人生最初で最後の親子の会話が息子を変えた

 

末期がんで余命いくばくもない寝たきりの介護必須なお父さんが

崩壊寸前の家庭に病院から帰ってきて一体どうなるんだろう。

 

と思った私。

 

実際お父さん帰ってきて「どう。元気?」と

将大さんに話しかけても

 

「俺は疲れてる。人生に疲れてる。心が折れてる。」

という感じで全く会話にならなかったんですね。

 

どんだけ?な会話ですよね・・・。

私がお父さんだったら逆に心折れると思う。

 

 

そんなある日。お母さんが出かけて

娘さんが仕事に行っている間、

将大さんがお父さんと2人きりになる時があり

 

その時に

男2人。長男と父。初めて話し合いをする機会があったんです。

 

最初はお父さんが

今まで忙しくて家族と向き合えなかった。

仕事を一生懸命しようと思った。

 

みたいな話から開始した為か

 

将大さんも

お父さんは仕事ばかりして家庭を振り返らなかった。とか

それで皆辛いときあった。

みたいな会話だったし

 

 

それに対してお父さんが

親として、子が辛い思いをしているのは何とかしたいと思う。

それだけは信じて。

生まれた時だってものすごい嬉しくて会う人会う人に

自慢した。

 

と、初めて親として将大さんの事を

どんだけ大事に思っていたか。という事を話しても

 

「そうやって思ってても必要な時に居てくれなかったから、

相談出来ない関係性になってしまった。」

みたいな感じで

ちょっと平行線だったわけ。

 

ただその時お父さんは

 

悪かった。

許してもらおうとは思ってないけど。とも言ってて。

 

 

その静徳さんの言葉を聞いたからなのか

それ以来

静徳さんを観る将大さんの目が変わった気がしました。

 

静徳さんの看病をし始めたり

動かない体をずっとさすって

マッサージしてあげたり。

 

 

びっくりする程急に距離が縮まった様子がみれて

正直びっくりしました。

 

さらには

もう何十年も家族と一緒に食事をとることがなかった将大さんが

 

テレビカメラがいる前で

家族と一緒の食卓にスッと座りご飯を食べ始める。

 

というシーンがあって、

 

将大さん自身「ここに座って皆とご飯を食べた事は驚き」と言ってましたが

 

なんかそういう様子見て

将大さんはただただ真っすぐに

親からの愛情をストレートに受けたかっただけなんだ。

それをずっと求め続けていただけなんだ。

私にはそう見えました。

 

 

そして父親が心を開いた事で

自分は愛されているんだ。

という事が分かった瞬間からそれを素直に受け止めて

行動に移せるってどんだけ純粋な素晴らしい心の持ち主なの。

 

と思った。

 

しかも

お父さんに対して

「お父さんのお陰で家族とまた一緒にご飯食べられるようなった。」

とお礼を言ったそうだし。

 

 

私だったらずーっとわだかまりがあった関係を

一回の会話で許すとか難しいと思う。

 

そして許せても速攻行動に移すのは恥ずかしくてできないかもしれない。

特に親子。

 

そう考えると

将大さんって、人依存で色んな事決めているわけではなく

 

相手はこうやって言っているけど

それに対して自分はどうしたいか。という

きちんと自分基準ってのを持っている人なんだな。って事を思った。

 

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人はさ、いつからすれ違うのかね。みてて哀しかったよ

 

これまでの行いがどう。

という事を言うつもりは全くないんだけど

 

親子であれ

「言わなくても分かるでしょ。」は絶対にないんだな。

って事を今回の放送で改めて思ったよね。

 

 

特に父と子の会話している様子を見た時。

 

病気で寝たきり(というか首から下が動かない)父親に対して

「今まで辛かった。」とか言わなくていいでしょ。

みたいな意見もあると思う。

 

特に「仕事ばかりしてて家族の事考えなかった」

とかは仕事忙しいんだから無理でしょーとかいう意見多いと思う訳。

っていうか

それはさ。将大さんだって分かってると思うんだよね。

 

分かってるんだけども敢えてそれを言った事で

 

お父さんだって

今までどういう気持ちで接してきたかとかを

洗いざらい話す事が出来たと思うし

 

それを聞いたことにより

将大さんの心の扉が開けたんだから

言ってよかったんじゃないかと私は思う。

 

言わなかったらお父さんが亡くなってしまった今でも

将大さんはモヤモヤしたままだったかも知れんしね。

 

 

人が何と言っても親子関係はその2人の問題なので

2人の中で解消出来たものがあったなら

それが一番良い事なんだと思います。

 

というのもさ。

思春期の頃の「親が分かってくれない」問題って

結構後にひくしさ、

 

それを説明したところで

他人に分かってもらえるもんでもないと思うから。

 

 

将大さんは虐められた時に

親が分かってくれずに学校に連れて行こうとしたのが嫌だった。

と言っていたけど

 

行きたくないところに無理やり連れてかれるのは結構辛いと思うよ。

私はいじめではないけど

学校に行きたくなくなった時あって。

 

父親が朝付いてきて

学校に連れていかれたんだけど

その時の事を思い出すと未だに嫌だもんね。

 

別に親は怨んでないし、

そのせいで親に迷惑かけたと思っているけど

 

そういう事ではなく

その当時は学校に行きたくないその気持ちに寄り添って欲しかったのに

 

「学校に行かない」という事実だけ見て

行け。と言われたのがとても悲しかったわけ。

 

 

それがさ、

将大さんの様にいじめが原因だったら

「学校に行け」と言われた

そのインパクトはさらに激しかったものと思う。

 

挫折したところにまたドゴーンって岩投げつけられたのと一緒って事なんだよね。

そりゃー怒号吹き荒れる嵐が起きますがな。

 

 

世間一般ではこうだからとか

なんでそんな事したのとか

 

やってしまった行動に対して上から言えば言う程

溝が深まってしまうという図式。

 

でもこれその渦中にいる人達には見えないんだよなぁ・・・。

 

なんか悲しい事実だ。

 

 

そんな事よりも

バラバラになった家族の心が家族として再び寄り添おうとする瞬間ってのは

観てて感動するんだな。

という事を今回の放送観て思った。

 

将大さん。

お父さんが亡くなった後こんなことを言ってたんです。

 

「自分にとっての家族の形を追っていたから今まで辛かったけど、

今までもずっと家族だったんだからそれを受け入れて生きてる間は助けあおうと思った。」と。

 

なんと表現していいか分からないんだけど

そういう事を言えるって、

お父さんとお母さんからしっかり愛情受けて育ったんだな。

 

という事を思って泣けたし

何事も受け入れるって大事なんだね。

と自分の幼さを反省しましたさ。

 

今日は以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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