とろみんです!
前回は中国の春節にお土産で持っていくと好まれるもの。を書きましたが
今回は逆に避けるべきもの、絶対に贈ってはいけないものについて書いていこうと思います。
前回の記事はこちら
中国で好まれる贈答品や手土産

中国でお祝いの際贈るのを辞めた方がいい物
基本的にはイメージが離別や死をイメージするものは避ける。
という考え方でいいと思います。が、そのイメージするものが日本の風習と結構違うので初めて聞くとビックリするものあります。
刃物などの鋭い物、 時計、
傘、 梨・すもも
鏡、 菊、 靴、
ベルト、靴下や下着等、 財布
刃物などの鋭い物
刃物はあげた方との関係を断ち切る。というイメージを中国では持つ為、プレゼントとしては適さないです。
時計
時計はzhōng と発音しますが、「終わり」という意味も同じzhōngという発音です。
その事から「死」を連想する為絶対に贈ってはいけないものとされています。
ところが高級腕時計に関しては例外もあるらしく、中国向けに売れる高級腕時計の実に3割が袖の下用だとも言われています。
ただし、2012年以降はその取り締まりが厳しくなってしまい
折角良い時計を保有していてもそれが袖の下だったとしたら
外ではおいそれと身につけられなくなってしまった官僚たちが多くいるようです。

傘
傘はsǎnと発音しますが、「散」という単語もsànでとても似ている事から傘をあげると
あげた人との別れをイメージされます。
よってこれも贈り物には不適切とされています。
ちなみに前回の適した贈答品について記載した記事はこちら
梨、すもも
果物は贈答品で良く贈られる物ですが、梨とすももだけは注意です。
梨、すももは「離」を表すLiと同じ発音なので、贈った人との離別を連想させます。
おめでたい席では避けるものの1つです。

鏡
一般的に鏡は中国では贈り物として適さないです。
割れてしまうと砕けたり粉々になってしまう事から贈った人との関係もそうなってしまうとイメージされ避けられるプレゼントの1つです。
また、風水上では鏡はとても重要と考えられており、もしその鏡(置き鏡等)が間違った場所に置かれてしまうとその家の運気までも左右してしまう事からも避けられているようです。
菊
お花も良く贈られるものの一つではあります。
また、菊は本来仙人の住む場所に咲く花。としてイメージが良いのですが
日本同様、白と黄色の菊はお葬式でも良く使用するお花の為、お祝いの席では避けられています。

靴
靴は「邪」を表す音のxiéと同じ発音の為、不吉を表す。とされ避けられています。
なので正月セールでいくら靴が安くとも旧正月中は買わない。という人も多くいる位なので
プレゼントとしてあげるのは避けましょう。
動画紹介:置時計・傘・靴は通常時からNGとされているギフトのようですね。
ベルト、靴下や下着等
異性にあげる際気をつけたほうがいいものとしては
身の回り品、パーソナルアイテムと言われるベルト、靴下や下着等は避けた方が良い場合があります。
場合によりその個人との関係を深めたい。と捉えられてしまう事があるので
特にそれが欲しい。とリクエストされていない場合は避けた方がいいかもしれません。
緑の帽子
特に男性には絶対にプレゼントしてはいけない物なので注意が必要です。
緑色の帽子を被る大手日系運送会社の中国支部では大反対があった程の拒否っぷりです。
「緑の帽子」は中国では妻を他の男性に取られてしまった不甲斐ない男という意味があります。
とにかく贈られた相手は気分を害する事が目に見えますので避けましょう。
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財布
これは多説あるのですが、贈られた人にとっては、金銭的に良くないといわれてるのかな?
とか勘ぐられてしまうような風潮があり
贈った人に対しては自分の良い兆しを外に逃がしてしまう。という言い伝えがあるそうで
財布を贈るとその後自分の金運がなくなると信じられています。
だがしかし・・・・・
現代は女性へのブランド品の財布や腕時計は送ってOKという風潮があります。
靴だけは幾らブランドでも上記に記載した「邪」という意味の他にも2つに分かれる。
とも言われプレゼントとしては現代でもそぐわないものとして引き継がれています。

ちなみに贈ってはいけない色は?
白・黒は日本と同様葬儀の際使用されますのでお祝いには選ぶべきではないです。
他、数にも注意
中国では結構「数」にこだわります。
4は日本と同じく「死」を意味するので忌み嫌われますが
他の偶数はラッキーナンバーです。
特に8は好まれ、北京オリンピックの開会式を2008年8月8日8時8分にした事からも
中国の方には8という数字は縁起がいいものだという事が見て取れますね。
8=「発」と同じ発音という事から、発達や、発財を連想させ将来に繋がる広がり方を意味する事からお祝いの席や
縁起を担ぐような場面では特に「8」が用いられています。
今日は以上です。ありがとうございました。